ブッシュ政権は、かつての湾岸戦争やユーゴ侵略戦争で使用した劣化ウラン兵器を、今回のイラク侵略戦争でも大量に使用した。それは使用時のみならず、その後もきわめて長期間にわたって放射能汚染を広げ、多数の民衆の命と健康を奪い続けることになる。以下は、四月五日に開かれたアジア連帯講座の公開講座で、劣化ウラン研究会の山崎久隆さんが行った講演をまとめたもの。 イラク戦争で何が起きたか 劣化ウランの話に移る前に、僕自身戦争の経験はないし、戦争を経験すること自体は不幸なことだが、ただ戦争の経験がなかったということで、ある意味で、ピンポイント爆撃だとか、精密誘導爆弾であるとか、あたかも民間人にほとんど犠牲がないかのようなプロパガンダが信用されてしまう、そんな戦争があり得るのかという錯覚を皆おぼえてしまうのではないかという懸念を持っている。 「ピンポイント爆撃」とは何か 九一年の時には、米軍は一つの建物をピンポ
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