自殺しようと線路に飛び込み電車を止めたとして、浦和署は11日、川口市芝、無職、荒川修一郎容疑者(62)を威力業務妨害容疑で逮捕した。「仕事がなく借金もあり死のうと思った。電車を止めてしまったので逃げた」と供述しているという。 逮捕容疑は、11日午前7時50分ごろ、さいたま市南区のJR南浦和駅のホームから線路に飛び降り、ホームに入ってきた大宮発蒲田駅行き普通電車(10両)を停止させ、電車運行の業務を妨害したとしている。 浦和署によると、荒川容疑者は電車が到着する直前、線路に飛び降りうずくまったが、電車が迫るとうつぶせに伏せたため、体の上を通ったが衝突を免れたという。荒川容疑者はほぼ無傷で逃走。同日朝に家出したことを心配して探していた別居の兄(71)が、駅で警察官に「弟かもしれない」と話したことから、荒川容疑者が浮上した。 この事件で、南北計6本が運休、計11本が最大で約1時間遅れ、約1万17