先日紹介した産湯稲荷神社の西北の方角(徒歩で約5分)に東高津宮(大阪市天王寺区東高津町4−8)が鎮座しています。 東高津宮 もともと、現在の近鉄上本町駅のところに鎮座していたのですが、駅の拡張工事のため、昭和七年(1932年)、真北に約330メートル(三丁)の現在地に遷座したということです。 東高津宮 本殿 御祭神:第二十六代仁徳天皇、磐之姫命(いわのひめのみこと) (絵は、同じく仁徳天皇を主祭神とする高津宮(大阪市中央区高津1丁目)の絵馬堂に飾られているものです) 仁徳天皇と磐之姫命・民のかまど(高津宮・絵馬堂、大阪市中央区高津一丁目) 仁徳天皇は高津宮に都を置かれ大阪発展の基を築かれました。また仁政を敷かれた事でも有名です。当宮の創建沿革等は詳(つまび)らかではありませんが往古は「仁徳天皇社」あるいは「平野社」と称したようです。明治維新後現在の社名に改め、明治五年、村社に列せられました