高級公用車を購入した石井・富山県知事の釈明に対し、森雅志・富山市長が記者会見で「バカなことをいうセンスが理解できない」などと批判したことが、波紋を広げている。 県と県庁所在地の行政トップの2人の関係を巡っては「もともと冷めていた」との声もあるが、今回の市長発言は「県の政策に不満を抱えていた」「市長が(2012年の)知事選を意識している」などと憶測も呼んでいる。 石井知事は5日の定例記者会見で、森市長からの批判に「いろんなご意見もあるけど、温かい励ましの声をいただいて、理解くださる方もすごく多いのかな」とやんわり反論。「民主主義社会だから言論の自由もある」とおうように構えて見せた。 発端は、県が9月末、新しい知事公用車レクサスハイブリッド(1490万円)を購入したこと。石井知事は先月26日の記者会見で「動く知事室」と表現。旧公用車との約300万円の差額について「年19万円くらいガソリン代が安