ピン芸人日本一決定戦「R―1ぐらんぷり 2018」決勝が6日、東京・台場のフジテレビで行われ、生まれつき全盲に近い弱視という濱田祐太郎(よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪)が優勝した。優勝賞金500万円を獲得した。 ファイナルステージはおぐ(SMA)、ゆりやんレトリィバァ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー大阪)、濱田の3者で争われた。 濱田は盲学校卒業後、吉本芸能総合学院(NSC)の35期生に。入学の際、NSC側から「目の不自由な人をサポートする仕組みはないから、どこまでできるか分からない」と言われたが、思いを貫いた。昨年10月には、「NHK新人お笑い大賞」の決勝に勝ち残った。 耳だけで客の反応を推し量る。だから、舞台は「毎回、不安になる」。笑いが起きない時は「今日はお客さんがいない」と自らに言い聞かせ、乗り切るようにしているという。長距離の移動は、同期の芸人や吉本興業の社員