■[comic]よつばと!熟睡 19:38 どうして人は、幸せだと眠くなるんだろう? 楽しいことがたくさんあった日、アタシはいつもベッドの中で、睡魔と熾烈な戦いを繰りひろげる。せっかく楽しいことがあったのだから、眠るまえに楽しい出来事のアレコレを、じっくり反芻しておこう。……そう考えてベッドに入り、目をつぶって「反芻モード」のスイッチをONにしたハズなのに、いつだってアタシは反芻が終わるまえにあっけなく眠ってしまう。「ぬぅ、鉄は熱いうちに打て! 思い出は熱いうちに思いだせ!」と気合いをいれても、思いだしている途中で幸せになって、それで眠ってしまうのだ。全戦全敗、睡魔の勝ち。 『よつばと!』(あずまきよひこ / メディアワークス)を読むと、アタシはいつも、このことを考える。アタシは『よつばと!』が大好きだ。大好きで大好きで、このマンガを読むと毎回幸せになって、それで眠たくなってしまうのだ。
いやでもかっこいいよね。1-2塁間ぬけた後ホームベース踏んでカメラ指差しね。 ここだけの話、あれは私に「ことこ、みてたか?」ってやったんですよ。実はね。実は。 東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~ 作者: リリー・フランキー出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 2005/06/28メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 445回この商品を含むブログ (1391件) を見る号泣したのであります隊長。最後のほうの数十ページは泣けて泣けて泣けて泣けて鼻水も涙もダダ漏れでした。 が。 なんというか、これはずるい。泣ければ面白い本かと言ったら違う。いや、面白い本だったんだけれども。なんて言えばいいんだろうな。なにかどこかが腹立たしいのですよ。 まず第一に、私にはこの人の文章が読みづらかった。ぶっちゃけて、下手だと思った。長い1文の中で言っていることが変化している。あるひとつのエピソードを語
この本を読む前は、「梅田氏はなぜ(ブログではなく)本を出版するのだろう」と思っていたが、結局のところ、「今の時代になってもブログから情報を得ることをしない(できない)ような経営者、エスタブリッシュ層が日本にはたくさんいるので、その手の人たちに彼のメッセージを伝えるには古典的な書籍という手段に頼らざるをえない」という悲しい現実を良く知っている彼だからこそのアプローチなのであろう。 たとえば、今の世の中に、本というものがなく、すべての文字情報は、パソコンもしくはケータイからしか取得できなかったと考えてみる。そして、そこに、本という根本的に新しいメディアが登場したとする。 この新メディアは次のような特徴を持つ。 (1)本の中でも、とくに携帯性に優れた文庫や新書は、究極のモバイルメディアである。いつでもどこでも、読むことができる。しかも、PCどころか、G-SHOCKすらもはるかに凌駕する超絶的な耐
ここに「避難所生活」として書いたエントリー全てが、この本を読んで考えたことであり、広義の書評であるとも言えるが、最後に一般的な書評を書いてみたいと思う。 ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書) この本には、著者もあとがきで述べているように、シリコンバレー特有の気質である「オプティミズム(楽天主義)」が通底している。この楽観論を二種類に分けて読むことで、この本の意味が明確になると私は考える。 つまり、「本当の大変化」と著者が呼ぶひとつの革命について、「今は兆ししか見えないが、そういう革命が確かに起きている。確たる証拠は無いが勢いを買おう」という意味の楽観論と、「この革命は誰にとっても素晴しいものである。ネットによってみんながもっと幸せになれるだろう」という意味の楽観論が、この本の中にはある。前者は、形式的に言えば「認識論的楽観論」であり、それに対する反論の形で表せば「そん
包帯クラブ The Bandage Club (ちくまプリマー新書) 作者: 天童荒太出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/02/07メディア: 新書 クリック: 32回この商品を含むブログ (188件) を見る 天童荒太さん 教養新書で小説 http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20060215bk08.htm この本を見て誰もが思う疑問、なぜプリマー新書で新作をという問いにはこう答えている。 天童荒太さん 教養新書で小説 : 出版トピック : 本よみうり堂 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)「本に触れる機会の減っている若い読者には、値段の張る単行本は敷居が高い。気軽に聞けるリサイタルのような形で、物語を届けてみたかった」。その根っこには、「作品を通した読者とコミュニケーションが自分の仕事」という信念がある。 読んでいて「この本ずれてい
もう苛々刺イライラしながらを頁をめくった「下流社会」 これって、社会学を装ったエッセイなんだね。脱力。 まず、文章内で「日本」という呼称を使用するなといいたい。ここに書かれている内容は全部東京圏内の話に過ぎないではないか。地方はと言うと、まるで別世界のような扱いに過ぎない。 それから、統計学的有意性が認められないという事は、あとがきではなく、本文中にはっきり明記するべきだろう。 全く、現在の経済状況や社会状況には則さないぐたぐたのエッセイとするしかない。何でこんな本が売れているかというと、何でだろ?題名が良かっただけじゃないの?と思う。 しかし、羊頭狗肉という言葉があるようにこの本の題名は内容にふさわしくない。俺がふさわしいタイトルを考案したので、どれでもご自由にお使い下さい。お代もお礼も不要です。また、手元にある人はマジックで修正されてはいかがでしょうか。 下流社会@東京系 そろそろ下流
ひじょうにまっとうなファンタジー。三人組が、地底に住む小人族の王国で大活躍する。 三人組が、デング熱に冒されて苦しむ一篇。綿密な取材をベースに執筆されたことが伺える。 長らく読み続けてきたズッコケファンであれば、ラストの場面には涙腺が緩むだろう。単なる卒業式に終わらせない作者のサービス精神が充溢したシリーズ最終作。 読んでいてとてもおもしろいな、そして鋭いな、と思う指摘があったので、そこを少し抜き出してみたいと思う。 菊地 フィットネスみたいな。そうか、確かにね。甘みってことでいうと、50年代の名曲に「シュガー」ってのがあんのよ。「お砂糖は私のlifeに欠かせない」っていうわけね、失恋したら砂糖を舐める(笑)、プロムの女王に落ちたら砂糖を舐める、みたいなさ。砂糖を舐めればご機嫌、砂糖さえあれば大丈夫って歌詞なのよ。それが80年代に放送禁止になるわけ。要するにファット追放、白糖追放の流れの中
本をたくさん書く人はどんな風に本を書いているのかを知りたくて和田秀樹の本を3冊連続で読んでみた。もともと、嫌いではないし。で、予想どおりというか予想以上にというか、書いてあることは同じだった。『自分のことを「傷つきやすい」と感じている人へ』はちょっと毛色が違うから同じ度は低いが、『他人より稼ぐ仕事術』と『お金とツキが転がり込む習慣術』は、読み終わったいまとなってはどっちがどっちだったかあまり思い出せないほど似ていた。要するに、これからの時代は正解がない時代なんだから、いろいろやってみろと。人は悪い印象なんてあまり覚えていないものだから(これは『自分のことを〜』にも少しつながるネタ)、どんどんチャレンジしてうまくいったことだけ続ければ良いと。あと、お金を稼ぐということに対して罪悪感を抱くなと。なんかそんなような話だった。毛色が違う『自分のことを〜』に関しては、読者層もちょっと違って、たぶん女
最近要チェック人物リストに浮上してきた男、スナフキン。たまたま図書館で見かけたトーベ・ヤンソンの「ムーミン谷の彗星」を読んでみたら、俺の琴線がバリバリ震えました。あんまりビビッたんで特にカッコいいと思った彼のセリフを拾って語録にしてみました(過度にヒマ)。 ぼくは、あっちでくらしたり、こっちでくらしたりさ。今日はちょうどここにいただけで、明日はまたどこかへいくよ。テントでくらすって、いいものだぜ。きみたちは、どこかへ行くとちゅうかい? 自分できれいだと思うものは、なんでもぼくのものさ。その気になれば、世界中でもね。 そうだな。なんでも自分のものにして、もって帰ろうとすると、むずかしいものなんだよ。ぼくは、見るだけにしてるんだ。そして、たちさるときには、それを頭の中へしまっておくのさ。ぼくはそれで、かばんを持ち歩くよりも、ずっと楽しいね。 からだの色をかえるスノークと、うまれてはじめてであっ
最近更新してないけどまあ元気です。カフェの手伝いしたりしてる。そのうち店番してるときに誰か遊びにきてください。ここで知らせるので。 しかし6月はじめくらいから調子は悪いです。何かを楽しむということがよくわからなくなっていてリラックスもできていない。眠りは浅くて夢ばかり見る。断食してからしばらくは肉の代わりに厚揚げと豆腐を食べるようなコンディションだったのだけど、最近また肉とかチョコとかアイスとかケーキとかの誘惑に負けがち(うーん、また断食するべき?)。 毎年この時期は調子悪くなるんだけど、なんでなのか。暑くなってきたので充分に眠れなくなってて、眠りが浅いせいで精神状態が悪いのか、というのがひとつの仮説。クーラーをかけて冬布団をかぶって寝たりしたら好転せんか。 告白 作者: 町田康出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2005/03/25メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 191
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