厚生労働省は会社員らが入る厚生年金について、一定額以上の収入などがある場合、70歳以上も加入して保険料の支払いを義務付ける検討に入る。現在は70歳未満としている保険料の納付期間が長くなるため、受給できる年金額は増える。健康寿命は延び続けており、将来に備えて長い期間働く高齢者が増える可能性がある。【関連記事】70歳超も厚生年金 減額和らげる「痛み止め」厚労省は今年、公的年金制度の健全性を確認する
新元号「令和」の典拠になった万葉集に、注目が集まっている。万葉学者の品田悦一(よしかず)・東京大教授は、万葉集が近代以降、「愛国」に利用された歴史を指摘し、「初の国書」を歓迎するムードに警鐘を鳴らす。 万葉集は、奈良時代に編集された日本現存最古の歌集とされ、平安時代から歌人や国学者らの手でたびたび書き写され、訳され、評価されてきた。 品田さんは、「問い直したいのは、万葉集そのものの価値ではなく、利用のされ方です」。品田さんが20年来提起している説はこうだ。明治時代に近代国家をつくっていく時、欧米列強や中華文明への劣等感から、知識人は国家と一体となって「国民詩」を探した。そこで、庶民には無名に近かった万葉集が、「日本には世界に誇る万葉集がある」という言われ方で、「わが国の古典」の王座に据えられ、国民意識の形成に利用されたのではないか――。 明治以降の熱心な国語教育によって、日本人の多くが知る
超小型宇宙船が惑星プロキシマbに接近する様を描いた、ブレークスルー・スターショット計画の予想図。天文学者らは、地球から4光年離れた赤い恒星の周囲を巡るプロキシマbに、兄弟惑星が存在する可能性を指摘している。(ART DIRECTION: JASON TREAT, NGM STAFF; SEAN MCNAUGHTON、SOURCE: BREAKTHROUGH INITIATIVES; ZAC MANCHESTER, STANFORD UNIVERSITY) 太陽から最も近くにある「お隣の恒星」に、2つめの惑星が見つかったかもしれない。この恒星プロキシマ・ケンタウリは小型の赤色矮星で、太陽系からは4.24光年の距離にある。(参考記事:「太陽系から最も近い地球型惑星発見、過酷な環境」) 「プロキシマの周囲を巡っている新たな惑星候補、プロキシマcを紹介します」。イタリア、トリノ天文台のマリオ・ダマ
パリ中心部にあるノートルダム寺院で大規模な火災が発生。12世紀に建設が始まった寺院は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に指定されている(2019年 ロイター/BENOIT TESSIER) パリ中心部の観光名所ノートルダム寺院で15日午後、屋根が炎上する大規模な火災が発生した。消防当局の懸命な消火活動で約8時間後に鎮火し、主要な鐘楼と外壁の崩壊は免れたが、国内外に衝撃が広がった。 火事は夕方に発生、大聖堂の屋根がほぼ全焼し、尖塔も崩れ落ちた。16日午前3時(日本時間午前10時)までにはほぼ全面的に鎮火した。 消防隊は主要な鐘楼の崩落を阻止するための消火活動を行うと同時に寺院が保有する宗教芸術や貴重な美術品を運び出した。消防士1人が重傷を負った。ほかに負傷者は報告されていない。 マクロン大統領は現場の記者団に「最悪の事態は免れた」と述べた。募金活動や、海外の人材に支援を求めるなど
China Holds Drills Near Taiwan, U.S. Warns of 'Threat' <米台の非公式な関係樹立40周年を祝うイベントの開催に軍事演習をぶつけて挑発する中国> 中国の空軍と海軍は4月15日、中國と台湾を隔てる台湾海峡で軍事演習を実施した。アメリカはこれを挑発と受け止めて非難している。 中国人民解放軍東部戦区の報道官である張春暉大校は15日に声明を発表。「艦船や爆撃機、偵察機をはじめとする海軍および空軍部隊を台湾島周辺に派遣し、必要な訓練および演習を実施した。複数機能を果たす統合作戦の能力のテストだ」と明らかにした。張はまた、軍事演習は「年間計画の範囲内の通常の措置であり、主権国家の正当な権利だ」とも述べた。 同演習は「台湾海峡全域の平和と安定の維持にもつながる」と張はつけ加えた。「人民解放軍東部戦区は常に、自分たちの任務は何かを念頭に置き、新時代の戦闘
全国高校野球選手権は今夏、第101回大会を迎える。「新世紀」に入る高校野球をより良いものにするためには――。大阪の強豪校PL学園でエースとして活躍し、プロ野球広島を経て現在は大リーグ・ドジャースでプレーする前田健太投手(31)に聞いた。 PL学園では1年生だった2004年から試合に出場した。同年夏の大阪大会は9試合中7試合に登板し、大会初の決勝再試合で前日に完投した先輩の中村圭からマウンドを託され、完投した。甲子園は1年夏の1試合、準決勝まで勝ち上がった3年春の選抜大会では4試合に登板して3完投した。 「ここまで大きなケガはないが高校生のころは肩やひじが痛くなることがあった。体がしんどいときもたくさんあった。もう少し大会の日程にゆとりが欲しいし、2連戦までにとどめてほしい」 新潟県高校野球連盟が導入を試みた投手の投球数制限には賛同する。 「プロの僕らでも1試合で100球ちょっとしか投げない
肺の病気で2015年に亡くなった男性(当時93)について、原因は漁船に乗っていた頃のアスベスト(石綿)被曝にあるとして、長野県に住む長男(66)が4月16日、マルハニチロ(当時は大洋漁業)に対して、3850万円を求めて、東京地裁に提訴した。 訴状によると、亡くなった男性は1948〜1979年までの30年以上、機関士として捕鯨船などに乗船し、船舶の保守点検などに携わった。1回航海に出れば、半年以上、家に戻らないこともあったという。 アスベストは不燃性のため、保温・断熱や火災防止のため、機関室など男性が作業する場所の多くで使われていた。 長男側は、船の揺れに加え、発電機などの振動もあって、恒常的な被曝があったと主張。会社の安全配慮義務違反を問うている。 ●公的な「船員保険」が業務起因性を認める 男性は2002年から石綿肺だとして経過観察されてきたが、2015年に症状が悪化。呼吸機能障害をともな
消えた地下水、増えた地下水 熊本地震にともなう地下水の変化に関するシンポジウムが4月14日、熊本市中央区の県民交流館パレアで行われた。 長崎大環境科学部の利部慎助教は、益城町や菊陽町などで、地下水位が平常時より数メートル高い状態が続いていると報告した。阿蘇外輪山に近い井戸ほど上昇幅が大きく、震動で山の表面近くの水が地下に流れ込んだと考えられるという。 熊本大大学院先端科学研究部の細野高啓准教授は、熊本市内の水前寺公園の池が一時的に干上がった現象について報告した。地震直後にできた地下の割れ目に水が染み込んで水位が下がったが、割れ目が水でふさがると回復したという。 平時の水前寺公園(著者撮影) ここでは熊本市を中心に、震災後の水事情を振り返り、今後の教訓が導き出せればと思う。 振り返ると驚きの連続だった。「まさかこんなことになるとは」と枯れてしまった池を見つめながら、女性が言葉を詰まらせていた
リトアニアのバルト海沿岸部で行われた、北大西洋条約機構(NATO)の合同軍事演習「BALTOPS」に参加した米兵(2018年6月4日撮影、資料写真)。(c)Petras Malukas / AFP 【4月16日 AFP】米シンクタンク、ランド研究所(RAND Corporation)は15日に公表した報告書で、ロシアの侵略を抑止するためエストニア、ラトビア、リトアニアのバルト3国にレジスタンス(地下抵抗運動)の細胞組織を持たせる構想を示した。 報告書は米国防総省が委託したもの。これによると、細胞組織には、サイバー対処、ドローン運用、長距離移動通信、非致死性兵器、小火器、爆発物、対戦車・対航空機兵器などの能力を持たせるという。 報告書の主著者スティーブン・フラナガン(Stephen Flanagan)氏は、「総合的な防衛力および非正規戦への対処能力は、バルト3国と北大西洋条約機構(NATO)
英ロンドンのウェストミンスター治安判事裁判所へと移送されるジュリアン・アサンジ容疑者(2019年4月11日撮影)。(c)AFP 【4月16日 AFP】エクアドル政府は15日、英ロンドンのエクアドル大使館に籠城していた内部告発サイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」の創設者ジュリアン・アサンジ(Julian Assange)容疑者の逮捕以降、エクアドル公的機関のウェブサイトがおよそ4000万回サイバー攻撃を受けたと明らかにした。 パトリシオ・レアル(Patricio Real)通信・情報社会副大臣によると、攻撃はアサンジ容疑者が逮捕された11日から始まり、米国、ブラジル、オランダ、ドイツ、ルーマニア、フランス、オーストリア、英国のほか、エクアドル本国からも攻撃があったという。 アサンジ容疑者は在英エクアドル大使館で7年にわたり亡命生活を送っていたが、エクアドルのレニン・モレノ(Leni
フランスの大企業ケリングの会長兼CEOフランソワ・アンリ・ピノー氏が、ノートルダム大聖堂の修復に1億ユーロ(約126億円)を寄付すると誓約した。 フランス・パリの中心部にあるノートルダム大聖堂で現地時間15日午後火災が発生し、教会の尖塔などが燃え落ちる大きな被害をもたらした。幸いにも、主要な骨組みと大聖堂の象徴である2つの塔とは崩壊から免れ、マクロン大統領は「最悪の事態は避けられた」と現地の記者団に語った。
【校則の?・1】子どもたちが学校生活を送る上で一定のルールを定めた校則。まず取り上げられるのが服装と頭髪の規定だ。取材班が福岡県の県立高校、中等教育学校全95校を調べたところ、ほぼ全ての学校で明記され、前提として「高校生らしい」という言葉が使われていた。時代とともに環境が変わっていく中、「らしい」という言葉をどう捉えればいいのか-。...
春4月。多くの子どもたちが新たな学校生活をスタートさせる中、福岡市の高校2年の男子生徒(16)から気になる声が特命取材班に届いた。「なぜ、ツーブロックの髪形がだめなのでしょうか」。ツーブロックは頭頂部を長く残し、サイドや後頭部を短く刈り上げた若者に人気の髪形だ。取材班が福岡県立の高校・中等教育学校全95校の校則を調べたところ、少なくとも約3割の27校が禁止項目に明記していた。...
【パリ共同】フランスのメディアによると、パリのノートルダム寺院の火災で、パリ市当局者らは、寺院が保有する宗教芸術など多数の貴重な文化財は運び出されるなどして、焼失を免れたと述べた。
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先日、内閣府が40歳〜64歳の「中高年のひきこもり」について、はじめて調査を実施した。 その結果、中高年で「ひきこもり」状態にある人が全国で61.3万人いることが明らかになった。これは15〜39歳までの「若年ひきこもり」54.1万人(2015年度)を上回る規模で、衝撃的な数値だ。 調査によって改めて深刻な実態が明らかになった「中高年のひきこもり」問題。彼・彼女らの社会参加を支えるために、「就労支援」の必要性が叫ばれている。 しかし、「中高年のひきこもり調査結果」(2018年度)によれば、そもそも「ひきこもりになったきっかけ(複数回答)」は、仕事に関係する理由が多数を占めている。 最も多かった回答は「退職」36.2%であり、さらに「人間関係がうまくいかなった」21.3%、「病気」21.3%、「職場になじめなかった」19.1%と続く。 「ひきこもり」の一般的イメージとは異なり、「一度も働いたこ
イスラエルのテルアビブ大学が公開した、3Dプリンター製の心臓(2019年4月15日撮影)。(c)AFP/JACK GUEZ 【4月15日 AFP】(更新)イスラエルの科学者グループが15日、世界初となる、3Dプリンターで作製した、ヒト組織と血管を備えた心臓を公開した。心臓移植の可能性を進展させる「医学上の大きな突破口」だとしている。 この心臓は、ウサギの心臓ほどの大きさであり、テルアビブ大学(Tel Aviv University)の教授で、プロジェクトリーダーのタル・ディビール(Tal Dvir)氏は、「細胞や血管、心室、心房が備わった心臓全体の作製・プリントに成功したのはこれが初めて」としている。 ディビール氏は、「過去にも心臓組織が3Dプリンターで作製されたことはあるが、細胞や血管を備えていなかった」と述べた。 サクランボほどの大きさの心臓は、テルアビブ大学で15日、報道陣に向けて公
[パリ 16日 ロイター] - パリ中心部の観光名所ノートルダム寺院で15日午後、屋根が炎上する大規模な火災が発生した。消防当局の懸命な消火活動で約8時間後に鎮火し、主要な鐘楼と外壁の崩壊は免れたが、国内外に衝撃が広がった。
ドナルド・トランプ米大統領。米テキサス州にて(2019年4月10日撮影、資料写真)。(c)Jim WATSON / AFP 【4月16日 AFP】米国で優れた報道などに贈られるピュリツァー賞(Pulitzer Prize)が15日、発表され、ニューヨーク・タイムズ(New York Times)とウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の2紙がドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領とその一族に関する調査を理由に受賞した。 ピュリツァー賞選考委員会はニューヨークのコロンビア大学(Columbia University)での式典で、ニューヨーク・タイムズの受賞理由について、トランプ氏一族の資産に関する報道により「自力で富を築いたとする同氏の主張の虚偽を暴き、税金逃れを繰り返したビジネス帝国の姿を明らかにした」と説明した。 一方のウォールストリート・ジャーナルは、トランプ氏と不倫関
【4月16日 AFP】フランス製の武器が、アラブ首長国連邦(UAE)およびサウジアラビアによってイエメンで使用されていることが、15日に公表された軍の機密情報で明らかになった。フランス政府のこれまでの説明と矛盾する格好となっている。 調査報道機関ディスクローズ(Disclose)が公表したフランス軍情報機関の文書は、UAEとサウジアラビアが、イスラム教シーア派(Shiite)系の反政府武装組織フーシ派(Huthi)との戦闘に際し、火砲類から船舶までフランス製の武器を使用していると結論付けている。 この文書によるとネクスター(Nexter)製の「カエサル(CAESAR)」と呼ばれる自走砲48両がサウジアラビアとイエメンの国境沿いで使用されたという。また1990年代にUAEに販売されたルクレール(Leclerc)戦車や、ミラージュ(Mirage)2000-9型の戦闘機も使用されたとされる。ディ
(左から)ドナルド・トランプ米大統領、ウィリアム・バー米司法長官、ロバート・モラー特別検察官(2019年3月23日作成、資料写真)。(c)AFP 【4月16日 AFP】米司法省は15日、2016年米大統領選挙でのドナルド・トランプ(Donald Trump)陣営とロシアのつながりを捜査したロバート・モラー(Robert Mueller)特別検察官による最終報告について、一部に不開示処理を施した全体版を18日に公開すると発表した。400ページに及ぶ全体版の公開は、要約版の公開から3週間余りで実現することになる。 ウィリアム・バー(William Barr)司法長官は先月24日、報告書の要約版を議会に提出。トランプ氏はこれに基づき、2年近くにわたる捜査の末に自身の「完全かつ全面的な潔白証明」がなされたと宣言した。 その際、バー長官は、トランプ陣営が選挙結果に影響を及ぼすためロシア政府との共謀を
政治資金収支報告書で事実と異なる記載が明らかになった大阪 堺市の竹山修身市長は、改めて調査した結果、記載していなかった金額が、これまでの説明よりおよそ1億円多い、2億3000万円余りに上ったことを明らかにしました。 改めて報告された調査結果によりますと、記載していなかった金額は、収入が1億2000万円余り、支出が1億1400万円余りで、合わせて2億3400万円余りに上り、これまでの説明よりおよそ1億円多くなっています。 このうち、おととしの市長選挙の際の政治資金パーティーの収入は、当初、850万円と記載されていましたが、前回の調査結果では1800万円、さらに今回は3400万円余りと4倍以上に増えています。 竹山市長と対立する会派は、今月行われた市議会議員選挙で議席を大幅に増やしており、23日に行われる集中審議などで辞職を求めて攻勢を強めるとみられます。
国内132の医学系学会が加盟する日本医学会連合が、旧優生保護法(1948~96年)に基づく強制不妊手術への医学者や学会の関与について検証を始める方針を決めた。各学会の専門家による委員会を17日に設置する。強制不妊の推進には精神医学など複数の学会が関与したが、自己検証を始めたのは一部にとどまる。全体を統括する医学会の調査で、不明な点も多い医学者らの関与の実態解明が進むと期待される。 医学系で国内最大の学術組織である医学会が、加盟学会や医学者の行動に関する歴史問題に向き合うのは異例だ。当時の医学者らが強制不妊を推進した要因などを教訓とし、個人のゲノム(全遺伝情報)の医療応用をはじめ、優生学との線引きが難しい現代医学の課題の指針にする狙いがある。
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