東京大学大学院の瀧口耕介氏らの研究グループは、非磁性半導体と強磁性半導体から成る2層ヘテロ接合を作製し、新しい電子伝導現象を発見した。外部磁場の向きを反転させると電気抵抗が27%変化する巨大な奇関数磁気抵抗効果を観測した。物質中の「対称性の破れ」による特異な電子伝導現象であり、次世代量子デバイスなどの実現が期待できる。
![東京大学などが新たな電子伝導現象、外部磁場反転で電気抵抗27%変化](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/022e0c9a77c99b8fac169a3ffaa13255ff1301b1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fatcl%2Fnxt%2Fcolumn%2F18%2F02122%2F00139%2Ftopm.jpg%3F20220512)
最も保有割合が高いのが「基本情報技術者」で48.6%だった。2021年の前回調査と比べてトップ3までは変化は見られなかったが、今回の調査では2021年は4位だった「ネットワークスペシャリスト」が6位に落ち、6位だった「情報セキュリティマネジメント」が4位に上がる結果となった。 「情報セキュリティマネジメント」(20.5%)などのセキュリティ分野の資格はここ数年で堅調な伸びを見せ、前回の調査から今回は6.8ポイント増加した。同様に「AWS認定各種」(12.3%)が4.8ポイント、「Microsoft Azure認定各種」(10.6%)が6.3ポイント増加し、クラウド分野の資格を求める傾向は年々高まりを見せる。 取りたいIT資格39種、大幅ランクダウンのあの資格は人気に陰りか ここまではIT資格取得の現状について見てきたが、以降ではIT資格取得の意欲とアンケート回答者が狙っている資格39種類に
テレワークによって仕事の生産性が上がったと感じる人が増え、下がったと感じる人が減った――。最新の調査でこのような結果が分かった。好ましく思えそうだが、実態はやや異なる。ビジネスパーソンの働き方について探る特集の2回目は、在宅勤務の生産性と阻害要因に迫る。 日経BP 総合研究所 イノベーションICTラボは「働き方改革に関する動向・意識調査」を2020年春から定期的に実施しており、2022年10月に最新の調査をした。テレワークの実施状況や効率などを尋ねた。 「テレワークによる業務の生産性は、職場(派遣・常駐先を含む)で仕事に取り組む場合を100とした場合、どれくらいですか」と尋ねたところ、「100超」つまり生産性が上がったと答えた人の割合は29.6%だった。前回調査(2022年3月時点)の20.8%から8.8ポイント伸び、過去最高だ。変わらないと答えた人を合わせると、「上がった/変わらない」人
フェイルセーフの原理をはじめ、安全の研究をライフワークとする明治大学名誉教授の向殿政男氏。人間、技術、組織の3者が補う「協調安全」の推進を目指す中で、鉄道開業150周年の節目に、鉄道総合技術研究所(鉄道総研、東京都国分寺市)のトップを務める。鉄道はまさにフェイルセーフを基本とするシステム。安全の追求は、経験に頼るだけではなく理論的枠組みが必要であり、情報通信技術の活用も進めるべきだ、と研究機関の役割の大きさを説く。(聞き手は木崎健太郎、高市清治、吉田 勝) いろいろなところで、よく「ハイボールの原理」についてお話をしています。お酒のハイボールにも関連する話です。 ハイボール、すなわち高く掲げたボールは昔の英国の鉄道で安全の合図に使っていました。低いボールを安全の合図にしてしまうと、何かの不具合でボールを上げられないときにも列車が出発してしまうので、安全を示す信号はエネルギーの高い状態に対応
ですが、多くの日本企業はまだ、人的資本の情報開示の二の足を踏んでいる状況です。「人的資本可視化指針」を踏まえてもなお、企業が具体的に何をするべきか定かではありません。 エッグフォワードの「人的資本開示に関する上場企業の実態調査」も、人的資本開示の取り組みにおける課題として「具体的な進め方がわからない」「社内データの集め方がわからない」「手探り状態で正解がわからない」などの回答が多数を占めることを明らかにしています。 この状況は、きわめて日本的なものとして私の目に映ります。日本式経営とアメリカ式経営の違いとして、しばしば指摘される点をまとめたのが以下の図です。 私は日米欧の金融機関に勤務するキャリアのなかで、このような違いを肌で感じました。例えば、人的資本経営の指針のみならず、何をするにも日本が「総花的」で要領を得ないのに対し、アメリカは「選択と集中」を徹底します。ヒト・モノ・カネが100あ
大阪市にある大阪急性期・総合医療センターが「ランサムウエア」と呼ばれるウイルスによるサイバー攻撃を受けてから3週間がたちました。 病院では救急患者の受け入れを一部再開しましたが、外来など多くの診療は停止したままでシステムの復旧を急いでいます。 大阪・住吉区の大阪急性期・総合医療センターは、先月(10月)31日に「ランサムウエア」とよばれる身代金要求型のウイルスによるサイバー攻撃を受けて電子カルテなどのシステムに障害が発生しました。 今月(11月)17日からはバックアップとして保管されているデータを使って院内におよそ2300台ある電子カルテの端末のうち21台が利用できるようになったため、救急患者の受け入れを一部再開しました。 さらに、一部の外来診療や手術については紙のカルテを作成して対応を行っていて、21日も病院の職員が訪れた患者に整理券を手渡し、外来の窓口へ案内していました。 一方、新規の
長年叫ばれ続けてきた「IT人材不足」「セキュリティ人材不足」が、そう遠くない将来、改善されるかもしれない。コミュニティー活動や産学連携の取り組みを通して、少しずつだが確実に、IT技術やサイバーセキュリティに興味や関心を持つ学生たちに、知識や体験を提供する場が増えているからだ。 IT企業のインターンシップもその一つだろう。意欲と才能のある学生を発掘し、IT業界やセキュリティ業界での働き方を垣間見る機会として機能していることは間違いない。 セキュリティの強みを生かし、次世代に何らかの形で貢献を 日立ソリューションズもそんなインターンシップを実施している1社だ。同社は2022年8月30日から9月1日にかけての3日間、「ホワイトハッカー」の仕事を体験するインターンシップを実施し、協定を結んでいる早稲田大学の学生3人が参加した。 日立ソリューションズは、セキュリティを事業の柱としてさまざまなセキュリ
関連キーワード バックアップ | サイバー攻撃 | データ | データセキュリティ | 運用管理 バックアップツールベンダーCohesityの調査によると、約半数の回答企業が10年以上前の古いシステムをデータのバックアップと復旧に利用している状況が明らかになった。同社は、サイバー攻撃者にとって古いバックアップシステムは格好の標的になると指摘する。 「古いバックアップシステム」が攻撃者に狙われる理由 併せて読みたいお薦め記事 連載:古いバックアップシステムに潜む危険 前編:「古いバックアップシステム」は“危険だ”としか言えない理由 増加傾向にある企業のデータ量 「データが増え過ぎてストレージ業界がもう限界」という話は本当か? 産業機器メーカーが「古いバックアップシステム」を捨てた納得の訳 調査は米国、英国、オーストラリア、ニュージーランドの企業に勤務するITとセキュリティの意思決定者約200
Linuxは、標準機能や膨大な数のフリーソフト、Linuxならではの多彩なコマンドラインツールを使うことで、より便利にカスタマイズできる。この特集では、そうした数々の「便利ワザ」を紹介する。それぞれの難度は、簡単に使いこなせる「Lev.1」からある程度の専門知識が必要な「Lev.3」の3段階のレベルで示している。 7 ファイル名をコマンドでまとめて変換する(Lv.2) コマンドでファイル名を変更する場合、通常はmvコマンドを使います。しかし、変更するファイルが多いと手間がかかります。「rename」コマンドを使うと、複数のファイルの名前を一括変換できます。 renameコマンドは次のコマンドでインストールします。
◆ Live配信スケジュール ◆ サイオステクノロジーでは、Microsoft MVPの武井による「わかりみの深いシリーズ」など、定期的なLive配信を行っています。 ⇒ 詳細スケジュールはこちらから ⇒ 見逃してしまった方はYoutubeチャンネルをご覧ください 【4/18開催】VSCode Dev Containersで楽々開発環境構築祭り〜Python/Reactなどなど〜 Visual Studio Codeの拡張機能であるDev Containersを使ってReactとかPythonとかSpring Bootとかの開発環境をラクチンで構築する方法を紹介するイベントです。 https://tech-lab.connpass.com/event/311864/ みなさん、こんにちは。サイオステクノロジー武井です。今回は、導入がカンタンで開発効率爆上げなVisual Studio Co
世の中の職業をこんなふうに2つに分けてみる。1つは基本的に「この仕事をやりたかった」という人だけで担われている職業。もう1つは「この仕事をやりたかった」という人だけでなく、「仕方なく」「たまたま」という人も数多く流入してくる職業だ。前者の典型は、例えばプロ野球選手だ。実際に「仕方なく」「たまたま」選手になった人は皆無だろう。 プロ野球選手なんて例に出すと、「この仕事をやりたかった」という人だけの職業は極めて特殊な印象になるが、実際はそうでもない。その仕事をやりたいと思うならそれなりの能力や適性、努力が必要で、その仕事に就いた後もレベルアップを目指して常に研さんを積む必要がある職業であるなら、全て含まれる。もちろん、なかには「仕方なく」「たまたま」その仕事に就いたという人もいるかもしれないが、あくまでもレアケースのはずだ。 プログラマーも本来「この仕事をやりたかった」という人たちが就く職業で
ITを作る側と使う側の両方の視点で活用ノウハウをフレームワークとして整理した「ITIL (IT Infrastructure Library)」。国内では主にIT運用のフレームワークとして利用されてきたが、最新バージョンの「ITIL 4」(以下、ITIL4)は新たなコンセプトの下、DX(デジタルトランスフォーメーション)に求められる要素を盛り込んで生まれ変わった。本連載では、『ITIL 4の基本 図解と実践』(日経BP)を執筆した、ITサービスマネジメントの専門家であるアクセンチュアの中 寛之氏に最新版ITIL4の特徴を解説してもらう。連載第3回はITIL4におけるサービスマネジメントのとらえ方をまとめた。(技術プロダクツユニットクロスメディア編集部) ITIL4の一世代前に当たるITILv3は、サービスストラテジーを中心にサービスデザイン・サービストランジション・サービスオペレーションが
パスワード付きファイルが話題だ。 ここでのパスワード付きファイルとは、パスワードを付けてZIP形式などで暗号化および圧縮したファイルのこと。パスワード付きファイルそのものには問題はない。そのファイルをメールに添付して送り、パスワードを別のメールで送ることが問題視されている。 平井卓也デジタル改革担当大臣は2020年11月17日、中央省庁においてパスワード付きファイルのメール送信を廃止する方針であることを明らかにした。 また、クラウド会計ソフトなどを手がけるfreeeは11月18日、メールによるパスワード付きファイルの受信を12月1日から原則廃止すると発表した。 一見安全そうなパスワード付きファイルとパスワードのメール送信。実際、多くの組織が実施している。 だが多くの専門家が、以前から問題があると指摘している。何が問題といわれているのか。改めてまとめた。 Emotet感染拡大の一因に 「文書
関連キーワード 人事 | 在宅勤務 服飾デザイン製造企業FAM(FAM Brandsの名称で事業展開)は従業員の生産性を計測する「生産性モニタリングツール」を導入し、テレワークの状況を分析している。同社の人事人材責任者ケイシー・コンクライト氏は、生産性モニタリングツールのデータから、テレワークをする方が従業員の生産性が高まることを理解した。同社はこのデータを見てテレワーク施策を拡大させた。 FAM Brandsは同社の歴史において初めて「米国内のさまざまな地域の人材を積極的に採用し、テレワークで雇用している」とコンクライトは説明する。「もしテレワーカーの生産性に関するデータがなかったら、従業員に出社を再開するよう促していた」と同氏は語る。 「サボり社員」どころではない “従業員監視”で分かった深刻な事実 併せて読みたいお薦め記事 連載:「信頼せよ、されど確かめよ」の理念に基づく生産性モニタ
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます ワールドワイドウェブ(WWW)という概念は、その進化が始まった頃、多くの人から嘲笑を受けた。マニアたちの一時的な流行にすぎない、と否定派の人々は固く信じていた。それから約30年が経過した現在では、WWWのない生活は想像もできない。 インターネットの行く末を想像するのも同じくらい難しいが、手がかりはすでにいくつかある。確かなことは、人気のプログラミング言語や、Web3、ブロックチェーン、メタバースの進化が大きな話題になっているものの、それを構築する高度なスキルを持つソフトウェア開発者が業界にいなければ、何も始まらないということだ。 Fortuneが先頃実施した調査で、最高経営責任者(CEO)たちがビジネスに対する最大の脅威として挙げたのは
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く