国や自治体の実態調査では見えづらい「ひきこもり」がいる。 ひきこもっている女性である。そこで、ひきこもり女性だけの自助グループ「ひきこもりUX女子会」を運営する当事者団体「一般社団法人 ひきこもりUX会議」が、日本で初めての「ひきこもり女性実態調査」に乗り出した。 なぜ「見えづらい」のか? 2016年9月、内閣府が「若者の生活に関する調査報告書」のなかで「ひきこもりの若者はおよそ54万人いる」 との調査結果を発表した。 この調査のひきこもりの定義(調査対象者)に以下の文言がある。 「主婦・主夫、家事手伝いの者と統合失調症または身体的な病気がひきこもりのきっかけになった者を除く」 この定義について、複数のひきこもり支援団体から、多くのひきこもり女性は「家事手伝い」に含まれるため「事実上の調査対象外になることを意味する」と指摘されてきた(※)。 「働いていない」ことは当事者にとっても引け目を感
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