昨日のブログでお知らせした「フクヘン。展」(仮)で展示する蔵書のライン ナップを考えていて、その1冊として、たとえば、これを出したいと思った。 ↑松岡正剛ほか[編] 杉浦康平[造本]『全宇宙誌』工作舎 1979年 日本の出版史に独自の位置づけで歴史を刻む出版社である工作舎の 設立時から構想があったというのが、この『全宇宙誌』である。 「宇宙それ自体であるような一書」(本書より)という。 これまで出版された本は、人類の知の体系—知の宇宙—を成す。 それをブックコスモスというのだろう。 それに対し、宇宙を1冊の本にまとめる。コスモスブック? ↑裏表紙(表4)側。 オリジナル版で付けられていた透明ビニールに白インク印刷のカバーが傷みやすい ためか、のちの版では紙のカバーに替えられてしまっている。 ↑紙のカバー。デザインは、杉浦康平+谷村彰彦となっている。 この本について語れば、