「もしPepperが、ご自身よりも優れた経営判断をするようになったら、孫社長はどうしますか」――ソフトバンクグループが6月22日に開いた定時株主総会で、株主からこんな質問が飛び出した。孫正義社長の回答は――。 孫社長はこの日、人工知能が人間の能力を超える技術的限界点「シンギュラリティ」(Singularity)について熱弁。「この30年、40年ぐらいで、人工知能が人間を超え、人類の100万倍ぐらい賢いものが生まれてくる。30年後にはロボットが人類の数を超える」などと語った。 シンギュラリティの時代には、Pepperのようなロボットに搭載された人工知能も、人間の判断を超えるだろう。Pepperが孫社長より優れた経営判断ができるようになるかもしれない――そう考えた1人の株主が、孫社長にこう質問した。 「もしPepperが、自身の経営判断より優れた判断をするようになったら孫社長はどうしますか?