ロシアのプーチン大統領の目から見れば、米国と同盟国が既にロシアと戦争状態にあるという認識を西側諸国は共有していないとミハイル・ホドルコフスキー氏が指摘した。 経営破綻したロシアの石油会社、旧ユコスの元経営トップで、新興財閥(オリガルヒ)の代表的存在だったホドルコフスキー氏(58)はワシントンでのインタビューで、米国をはじめとする主要国は対ロシア制裁を強化し、ウクライナに武器を供与し、軍を訓練しており、プーチン大統領はウクライナの国土で欧米と実質的に戦争状態にあると見なしていると語った。
【2月21日 AFP】セルビア北部にある軍事品のスクラップヤードには、週末になると「音」を探しに来る人がいる──。 使われなくなったライフルやヘルメット、ミサイルなどを棒で軽くたたいたり、息を吹きかけたり、こぶしでコツコツと触れてみたりするのは、芸術家のニコラ・マツラ(Nikola Macura)さん(42)。テメリン(Temerin)のスクラップヤードを訪れ、楽器に作り替えられそうな古い軍事品を物色しているのだ。 バルカン半島一帯には、旧ユーゴスラビアの解体をもたらしたかつての紛争の傷跡がいまだに残っている。「銃は至る所にある。私たちはずっと破壊に囲まれていたので、その存在にもはや気付かない」と述べるマツラさんは、破壊のために使われていた道具から、創造のための道具を作り出す活動を続けている。 これまでに完成させた楽器には、バズーカ砲と燃料タンクを使ったチェロ、ライフル「ザスタバM70(Z
エリア51の玄関口として知られる米カリフォルニア州ベーカーの道路脇に設置されたエイリアン像(2019年3月4日撮影、資料写真)。(c)Frederic J. BROWN / AFP 【7月17日 AFP】米ネバダ州にある米空軍の極秘基地「エリア51(Area 51)」に集団で突入し、宇宙人の存在を確かめようというイベントがフェイスブック(Facebook)上で企画され、16日時点で130万人以上が参加の意思を示している。 【関連記事】米CIA、「エリア51」の存在認める(2013年8月) イベントは「エリア51になだれ込め、私たち全員は止められない(Storm Area 51, They Can't Stop All Of Us)」と題され、9月20日早朝に決行予定となっている。 エリア51は砂漠地帯にある空軍基地で、米中央情報局(CIA)がU2型偵察機関連の文書を機密解除した2013年ま
(前編からの続きです。) サルトルは、アルジェリア革命の闘士フランツ・ファノンによる『地に呪われたる者』への序文で、フランス本国人の植民地支配に対する責任について語っている。当時のアルジェリアは、フランスの植民地だった。アルジェリアでの、「コロン」と呼ばれるヨーロッパ人入植者の暴虐非道ぶりは、フランス本国でも既に知られていた。サルトルは、フランス人読者に告げた。 ……「だが、おれたちは<本国>[=フランス]にいるんだ、[アルジェリアでの]行き過ぎを非難しているんだ」。そのとおりだ。君たちはコロンではない。だが似たり寄ったりだ。彼らは君の先駆者[パイオニア]なのだ。君たちはコロンを海外に送り出し、コロンは君たちを金持にした。もっとも君たちは彼らに予め警告していた。「あんまり血を流すと、お前らを否認せざるをえなくなるぞ」。これと同様に、国家はどんな国家であれ-外国に煽動者・挑発者・スパイどもを
川で隔てられた陸地を結ぶ橋は交通の要といえる部分。これが地震などで壊れると物流に大きな被害が発生します。しかし、大規模地震を想定して「全く壊れない橋」を設計するのは逆に危険といいます。それはなぜなのでしょうか。 「壊す部分」を選んで早期に復旧 道路や鉄道を建設する場合、川を渡る部分には橋を架けます。自動車や列車が通る橋では、当然ながら自動車や列車の重さに耐えられる構造で設計しなければなりません。頻繁にやって来る台風や、ときどき発生する小さな地震でも橋が壊れないよう頑丈に建設し、大規模な修繕を行う必要がない程度の強度を持たせる必要があります。 川をまたぐ橋が寸断されると物流に大きな被害が発生する(2010年4月、草町義和撮影)。 しかし、「数千年に一度」といわれるような大規模地震でも「全く壊れない橋」を設計して建設することは一般的ではなく、むしろ「全く壊れないのは危険」といいます。なぜ壊れな
太平洋戦争でマリアナ沖、レイテ沖、沖縄海上特攻という三つの海戦を生き延び、戦後は建築家として霞が関ビルの設計に携わった元海軍士官の池田武邦さん(94)=東京都東久留米市。終戦記念日に合わせて本紙の取材に応じ、「戦場はむごたらしかった。『壮烈なる戦死』なんて華々しさはなかった」と戦場の凄惨(せいさん)な現実を明かした。 フィリピンのレイテ沖海戦では航海士として乗った軽巡洋艦「矢矧(やはぎ)」が米軍に猛襲され、艦橋が血の海に。「船が揺れるたび床にたまった血が右へ左へと流れる。その生臭さと硝煙のにおいが入り混じる。もげた腕や足はバケツの中に入れられ、死体はすぐ腐敗し、惨憺(さんたん)たるものだった」 沖縄を目指した艦隊特攻で矢矧は戦艦大和とともに撃沈された。顔に大やけどをし、黒い重油の覆う海で漂ううち、不意に「畳の上で横になりたい」と実家が恋しくなった。一家だんらんする茶の間の風景が脳裏に浮かん
約50年前から日傘を使っている〝元祖〟「日傘男子」の渡口彦邦さん=那覇市久茂地 全国的に猛烈な暑さが続く中、暑さ対策として日傘を使う「日傘男子」が増えている。沖縄には約50年前から日傘を差している〝元祖〟「日傘男子」がいるのをご存じだろうか。 那覇市で万年筆店を営む渡口彦邦(とぐち・ひこくに)さん(79)。「沖縄日傘愛好会」の会長で、「男性も日傘を」と呼び掛けてきた人でもある。やっと訪れた「日傘男子」ブームに「遅いくらいだよ。日傘は平和のシンボル。みんな日傘を持ちましょう」と呼び掛ける。 夏の沖縄は日差しは強いが、気温は35度を超えることはそれほど多くない。「日傘を差せば日陰にいるのと同じ。快適」とその良さを挙げる。さらに「傘を差すと、顔を上げて前を向かないといけない。日傘は視界良好」と太鼓判を押す。 渡口さんが傘に注目したのは沖縄がまだ米国統治下にあった約50年前。今は免税品店や大型ショ
6月12日にシンガポールで行われた米朝首脳会談は世界中でテレビ中継されたが、事情通の間では、「中身がない」とか、「北朝鮮に譲歩し過ぎ」という批判がある。 両首脳の合意は、アメリカが北朝鮮の体制を保証し、北朝鮮が完全な非核化を約束するものの、アメリカが求めてきたCVID(完全、検証可能、不可逆的な核放棄)の原則に照らせば、検証や不可逆性について全く言及がない。そこで、また北朝鮮に騙されるのではないか、という疑念があるためだ。 しかし、枝葉を切り落として物事の幹を見れば、敵国同士である米朝のトップが、敵対関係の解消を目指し、その象徴として核放棄と体制保証という相互が最も欲するものを目標として共有した意義はやはり大きい。 第1に、核放棄と体制保証の実現は交渉のゴールであって入り口ではないという当たり前のことを確認した。目標はあくまで核放棄であって、CVIDはそのための手順であるはずだ。手順が目標
釜山からの留学から帰ってきて、もう何年も経つがどうしても食べたくなるものがある。 それはテジクッパだ。 日本ではあまり知られていないが、私にとっては思い出の味なのだ。 テジクッパとは釜山の名物料理で、豚骨スープのクッパと言えば良いだろうか。スープの具には豚肉や豚の内臓が入っている。 日本の豚骨ラーメンの濃厚なスープとは違って、ちょっと薄い。なのでそこにキムチやニンニク、セウジョをぶち込み、「お前、花の慶次を読み過ぎたんじゃないか?」というぐらいに豪快に食べる。 釜山っ子には必ずお気に入りのテジクッパ屋があって、そこで釜山の名物焼酎チョウンデイをあおりながら、一緒に食べるのが流儀だ。 私が初めて、テジクッパに出逢ったのは釜山に来たて頃だっただろうか。初めて食べた時の感動は忘れられない。感動のあまり「この味が良いねと君が言ったから4月6日はテジクッパ記念日」という短歌を読んだぐらいだ。留学して
実は危うい日本の護憲派 戦後の憲法改正論議に違和感。国の基本構造や理念を護るための改憲もありか 阿川尚之 同志社大学特別客員教授、慶應義塾大学名誉教授 憲法を改正すべきかどうか。戦後70年延々と議論してきたこの問題が、2019年に初めて具体的な選択を迫られそうな気配である。改憲すべきだ、すべきでない、するならこれだ、と様々な意見があるが、アメリカ憲法改正の歴史を調べてきた者にはやや違和感がある。 たとえば朝日新聞の昨年12月21日付朝刊に掲載された社説「憲法70年 筋道立たない首相発言」は、首相が改憲発議を「強引に進めようとするなら筋違い」であり、「改憲は首相の都合で決めていいものではない」、「与党だけで押し通してはならない」、「数の力で進めた改憲が、社会に分断をもたらすことはあってはならない」と論ずるが、本当だろうか。 改憲は慎重にすべきものだと思うが、改憲手続きに関する憲法と法律の規定
自民党の中谷 元・安全保障調査会長が、素晴らしい発言をしていた模様。 ・「給油活動反対はテロリスト」 自民・中谷氏、民主を批判(2007年10月15日 asahi.com;web魚拓) なんでも、10月14日の TV番組でこんな事をのたまったとか。 ---- 以下引用 ---- 自民党の中谷元・安全保障調査会長は14日のフジテレビの番組で、インド洋での海上自衛隊の給油活動について「テロをなくそうという国際社会で非常に評価されている。これに反対するのはテロリストしかないのではないか」と述べ、反対している民主党の対応について「理解できない」と批判した。 ---- 引用以上 ---- 中谷氏の発言を糞真面目に解釈すると、日本人の半数近くがテロリストである、という結論を出さざるを得ない。 この結論に従えば、米軍はアフガニスタンやイラクに兵士を派遣するどころの騒ぎじゃなくなる。 まさに、日本こそテロ
森友学園問題は籠池諄子さんが安倍昭恵さんに宛てたメールをきっかけに新たな局面を迎えた。 〈辻元清美が幼稚園に侵入しかけ私達を怒らせようとしました〉 〈三日だけきた作業員が辻元清美が潜らせた関西なんとか連合に入っている人間らしい〉 これについて菅義偉は記者会見で「民進党において証拠提出なり、説明をされるのではないか」と発言。安倍晋三は「辻元議員は真っ向から否定している。これも証明しなくてはいけないことになる」と参院の委員会で答弁した。同じ日、当事者である民進党衆院議員の辻元は報道機関にコメントを出した。 〈入っておりませんし、入ろうとした事実もございません〉 〈(作業員を)送り込んだということも一切ございません〉 「籠池夫人の内心の自由も守りたいから、あまり騒ぎたくない」 私は、辻元に確かめた。 「実際入っていないし、送り込んでいないんです。籠池夫人が思い込みで私の名前を書いたのかもしれない
5月9日投票の韓国大統領選の有力候補らが、13日のテレビ討論会で、米国による北朝鮮への先制攻撃に反対する考えを一斉に表明した。米原子力空母カールビンソンが朝鮮半島近海に接近する中、韓国内では緊張が高まっており、候補者たちが有権者の懸念を代弁した格好になった。 討論会では、米韓同盟に最も理解がある与党「自由韓国党」(旧セヌリ党)の洪準杓(ホンジュンピョ)候補が「米国と協議し、先制攻撃に至らないようにすることが最も重要だ」と指摘。同党を離党した議員らでつくった「正しい政党」の劉承旼(ユスンミン)候補は「軍事的な準備を十分備えるべきだ」とし、「可能であれば(先制攻撃は)やらない方がよい」とした。 高い支持率を得ている最大野党「共に民主党」の文在寅(ムンジェイン)候補は「米大統領に電話し、我が国の同意のない先制攻撃はありえないとして攻撃を保留させる」と主張した。文氏と支持率でトップを争う第2野党「
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