仕事柄、毎日いろんな会社のプレスリリースに目を通すが、プレスリリースも様々である。困るのはポイントがぼけちゃっているリリースで、最初から最後までメリハリのないのっぺらとした仕様書のようだったり、逆にあれもこれもと欲張り過ぎて本当に強調したいところが浮き彫りになっていないと新製品を理解するのに苦労する。過去に実装済みの機能を、まるで新機能であるかのように紹介し直しているズルいリリースもある。望ましいのは訴求点が強調されていて、その製品を勧めるべき理由や検証すべきポイントが明確にわかるリリースだ。その点で米Amazon.comのプレスリリースはよくまとまっていると常々思っていたのだが、それもそのはずである。Amazonにとってプレスリリースは製品開発の設計図なのだ。 Q&AサイトQuoraの「Amazonでは製品開発と製品管理にどのようなアプローチを採用しているのですか?」という質問に、Ama