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ブックマーク / ukmedia.exblog.jp (13)

  • 英タイムズ、サンデー・タイムズの有料化 その後 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    タイムズとサンデー・タイムズのサイト閲読が有料化になって、今、購読者(ネットオンリー)はどれぐらいいるのか?憶測ばかりが出ていて、タイムズ側からの公式な数字が出ていないので正確なところは分からないが、とりあえず、8月中旬時点の状況をドイツとフランスの状況も入れて、「新聞協会報」(8月24日付)に書いた。以下はそれに若干補足したものである。 タイムズのサイト有料化のポイントは、「購読者数やアクセスが減っても、それ自体は織り込み済み」ということであろう。 **** 英高級紙タイムズとその日曜版サンデー・タイムズが今年6月、それまで無料だった電子版の閲読に有料制を導入した。最初の1か月は無料テスト期間で、実質的な課金制導入は7月上旬だった。米調査会社によればタイムズの電子版訪問者は導入以前と比較してほぼ半減した。欧州ではすでに複数の大手紙が電子版閲読を有料化している。 タイムズ、サンデー・タイム

    英タイムズ、サンデー・タイムズの有料化 その後 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
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    I11 2010/08/28
    タイムズ閲読料金は1日1£(約133円)電子版がアーカイブも含め閲読可。1週間2£。紙媒体の定期購読者は無料で閲読可。この料金で日本の全国紙の倍のクォリティの記事を読めるなら安いかな。Mediaparにも注目。
  • 朝日「Journalism」にBBCの現状と将来 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    朝日新聞出版から出ている「Journalism」の最新号(8月号)に、方向転換を求められる英国「放送の巨人」BBC――と題する原稿を書いています。もしどこかでご覧になったらお手にとって下さると、幸いです。 http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=11824 8月号の特集は記者会見というテーマ。民主党政権発足からだいぶ経ち、良いタイミングであろう。津田大介さんによるネット時代のジャーナリスト介在の意義や、ジャーナリスト、江川紹子さんの検察会見の様子など、読み応えがある。外国人記者の視点も欠かせない・・ということで、英インディペンデント紙の特派員、デービッド・マクニール氏の寄稿も。伊ベルルスコーニ政権下のメディアの現状の記事もある。 日の記者会見公開問題、記者クラブに関しては、私もいろいろな感想を持っているのだが、ある意味、思いがた

    朝日「Journalism」にBBCの現状と将来 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
  • 英国で始まったネット有料化の大実験:「週刊東洋経済」より | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    28日に発売された、週刊「東洋経済」のメディア特集で、タイムズのサイト有料化の話とエコノミストのデジタル戦略の話を書いた。ブログなどでの掲載承諾を得たので、補足したもの(特に最後の「ネットのみの可能性も?」の部分)を以下に出したいと思う(見出しなど、若干変えてあります)。 「東洋経済」目次 http://www.toyokeizai.net/shop/magazine/toyo/detail/BI/04096f9c9cd2790d9accb3ea894dcbba/ 目次を追っていくと、今回の特集「メディア覇権戦争」には、電子書籍の話や書店の将来、「グーグル秘話」を書いた著者のインタビューなどが載っているようだ。日から雑誌が届くまでにはあと数日かかると思うが、拝読を楽しみにしている。 *** 英国で始まったネット有料化の大実験 7月、英国の新聞界の今後を占う、イチかバチかの賭けが始まる。エ

    英国で始まったネット有料化の大実験:「週刊東洋経済」より | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
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    I11 2010/07/01
    ニュース無料時代終了のはじまり。
  • 英ブロガー、NightJackが実名報道でブログ断念 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    ブロガーのプライバシーはどこまで守られるのだろうか?16日、今後の英ブログ界の一つの規範になってしまいそうな判決が出た。 ランカシャー州の警官、リチャード・ホートンさん(45歳)――もう報道されてしまっているのだから、ここは実名でーーは、NightJackという名前で、自分の仕事に関わるエピソードなどをブログに書いてきた。約50万人の固定読者がいたという。今年4月には、優れた政治の著作に送られる「オーウェル・プライズ」という賞を受賞したぐらいで、大変人気があり、かつ内容も優れているというお墨付きがついていたといってよいだろう。 http://en.wikipedia.org/wiki/Orwell_Prize ところが、タイムズ紙の記者がホートンさんの個人名をブログの内容から割り出し、これを紙面で報道しようとした。報道を止めるため、ホートンさんは出版社に報道停止令を出すように依頼したが、裁

    英ブロガー、NightJackが実名報道でブログ断念 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
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    I11 2009/06/18
    裁判所が実名暴露報道を合法と判断。判断は妥当だと思うが、ハンドルネームで活動していて安心だと思っている人はネット活動を見直すべき時かもしれない。
  • 2008年 パキスタンと日本の二極化 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    夜中の12時を回る少し前から、花火を打ち上げる音が近所で響く。12時には一斉にその数が増した。クリスマスは家族で過ごし、12月31日は友人や恋人と一緒に過ごすという人が多いようだ。 年末から気になっていることが2つある。パキスタンで元首相だったブット氏が暗殺された。パキスタンの歴史に関しては、ALL ABOUTのサイトが非常に分かりやすい。 http://allabout.co.jp/career/politicsabc/closeup/CU20071129A/index.htm パキスタンは1947年英国の植民地の地位から独立したが、隣国インドと比べても民主化が遅いという見方が英国内でも一致している。今回の暗殺事件関連の記事を読むと、インドの識字率は65%でパキスタンは45%ほどと低く、しかもさらに低下傾向にあると言う。 英国内で「パキ」(パキスタン人)と相手を呼べば、一種の侮蔑表現にも

    2008年 パキスタンと日本の二極化 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
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    I11 2008/01/02
    良エントリー。『世界』1月号http://z.la/yum9c 後藤道夫教授は8年前にワーキングプアの出現を予言し言葉の普及に貢献した注目すべき研究者http://z.la/p99e9 http://q.hatena.ne.jp/1175349805#a700969
  • 欧州議会慰安婦決議 中心となった議員に聞く | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    英国や欧州のメディア事情、政治・経済・社会の記事を書いています。新刊「英国公文書の世界史 一次資料の宝石箱」(中公新書ラクレ)には面白エピソードが一杯です。のフェイスブック・ページは:https://www.facebook.com/eikokukobunsho/ by polimediauk

    欧州議会慰安婦決議 中心となった議員に聞く | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
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    I11 2007/12/27
    「欧州議会に関する限り、中国系パワーの関与ということではなさそうだ。あくまで人権がらみの文脈での採択、と」
  • BBC政治記者と政治家の関係 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    5日、BBCの政治記者(政治部長とでも訳せばいいのだろうか、ポリティカル・エディターと言うタイトル)ニック・ロビンソン記者がロンドン市内で元ベテランBBC記者からの質問に答える、という集まりがあった。 ロビンソン氏は、元々、制作側にいて、BBCの著名ドキュメンタリー枠「パノラマ」などで勤務した。BBCニューズ24の政治記者となり、民放ITVの政治部長となった後、ライバル局だが古巣のBBCの政治部長に抜擢された。大きなメガネをかけて、おそらく、最初に彼の顔を見た人は、「変だなあ!」と思うのではないか。私もメガネがでかすぎると奇妙に思ったものだった。 いくつかの一問一答から。 ―夜のニュースなどで、政治記者は何故官邸のドアの前に立ってレポートするのか?官邸内で何かが起きているわけでもないのに、だ。政治記者といえば、議会のロビーに立って、議員たちを捕まえて取材する、情報を取るのが普通だったが。

    BBC政治記者と政治家の関係 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
  • 「世界の報道の自由は後退している」UNESCOイベント | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    (写真はロシアのデモス・センターのタチアナ・ロクシナさん、写真提供UNESCO) UNESCO「世界報道の自由の日」の集まりが、3日、ロンドンでいくつかあった。午前中開催されたのは、UESCO英国支部の主催の「世界の報道の自由は後退しているか?」というテーマのイベントだった。参加者はメディア関係者や一般市民、学生など。ロシアからのゲスト、英政治ブロガー、他メディアコメンテーターが、「後退している」、「後退していない」の2つの側に分かれてディベートを行なった。 2006年は殺害されたジャーナリストの数がこれまでにないほど増加しており、「最も血なまぐさい年」とも言われているそうだ。 パネリストの一人がロシアの人権関係のジャーナリストでデモス・センターhttp://www.demos-center.ru/projects/649C35 というシンクタンクの代表でもあるタチアナ・ロクシナさん。チェ

    「世界の報道の自由は後退している」UNESCOイベント | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
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    I11 2007/05/13
    「ロシアでは、独立プレスというのは殆どない」「ロシアの人が情報を得るのはテレビ。テレビは国家がコントロールしている」「プーチンはチェチェン問題を皮切りに報道の自由を殺したのだ」
  • 「新聞は瀕死状態か?」 英、仏、米の試み | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    ー「ネットで読むだけでもいい」 ロンドンの外国プレス協会で、24日、「新聞は瀕死状態か?」というタイトルのディスカッションがあった。パネリストとして参加したのは英テレグラフ紙のウイリアム・ルイス編集長、米インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙(部パリ)の記者エリック・ファナー氏、インドのタイムズ紙のロンドン支局長ラシミー・ロシャンラル氏、フランスの経済日刊紙ラ・トリビューンのアンドレア・モラウスキー氏。何故かヘラルド・トリビューンの記者のみがやや自信なげでそれほどおもしろいコメントがなかったのだが、最後までテレグラフ紙ルイス編集長への質問が絶えず、熱狂の雰囲気の中でイベントは終わった。 まず、ルイス編集長(37歳)は元ファイナンシャルタイムズの記者で、サンデータイムズにいた後、テレグラフに来たのは2005年。編集長になったのは昨年の秋から。印象記になるが、英国の上流階級のようなアク

    「新聞は瀕死状態か?」 英、仏、米の試み | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
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    I11 2007/05/02
    新聞とジャーナリズム、媒体と思想の違いを区別して議論する必要がありそうだ。
  • ローマ法王発言の波紋 TODAY放送分から | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    前回、言葉が足りないように感じたので、BBCラジオのTODAYの中の会話の大枠を再現してみたい。(9月16日放送分。来週の月曜日の朝6時前までは、おそらく16日付分が聞けると思う。放送開始後1:35分頃より。http://www.bbc.co.uk/radio4/progs/listenagain.shtml) オックスフォード大学の教授タリク・ラマダン氏とウエールズ・カーディフ大司教ピーター・スミス氏がゲストだった。 ―スピーチに怒りを感じているか? ラマダン氏:怒りを感じない。全体の文脈の中で考えるべきだ。最善の言葉ではない、と思った。14世紀の言葉を引用している。こんなことをする正しいときではないし、正しいやり方ではない。私たちは落ち着いて、合理的にこの問題を考えるべきだ。法王はジハードなどの問題を問いかけている。もっと重要なことにはイスラム教の合理性と欧州の伝統に関して話している。

    ローマ法王発言の波紋 TODAY放送分から | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
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    I11 2006/09/17
    BBCラジオのTODAYの中の会話の大枠を再現。オックスフォード大学のタリク・ラマダン教授とピーター・スミス大司教がゲスト。
  • テロを考えるー3 元CIAエージェントの話 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    今日は一日中、ブレアーブラウンの話しでこちらはではもちきりだった。 ブラウン氏が首相になったら、どうなるのか?という話がちらほら出てきている。 5日、元CIAエージェントのロバート・ベアという人の話を聞く機会があった。 9月11日と18日、彼がナレーターとなって作った、チャンネル4から放映される、「自爆テロのカルトII」という番組を紹介するのが目的の集まりだった。 番組は、英国の最初の自爆テロ犯の話から始まる。2人の男性は、イスラエルに行って、自爆テロを起こそうとする。一人は失敗し、逃げるが、海で死体となって浮いているところが後で発見された。 番組は、2人が何故テロに走ったのかを丹念に追っていた。また、昨年のロンドンテロの自爆犯4人の生活の様子も、丁寧に追っていた。 ベア氏は、米映画「シリアナ」の主人公(ジョージ・クルーニーが演じた)のモデルなった人、と言われる。白っぽい、こなれた感じのジ

    テロを考えるー3 元CIAエージェントの話 | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
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    I11 2006/09/11
    元CIAエージェントのロバート・ベアへのインタビューの情報。「2日ぐらいで、スーパーなどで買った材料で、7・7テロの爆弾はできる」らしい。
  • BBCのHave Your Say のルール | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    ニュースのウエブサイトで、ユーザーからのコメントをどう扱うか、なのだが、今BBCのウエブを開くと、例えば、テロとイラク戦争の関連に関して、ユーザーから意見を募っている。 3日にBBC2でイラク戦争が若者を過激化し、テロに結びつかせているのかどうかを検証する番組が放映されることにちなんで、ということだ。 9月11日が近づいているし、今日も英国内の数箇所では、テロ関連で数人が逮捕されている。「テロを考える」が、しばらくメディアのトピックとなりそうだ。 予定されている番組に関する意見募集の頁Have Your Say 行ってみると、http://newsforums.bbc.co.uk/nol/thread.jspa?threadID=3581&&&edition=1&ttl=20060902180357 すでにいろいろな意見が出ているが、最近、コメントを残す仕組みが刷新されたようだ。 例えば、

    BBCのHave Your Say のルール | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
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    I11 2006/09/03
    BBCのウエブのコメント受付方法について。BBCの承認により公開。
  • 写真の修正はどこまで可能か? | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ

    ロイター通信社に写真を出していたアドナン・ハッジAdnan Hajj氏がベイルート市内での爆撃の様子を写真に撮り(右がオリジナル)、左のように、建物から出る煙をやや強調したのである。 ガーディアンの記事によると、「画像から埃をとるために」ハッジ氏が作業を進めたのだという。 私は、二つ並べたものを見たとき、明らかに違いが分かるので、これはひどい、何と言うことをしたのだろう、と思ったのだが、考えてみると、一体、報道写真の場合、どこまで修正が許されるだろうか? デジタル作業が進展し、特別な技術を必要としなくても、簡単に撮った写真にかなりの手を加えることができるようになった。 実際、自分が撮った写真を新聞用に使う場合、暗く撮れた写真や、ややぼやけた写真などは、フィルムに後ろから光を与える方法でやや明るくしたり、あるいは鮮明さを増すために、よりシャープにする、という作業はよくしていた。シロをクロにす

    写真の修正はどこまで可能か? | 小林恭子の英国メディア・ウオッチ
    I11
    I11 2006/08/28
    一目でわかる修正はあまりない。さんざん流出してみんなのイメージがかたまったころに後で修正が発見されることもある。そういう時に固まってしまったイメージを元に戻すことは難しい。
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