日本雑誌協会は8日、インターネット上で雑誌を有料で閲覧できる会員制サービス「コルシカ」を7日にスタートさせたエニグモ(東京都渋谷区=須田将啓、田中禎人共同社長)に対し、著作権侵害にあたるとして、サービスの中止を求めた。 「コルシカ」は、週刊誌や月刊誌をホームページ上で会員に紹介。書店と同じ料金を払うと、全文をパソコン画面上で読める。 雑誌協会は「出版社や著作権者に許諾なしにスキャンして、全文を閲覧できるのは著作権侵害だ」と話している。エニグモ側は「雑誌を購入した会員だけが閲覧でき、保存も印刷もできない。個人が私的利用する場合のスキャンは著作権上認められている」と反論している。