アムネスティ・インターナショナルは日本軍性奴隷制(いわゆる「慰安婦」制度)のサバイバーに関する決議を、欧州議会が2007年12月13日に採択(決議B60525/2007)したことを歓迎する。明らかな過半数の賛成で可決されたこの決議は、第2次世界大戦前および大戦中の日本軍性奴隷制のサバイバーへの謝罪について、具体的措置を取るよう日本当局に求める国際世論を後押しするものである。 この決議は、日本政府に対し「旧日本帝国軍が若い女性に対して性奴隷となるよう強制したことを公式に認め謝罪すること、そして歴史的かつ法的な責任を明確かつ明瞭に認めること」、また「『慰安婦』制度のすべてのサバイバーと亡くなった犠牲者の遺族への賠償を行う実効的な行政措置を取ること」を求めている。 今回の決議は、日本軍性奴隷制のサバイバーのための正義を求めるという、全世界的に高まっている要求に加わるものである。2007年6月、米