『プロフェッショナル 仕事の流儀 ジブリと宮崎駿の2399日』を見ました。 www.nhk-ondemand.jp インターネット上では「宮崎駿の高畑勲への激重感情が面白い」という肯定的評価もあれば、「ドキュメンタリーの作り手が解釈を押し付けている感じがして好きじゃない」という否定的な評価もさまざまありますが、僕はこの「作品」を、それが事実を切り取ったものであるかをおいておいて、「作品」として、面白く見ました。 そもそも「ドキュメンタリーは事実をありのままに描くものである」という思い込み自体がナンセンスなんであって、カメラを向けるという作為がある限り、どんなドキュメンタリーも、そのドキュメンタリーを作る監督の恣意性からは逃れ得ないわけです。「監督こそがどのように物語を構成するか最終的に決める」という点では、フィクションもノンフィクションも特に変わらない。ただ、ノンフィクションの場合は、そこ
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