平和を願うだけで戦争は止められるのか？ お互いの利益を目指す「商売の論理」に学ぶ

戦前の「自由主義者」。代表的な論客は戦後に首相を務めた芦田均や石橋湛山、戦時中の鋭い時局批判で有名な『暗黒日記』の著者・清沢洌らが有名だ。 彼らは今でいう「リベラル」と異なり、現実的で経済合理性を大事にした論客だった。 現代風に言えば、グローバリズムや生産性の向上を肯定し、個人や日本の自律、そして他者への「寛容」を擁護した。 例えば、石橋は「東洋経済新報」を中心に活躍する経済ジャーナリストとして、日本の植民地政策を声高に批判していた。 コストパフォーマンスが悪い植民地、という論理その理由を、これも現代風に言い換えればコストパフォーマンスが悪いからだった。 日本と植民地との貿易額が、アメリカやイギリスなどと比べても少額であることをデータで示し、さらに軍事的な干渉が植民地にされた国で反感を買うことなどを理由にあげている。 石橋は他国への寛容を大事にした。理由は寛容であったほうが自分たちにとって

[iww]

祈れば手が塞がるという話

[enderuku]

今評価の壇上に上げるのは70年前の戦争じゃなくて北朝鮮との緊張関係にあると思うの。今、日本が核を突き付けられて脅されている原因は限りない譲歩と「いつか体制が崩壊するだろう」という日和見主義だったと思う。

[toycan2004]

これでどうやって中国の領土拡大熱を説明できるのだろう？

[kawa72]

正論こそがもっともまかり通らない究極の理論であるともいえますね。机上の空論というわけではなく、100%現実に徹底するが故に、100%などあり得ない現実に対し脆弱になってしまう。理論が完全でも人間は不完全ですね。

[jaguarsan]

現代の商売の象徴ってamazonだと思うんだけど、winなのamazonと消費者だけでメーカーと配送業者loseじゃないですか。植民地時代と何が違うの？

[REV]

金解禁で莫大な金が流出、耐えかねて金本位制を離脱することを見越し、ドルを買いまくった日本の財閥系銀行が持っていた「商売の論理」がちょっと気になる/正貨の流出でデフレになり、不況で姉が売られた青年将校は

[the_sun_also_rises]

今を分析するのに70年以上前の過去を持ち出すのは愚論だ。だから寛容が大事とかいう精神論から脱却できない。リベラルでもリアリズムでもいいからなぜ国際関係論という正にこの問題を扱う学問的議論ができないのかね

[Fuggi]

普通に経済自由主義が世界恐慌を背景とするブロック経済に勝てなかったから転向しただけではないかと。相手の主義主張（ブロック経済）を変更させるには権力（軍事力に限らない）が必要。

[type-100]

石橋湛山らは別に間違ったわけではないと思うが。設定した目的に平和や互恵がなかっただけ。

[njamota]

「商人はお互いの利益のために取引をするのである。国際関係もそれと同じである」互恵的利他行動。これを阻害する要因は何か。利益共有圏からはじき出される、自分が出し抜かれるという不信感？

[kita-tuba]

平和を願うだけで戦争は止められるのか？ 「商売＝ビジネスの論理」が持つ可能性