政府が、東アフリカ・ソマリア沖の「海賊対処」を理由に、隣国ジブチに建設中の自衛隊の「新活動拠点」の具体的内容が明らかになりました。政府が2日に閣議決定した日本共産党の赤嶺政賢衆院議員の質問主意書に対する答弁書で示されたもの。「新活動拠点」は、海外で初めて自衛隊の大規模な軍事施設をつくるもので、憲法をじゅうりんする内容です。 自衛隊は昨年6月、P3C対潜哨戒機部隊(150人)をジブチに派遣。同2機が、海自護衛艦2隻とともにアデン湾で活動しています。現在、ジブチ国際空港隣の米軍基地を拠点にしていますが、政府と賃貸契約を結び、今年7月以降、空港北西地区に「新活動拠点」を建設しています。 答弁書によると、東京ドームの2倍以上ある12ヘクタールの敷地に、47億円を投じて宿舎、格納庫、事務所など24棟を建設し、航空機3機が収容できる駐機場も整備。完成予定は2011年3月末で、新施設運営のため新たに30