愛媛県は公文書管理に関する条例を制定する方針を固め、15日、条例案へのパブリックコメント(意見募集)を始めた。6月の県議会定例会に条例案を提出する。同県今治市への加計学園の獣医学部新設を巡り、公文書のあり方が問題となる中、中村時広知事が条例制定の必要性を指摘していた。都道府県で同様の条例を制定するのは6例目。 条例案では、公文書の保存や廃棄などのルールを定め、県の意思決定に至る過程を検証可能にすることを義務づける。県民が公文書を検索しやすいように必要な資料を作成し、毎年公文書の管理状況を公表。公文書の適正管理のための職員の研修も行う。