東京地裁で9日に開かれた傷害事件の公判で、被害者参加制度に基づいて公判参加を認められた30代の女性被害者が、被告の男(43)から暴言を浴びせられ、泣き出す場面があった。同制度を巡っては、被害者が法廷で2次的な精神被害を受ける懸念も指摘されていた。 被告は昨年11月、東京都世田谷区の路上で占いをしていた女性に言いがかりをつけ、顔を殴って負傷させたとして、起訴された。9日の公判で女性が「被告に『小銭をかせぎやがって』と言われ、腹立たしく感じた」と証言すると、男は「だったら無償でやればいいじゃないか。茶番だ。日本中の占師をつぶしてやる」と大声で叫んだ。女性は両耳をふさいで泣き始め、裁判長は被告を退廷させた。 女性は次回公判で、被告に直接質問する予定だったが、被害者の弁護士は裁判長に「本日の状況もあるので、もう一度女性と検討したい」と話した。 【伊藤一郎】
横浜地裁の鈴木秀行裁判官(56)が傷害事件の公判で、現場にいた被告の友人が別事件で仮出所中であることに触れ、唐突に「刑務所に入った人間と友達というのは普通考えられない話」などと発言していたことが分かった。弁護人は「出所者の立ち直りを阻害する暴言で、人権感覚に欠ける言動」として、鈴木裁判官に対する懲戒処分を促す上申書を14日、地裁に出した。 鈴木裁判官は、傷害罪で起訴された横浜市の自営業の男(32)の公判を1人で担当。上申書に添付された地裁作成の調書によると、昨年12月18日の初公判で、被告への尋問で友人について「一体どういう関係ですか」「弁護士でも刑務所に入った人間いるけどね。私の知り合いで。当然、付き合いなくなりますよね」とも言った。【杉埜水脈】
自分の運転する車に窓から乗り込もうとした男性を振り落とそうとして死なせたとして、大阪府警泉佐野署は30日、同府熊取町、黒川大輔容疑者(28)を殺人未遂の疑いで緊急逮捕した。容疑を殺人に切り替えて調べる。 同署の調べによると、30日午後7時40分ごろ、同府泉佐野市上瓦屋の飲食店駐車場で、停車していた黒川容疑者の車に、30歳くらいの男性が運転席の窓から乗り込もうとした。黒川容疑者は男性を振り落とそうと車を急発進させ、蛇行運転。約1キロ走行し、コンクリートの塀に衝突して止まった。直後に駆けつけた警察官が黒川容疑者を逮捕した。黒川容疑者はけがをしており、病院で手当てを受けている。 乗り込もうとした男性はトラブル後、病院に運ばれたが、間もなく死亡が確認された。同署は男性の身元や、黒川容疑者との関係などを調べている。
自宅での暮らしが難しくなった高齢者が介護施設などに移り、新しい環境に慣れるのは簡単なことではありません。認知症の場合は、入居の経緯を説明しても忘れてしまい、不安や怒りにつながることもあります。でも、もの忘れが本人の社交的な人柄とうまく作用して、思いがけない効果をもたらすこともあるようです。職員が知
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