映画『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』 @heavy_trip_jp 『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』 フィンランド映画史上最大の巨費を投じ世界中の映画祭を大号泣と大爆笑で席巻した話題のメタルコメディムービーが遂に日本上陸!12/27(金)よりシネマート新宿&心斎橋にてロードショー! 後悔するなら、クソを漏らせ! heavy-trip-movie.com pic.twitter.com/a7fla6MOZc
4月1日に全国公開予定の「ハードコア」はこれまでの映画にはない、全編一人称視点で描かれた映画の常識を覆す挑戦的な作品である。観客は全員サイボーグとして蘇った主人公ヘンリーとなって、サイキック能力を持つ悪人エイカンから愛する恋人エステルを救い出すというストーリーである。道中にはエイカンの傭兵たちがヘンリーにありとあらゆる手段を使って襲い掛かってくるのだが、サイボーグとして強化されたヘンリーは近接格闘術や銃撃を駆使して無双していくのだ。全編一人称視点で描かれていることから観客はまさにFPSのゲームを遊んでいるかのような感覚に陥るので、3D映画や4DX以上の没入感を得ることになるだろう。 作品を撮ったイリヤ・ナイシュラー監督は1983年ロシア・モスクワの出身で映像作家の他にモスクワのパンクバンド「Biting Elbows(バイティング・エルボーズ)」のフロントマンとして活躍している。そんな「バ
革命的一人称視点映画『ハードコア』のイリヤ・ナイシュラー監督にインタビュー:「映画史上誰も実現していないことがいくつかある作品だと思う」2017.03.30 21:0414,200 全編がFPSゲームかのように一人称視点で撮影された、まったく新しいライド型アクション映画『ハードコア』。 本作はメディアアーティストの落合陽一さんが「これはもう映画じゃない、バーチャルリアリティだ。一人称視点で描かれる浮遊感・血生臭さ・焦燥感・そして映像酔い・映画史に残る先端の試みを噛み締め、全てを愉しむしかない!」と表現していることからもわかるように、斬新な映画体験が魅力の映画です。 そこで今回は『ハードコア』を手がけたロシア出身の新進気鋭、イリヤ・ナイシュラー監督に、製作の裏側、そして日々近づき続けているゲームと映画の表現の未来などについて、お話を伺いました。 『メタルギアソリッド』シリーズでおなじみのゲー
1987年に、35歳という若さで亡くなった著名なベーシストのジャコ・パストリアスを捉えたドキュメンタリー。グループ「ウェザー・リポート」やソロでの活動の軌跡、唯一無二の音楽性とその背景などに、貴重な映像や関係者のインタビューを通して迫る。監督は『BACKSTREET BOYS:SHOW ‘EM WHAT YOU’RE MADE OF』のスティーヴン・キジャックと、短編作を手掛けてきたポール・マルシャン。圧倒的なジャコのサウンド、インタビューに登場するアーティストの豪華な顔ぶれが見どころ。 http://www.cinematoday.jp/movie/T0021498/ 配給: パルコ http://jaco-movie.jp/ (C) 2015 SLANG EAST / WEST LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2016年7月末に公開されるや否や、ネット上の口コミを中心に爆発的な人気を博している映画『シン・ゴジラ』。既にプロアマ問わずに様々な方が各自の得意分野に引きつけて熱量高く語っていることからも、この作品が単なる「怪獣映画」というジャンルに留まらないものとして受容されていることが窺い知れる。 今回は、筆者が専門とするクラシック音楽や現代音楽の分野からシン・ゴジラを観たとき、劇中で流れる鷺巣詩郎(1957- )と――ゴジラ音楽のオーソリティーである――故 伊福部昭(1914-2006)の音楽をもとに、どのような情報が読み取れるのかを探っていきたい。 前半は基本的にネタバレなしだが後半に一部ネタバレを含むので、鑑賞前の方はその点ご容赦のほどを(ネタバレ部分の前には注意書き有り)。 【1】0コンマ単位のこだわりを読み解く まずは小手調べに、効果音から読み取れる庵野監督の徹底したこだわりについて。ネタ
指導したりされたりという関係は、とても難しい。少なくとも、これこれのことをやってくれ、と指示するのに比べれば。指導するという行為には、相手が望んでしたいと思うことを、相手の望む方向に改善し伸ばすためのものという意味合いがあるけれど、それが実際のところ、指導する側の願望でしかないケースもままあるし、何より、指導する側もされる側も、それがどちらの願望なのかをうまく理解できていないということがほとんどじゃないだろうか。 『セッション』という日本語タイトルのついた、しかし作中どこにもジャムセッションの出てこない映画を見て感じたのは、その混濁した願望が導く先のどうしようもなさであり、音楽においてすらそれが起きるという虚しさだった。もちろん興奮しなかったわけではない。そのことについては後で書くのだけど、まずは作中における指導関係について確認しておこう。 聴くべきところのない演奏 舞台は名門音楽大学、そ
●すごく明るい月が出ていて、その前をはやい速度で雲がぐんぐん流れてゆくのをしばらく見ていた。『ゼロ・グラビティ』を観た後だと、夜空を見上げる感覚がすこしちがってくる。上下がひっくりかえるような感覚と、とりとめのなさへの恐怖のようなものが前面にでてくる。 ●『ゼロ・グラビティ』の3D映像を観ていてずっと、物が観客の方へとぐわーっと迫ってくるような描写に違和感をもっていた。例えば、人工衛星の破片のようなものが、観ているこちら側へ向かって飛んできて、これがこのまま飛んで来れば当然、自分に当たるか、あるいは傍らを通り抜けて後方へと飛んでゆくはずだというようなものが、途中で不自然に向きを変えて、フレームの外へと逃げてゆく。これがとても気になった。 映画にフレームがある以上、これはこうするしか仕方がなくて、もし、物がこちらへ飛んできて、傍らをかすめて後方へ飛び去る、というようなことを実現するのならば、
<エピローグ『未来は音楽が連れてくる』> レコード産業、壊滅の危機から復活した歴史 ▲トーマスエジソンとフォノグラフ。後世、レコードの発明は「科学がエンタテイメントにもたらした最大の貢献」と賞されるようになる。 レコード産業は、フリーメディアのラジオに勝てず、かつて売上が25分の1に落ちたことがある、と書いた。1930年初頭のアメリカのことである(※1)。 1930年代の不況はエンタメの明暗を分けた。ラジオと映画は力強く、30年代に黄金時代を築いていった。一方、レコード産業の売上は30年代のうちに、恐慌前の水準へ戻すことはなかった。 現代のレコード産業を彷彿させる状況だ。 新たなフリーメディアのインターネット。ソーシャルゲーム、スマートフォンアプリ、次々とあらわれるエンタメ産業の競合。彼らに押されたレコード産業の売上はピーク時の半分にまで落ちた(※2)。 だが80年前の米レコード産業は諦め
俳優・小栗旬が初めて監督を務める、ということで話題を振りまいている映画『シュアリー・サムデイ』の公開が、いよいよ目前に迫ってきた。 本作の魅力として、ドライブ感あふれるシナリオや濃いキャラを演じる俳優陣の演技などが挙げられるが、それ以外にも日本が誇る音楽界の至宝・菅野よう子が手掛けるサウンドトラックも忘れてはいけない。 特に、トータス松本、曽我部恵一、石毛輝(the telephones)、ROY(THE BAWDIES)、近藤房之助、手嶌葵といった錚々たるアーティストの歌声と菅野よう子の奏でる泥臭く、ソウルフルな音楽が生み出す「熱い」歌モノは必聴ものである。 今回は、菅野よう子の口から映画『シュアリー・サムデイ』、そして自身の手掛けたサウンドトラックの魅力。そして音楽観に至るまでを、たっぷりと語ってもらった。 ──『シュアリー・サムデイ』の音楽制作を請けるまでの経緯を教えてください。 菅
何がそんなに腹立たしかったのか。それは、制作側の銀杏BOYZの、「イケてる/イケてない」という判断基準のベタさ加減だ。「勝ち/負け」にたいする想像力の貧困さと言い換えてもいい。文:二木 信 "ボーイズ・オン・ザ・ラン"のPVが巷で話題になっていると聞いて、youtubeで見てみた。いまさらこの映像に鼓舞され、熱狂する若者がいると思うと悲しくなった。愕然とし、無力感に襲われ、そして、「もういい加減にしてくれよ」とひとりごちた。銀杏BOYZが関わっているとだけ教えられた僕はその時点で映画も観ていないし、原作の漫画も読んでいなかった。銀杏BOYZを聴いたこともなかった。それでも、けっこう期待していたのだ。好き嫌いはあるとしても、若者から熱烈な支持を得ているロック・バンドが関わっているのだ。何かこうヴィヴィッドなものを見せてくるのだろうと。それなのに......僕は映像を見た後、しばらくして腹が立
3月21日(土)にシネマライズで公開する映画『REPO! レポ』。この作品の音楽プロデュースを務めたのは、X JAPANのYOSHIKIだ。YOHSIKIが世界的なアーティストを呼び集め、そこの参加したアーティストがすごい。FILTER(リチャード・パトリック)、JANE'S ADDICTION、PORNO FOR PYROS(スティーヴン・パーキンズ)、SLIPKNOT(クラウン)、KORN、ARMY OF ANYONE(レイ・ルジアー)、DAVID LEE ROTH BAND(ブライアン・ヤング)、GUNS N' ROSES(リチャード・フォータス)、FROM FIRST TO LAST(ソニー・ムーア)、BAUHAUS、LOVE AND ROCKETS(デイヴィッド・J)、OZZY OSBORNE band(ブラスコ)、ROB ZOMBIE band(トミー・クレフェタス)、RASP
「デトロイト・メタル・シティ」というマンガを僕は世間で面白いと言われているほどに好きではなくて、だから映画にもさほどの興味がなかったが、ほとんど偶然に見に行ったところ、まったく想像を超えて非常に面白い部分があった。 この原作マンガを僕がさほど面白いと思わないのは、ギャグマンガとして、お話の中にあるギャグのリズムパターンが一定でありすぎるからだ。これはもう単純に好き嫌いの問題なのかもしれないけれど、まず「面白さ」の根源が常時、ズレたお笑いとして見た「デスメタルの凶暴性」と「渋谷系のオシャレさ」、そして何らかのマンガなどのパロディという要素に還元されてしまうところに、読んでいるうちに飽きを感じてしまう。ひとつひとつのネタが面白くないというわけではないのだけれど、冷静な見方をしてしまうと大きな笑いの要素としてはメタルとオシャレとパロディに絞られてしまう。しかも「エアレイプ」とか「ベルリンの金色の
1月4日の日記で書いた「効用音楽四原則」。 映画音楽の選曲法についての基本的な考え方で、 サントラファンの間では結構有名な理論なんですが、 せっかくなのでココでちょっと説明。 ・インタープンクト、カウンタープンクト 「インタープンクト」は、まあごく普通の選曲法ですね。 勇ましいシーンにアップテンポの曲を使ったり、 悲しいシーンにバラードを流したり、という使い方。 それに対する「カウンタープンクト」とは、対位法といい、 シーンとは逆の音楽を使って効果を上げる方法。 悲しいシーンにあえて明るい曲を使ったりする事で その感情を増幅させるような使い方です。 黒澤やキューブリックが得意としていた選曲法で 黒澤なら『野良犬』の対決シーンで流れるのどかな「ソナチネ」が、 キューブリックなら『時計じかけのオレンジ』の暴行シーンでの 軽快な「泥棒かささぎ序曲」といったあたりが有名ですか。 ・時空間の設定 音
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