神戸市で100歳以上の高齢者105人が所在不明になっていた問題で、市は16日、調査結果を発表した。16人の死亡を確認した一方で、健在と判明した人はいなかった。調査内容をもとに市は同日、国内最高齢を超える「125歳」の東灘区の女性ら数人の住民登録を抹消(職権消除)。今週中に、死亡者を含めて居住実態のない計73人の登録を抹消する。 調査結果によると、105人の内訳は、健在0人▽死亡を確認16人▽登録地に住居がない20人▽住居はあるが、居住していない37人▽戸籍が古く確認できない32人。 生きていれば、国内最高齢(114歳)以上になる18人のうち、灘区の「118歳」の男性の死亡を確認した。そのほかは、住居がない4人▽住居があるが住んでいない5人▽確認作業がさらに必要8人−という。 死亡が判明した16人のうち、死亡時期が最も古いのは兵庫区の女性で、昭和30年に死亡。ほかに昭和40年代の死亡者が8人