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ブックマーク / amamako.hateblo.jp (7)

  • 「批評」としての『ジブリと宮崎駿の2399日』 - あままこのブログ

    『プロフェッショナル 仕事の流儀 ジブリと宮崎駿の2399日』を見ました。 www.nhk-ondemand.jp インターネット上では「宮崎駿の高畑勲への激重感情が面白い」という肯定的評価もあれば、「ドキュメンタリーの作り手が解釈を押し付けている感じがして好きじゃない」という否定的な評価もさまざまありますが、僕はこの「作品」を、それが事実を切り取ったものであるかをおいておいて、「作品」として、面白く見ました。 そもそも「ドキュメンタリーは事実をありのままに描くものである」という思い込み自体がナンセンスなんであって、カメラを向けるという作為がある限り、どんなドキュメンタリーも、そのドキュメンタリーを作る監督の恣意性からは逃れ得ないわけです。「監督こそがどのように物語を構成するか最終的に決める」という点では、フィクションもノンフィクションも特に変わらない。ただ、ノンフィクションの場合は、そこ

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    Hi-Fi 2023/12/21
  • セカイは果たして開かれたのか閉じられたのか―『すずめの戸締まり』考察 - あままこのブログ

    というわけで、『すずめの戸締まり』2回目鑑賞してきました。 すずめの戸締まり UNIVERSAL MUSIC LLCAmazonamamako.hateblo.jp 公開日当日に『すすめの戸締まり』を見た感想は↑だったんですが、それから様々な考察を読んで、その考察の視点を取り入れながら映画を見てみると、1回目見たときとは大分違う感想を抱くようになりました。 そこでこの記事では、『すすめの戸締まり』についての人々の考察・レビュー記事を参照した上で、もう一度『すずめの戸締まり』という作品について考えていきたいと思います。 賛否両論分かれる『すずめの戸締まり』感想 公開から既に半月経つ中で、すずめの戸締まりについては様々な感想・考察記事が記されました。 作品を評価する肯定的な記事が、↓のように書かれる一方で 生きるって当はこういうことだ──『すずめの戸締り』雑感 - シロクマの屑籠 「すずめの

    セカイは果たして開かれたのか閉じられたのか―『すずめの戸締まり』考察 - あままこのブログ
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    Hi-Fi 2022/11/28
    要石=制御棒の見立てに関して閉じ師は古来からの職業とされているし原発は皇居近くにはないし無理があるかと。
  • 「物語」から疎外されるものについて(「ルックバック」の感想のような、そうでないような) - あままこのブログ

    ルックバック - 藤本タツキ | 少年ジャンプ+ 話題になっていますね、「ルックバック」 blog.hatenablog.com www.j-cast.com 僕も無料ということで読んでみたんですが、「まあ、良いとは思うけど、そこまで絶賛されるものか?」という感じの感想でした。 ただ一方で、下記のような批判もなんか違うように感じるんですね。 anond.hatelabo.jp 統合失調症患者として、マンガ「ルックバック」に抗議します。何の説明もなく、精神障害者が殺人を犯すシーンを書くことは、まちがいなく、統合失調症患者への偏見を助長します。— 障害者雇用の働き方 (@YANA1952) 2021年7月19日 名指しで批判されている。↓は今朝書いたが、他人のツイートに触発されてのことであり、自分の認識がぬるいと言わざるをえない。物語の必然に従ってあのような犯人像が選ばれたのか、作品の価値判断

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    Hi-Fi 2021/07/20
  • おじさんになっても常に「価値観のアップデート」をし続けなきゃいけない社会って、やっぱりキツいのでは - あままこのブログ

    b.hatena.ne.jp なんか結構燃え上がってるようで。 呼称問題というのは以前から結構ジェンダー界隈では話題になっていた問題であって、過去にはこんな記事もあったりします。 news.yahoo.co.jp 僕は、基的には、家父長制を前提にした「ご主人」とか「嫁」みたいな言葉は、単純に「それを不快に思う人も居るんだから」という理由から使わないようにすべきで、特に人と接することが業務の一部である仕事については、それこそ↓のデパートなどのように、会社側が「そういう呼称は好ましくないです」と指導すべきだと思います。 話は盛大にズレていくんだが私のいた某百貨店だと、お客様の発言からそれとはっきり分かるまでは連れの異性を「ご主人様」「奥様」「お嬢様」等と属性で呼ぶな、と言われていた。娘のようなのような上司、旦那のような愛人、息子のような部下、何もかも有り得るから、と。— 九曜 (@na

    おじさんになっても常に「価値観のアップデート」をし続けなきゃいけない社会って、やっぱりキツいのでは - あままこのブログ
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    Hi-Fi 2021/01/01
  • シーライオニングから考える「保守のフェミニズム」 - あままこのブログ

    「シーライオニング」という言葉がSNS上で話題になっています。どういう意味かというと、「自分の意見に反対する側を質問攻めにすることで、相手に嫌がらせしようとする行為」と、一般には捉えられているみたいです*1。 ところが、この「シーライオニング」という言葉、あるWeb漫画が元ネタの言葉だそうなんですが、そのWeb漫画を見ると、どうも上記に挙げられたような用法には必ずしも還元されない、複雑な含意があるように思えてならないんですね。 Sealioning (シーライオニング)という単語が誕生するきっかけとなった漫画を訳してみました。 シーライオニングとは:当は理解する気がさらさらないのに『理解したいので教えてください。』と丁寧な姿勢を示しつつ不誠実な質問を繰り返して相手に時間を無駄にさせて、疲弊させるハラスメント。 pic.twitter.com/qRqk7gkzgc— あんな (@annaP

    シーライオニングから考える「保守のフェミニズム」 - あままこのブログ
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    Hi-Fi 2020/11/09
  • オタクとフェミニズム、なんでこんなに仲が悪くなっちゃったの? - あままこのブログ

    なんかまた最近、女の子を描いた絵が過度に性的とかそういうはなしで、Twitterの方で炎上があった模様です。 www.asahi.com www.itmedia.co.jp こういう話題については、このブログでも何度か取り上げてきました。 amamako.hateblo.jp amamako.hateblo.jp amamako.hateblo.jp なので、こういう問題に対しての僕の原則的立場とかは、上記の記事を読んでいただければと思います。 ただ、こういう炎上をいっぱい見てきて、僕には一つ思うことがあるのです。 それは、「オタクフェミニズム、なんでこんなに仲が悪くなっちゃったの?」ということです。 かつて、オタクフェミニズムが結構仲がいい時代があった……少なくとも、僕の認識では こういうことを言うと、多くの人はきっとこう思うでしょう。「オタクフェミニズムってもともと仲悪かったんじ

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    Hi-Fi 2020/11/08
  • この世界の片隅に・太極旗論争のまとめ - あままこのブログ

    結構気になる論争なのでまとめてみました。 この世界の片隅に : 下 (アクションコミックス) 作者: こうの史代出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2012/09/07メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るこの世界の片隅に 劇場アニメ公式ガイドブック 作者: 『この世界の片隅に』製作委員会,.出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2016/10/26メディア: 単行(ソフトカバー)この商品を含むブログ (12件) を見る この記事で取り扱う「この世界の片隅に・太極旗論争」とは 『この世界の片隅に』というマンガ、及びそのマンガを元にしたアニメ映画の終盤において描かれた、終戦後の呉市で掲げられた太極旗と、それを目にした時の主人公すずの言葉をどのように解釈するかを巡った論争。 その場面を描くにあたって、原作マンガと、それを元にしたアニメ映画の間での言葉の違いについて、なぜそこの言葉

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    Hi-Fi 2016/12/20
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