〈問い〉 最近、「ワークライフバランス」という言葉をよく聞きます。政府や財界もいいだしているようですが?(東京・一読者) 〈答え〉 ワークライフバランス(WLB)は、仕事と生活の調和と訳されています。WLBは、欧米で1980年代に始まった取り組みで、仕事と生活を両立させて、人間らしく生きたいという労働者の願いや要求が込められています。男女を対象にした保育や介護と仕事の両立支援策がとられている北欧諸国、育児・子育てのための生活保障施策が充実しているフランスなどヨーロッパ各国で、WLBの施策が積極的に取り組まれています。 日本でも最近、政府や財界が盛んにWLBを口にするようになっています。政府は昨年12月、「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」と「仕事と生活の調和推進のための行動指針」をまとめました。しかし、政府や財界のWLB論は、労働者の願いや要求にこたえるものではありません。
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