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poetryに関するHashのブックマーク (2)

  • 青土社 ||文学/小説/詩:傾いた夜空の下で

    雨の降りはじめた音が耳をうつ 末路といえばすべて末路だ その〈詩人〉は実在しているのだろうか。インターネットにぽつぽつと流れてくる粒子のようなことばは、記憶と想像力をマテリアルに取り出してみせる。「ユリイカの新人」に選ばれ、毎日歌壇賞を受賞した、SNSでも注目されるいまもっとも新しい詩人の作品を集成。待望の第一詩集。全40篇。 【目次】 * 傘の下で人は 駄目にしてしまった人生 汗かと思った かいた遺書の数で 死んだ夏をホルマリンに 疲れると人は 季節が運んでくる滅亡の匂い だれも助からない季節 生きてゆくために 女の引き笑い * 白い道 街の風景 他人の舌 明るい町 階段 遠い潮騒 顔を上げて 倒れたままで 真空 夏の終りに 悪路の先へ 密室空間 種子 傷を開く 後からぼくは ぼくの死と等価であるような朝に いつか訪れる童話 錨 * 眠れなかったよるを 接続されていない時イヤホンは 俺に

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    Hash 2018/08/19
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  • 亡命者 / 岩倉文也|kasatohoutai

    ぼくは人生を 道とする比喩はとらない おお、口中が枯れる そして断崖 けれどぼくは あくまでここを立ち去ろうとする 矛盾であるか? 矛盾であれば ぼくを眠気から覚ましてくれ! どんな歴史にも従うものか どんなイメジにも 劣化し腐敗し崩壊する 精霊たちの馬鹿笑いが聞こえるではないか ぼくは進む 断じてここを去ろう その為ならいくらでも死んでやる からだが熱い 熱いぞ ああ ぼくは氷河を喰らいたい ぼくは孤高のペンギンとなって この時代の斜面を滑ってゆきたい どこまでも、そう どこまでも滑ってゆきたい 電燈が消える そしたら 闇のなかに一対の眼が光るだろう その眼はぼくのものだ ぼくの脚はもはや ぼくとは無関係 ぼくを置き去りにして すでに駆け出しているのだ どこへ行く! 窓ガラス割れ 浴室のドアが壊れる どっと溢れだしたこの息吹 そこには 残忍な希望が隠されているというのに だれも知らない

    亡命者 / 岩倉文也|kasatohoutai
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    Hash 2018/06/17
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