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ブックマーク / qushanxin.hatenadiary.org (2)

  • 死の大切さ - 狂童日報

    子供をめぐる殺人事件の報道で「命の大切さを・・・」を云々する人が依然として多い。 しかしこれが間違いであることは、皆はもうわかっているはずである。このことは、かつてオウム事件でわれわれは既に学習したはずではなかっただろうか。サリンの実行犯は「命の大切さ」をこれ以上ないくらい真面目に考えていた医者だったという深刻な事実を、どうして誰も忘却してしまったのだろうか。長崎で同級生を殺したという事件や、マンションから子供を突き落としたという事件の犯人も、真摯に「命の大切さ」を語っていたことがわかっている。最近も少年が自分の家族を放火で殺すという事件が起きたが、これも医者の息子だったというのが示唆的である。 むしろ常識的に言っても、「命を大切に」という観念が強まると、「命」を脅かすと思われるような相手に対する寛容さがなくなり、「そういう奴は殺しちまえ!」という感情が正当化されやすい。またある者が社会へ

    死の大切さ - 狂童日報
  • 狂童日報 - 三つの格差社会

    格差社会には三つのタイプがある。かなり単純化しているので、あくまで「図式」として読んでもらいたい。 (1)ヨーロッパ型 格差社会というよりは「階級社会」である。高学歴高収入というポジションを享受するのは、一部の選ばれたエリートとあらかじめ決まっている。こうした階層化は10代後半までにすでに決定され、大学進学率もあまり高くない。その一方で、低収入低学歴の人々は、それほど一生懸命働くわけでもない。つまり社会的な地位も収入も高いが、仕事がハードで担う社会的責任も高い少数のエリート国民と、あまり地位も収入も高くないが忙しく働いわけでもない多数の一般国民に二分される。失業率は高い一方で「就業」のモチベーションも低く、失業自体は深刻な社会問題ではない。階層が世代間で継承される率も比較的高く、経済競争はエリートの「上層」が担うべきものと考えられていて、一般国民の上昇志向はあまり高くない。 (2)アメリカ

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