去る2017年7月22日、豪雨に見舞われた秋田県南部の雄物川流域では、土砂崩れや鉄道線路の崩壊などが各地で起き、甚大な被害を出しました。 大仙市・出羽鶴酒造の裏手にある川でも、濁流が堤防を越え、蔵全体が浸水してしまう事態に陥っています。 過去に例を見ない水害で、1階のほとんどが浸水蔵人やスタッフは無事だったものの、杜氏が蔵へ行ったときには、入り口のドアがなくなっていたのだそう。 さらに、川の容量を越えて、低地から水が溢れていました。周囲を見てみると、P箱や酒瓶が浮いており、泥水にまみれた木材が流されていました。 玄関の扉を回収し、他の物品もできるだけ高い場所へ。パッキングした酒粕や資材をパレットに積んでハンドリフトで移動させていると、堤防を越えた水が轟音とともに側溝から逆流し、あちこちの扉から水が噴出しました。あっという間に蔵は浸水。杜氏や蔵人たちは急いで避難せざるを得ませんでした。 雄物
2017年07月27日17:14 「出羽鶴蔵」全面復旧にはまだまだ道遠し! 今日は午後から「出羽鶴」酒造に片付けの手伝いに行ってきました。 事務所の中も水が浸入し、電話、FAX、冷蔵庫などが大きなダメージ。 水に浸かった帳簿類が干してあります・・・ 水の浸入口となった精米所から一番遠い千年蔵と直詰め瓶詰め装置の部屋には、くっきり浸水の跡がついています。 遠心分離機も一部浸かりました・・・(泣)。 しかも、電気が全面復旧していないので、動くかどうかも確認できていません。 精米所は大変。精米機屋さんの新中野から3人来て、汗だく、泥まみれで復旧作業してくれています。 赤丸印のところまで水に浸かりました。 甑もまだ泥のまま。 実は、水道水は復帰したものの、仕込みに使う井戸水が使えません! 蔵から数百メートル離れたところにある水源のポンプ小屋がまるっと流されてしまったのです! そこで活躍しているのが
Sponsor Content Presented By ※日本IBM社外からの寄稿や発言内容は、必ずしも同社の見解を表明しているわけではありません。 今や日本酒は、各地の銘酒を揃えた飲食店が増加し、かつて敬遠していた若者や女性も加わり愛好家も急増中。人気銘柄は常に品切れ状態となり、「吟醸酒」「純米酒」などの総称である「特定名称酒」の出荷量も、ここ数年は増加傾向。日本酒新時代の到来、と言っても過言ではないだろう。 そのムーブメントの先駆者として必ず名前が挙がるのが、秋田県の酒蔵・新政酒造代表取締役の佐藤祐輔氏だ。彼は従来の日本酒とは一線を画す、革新的な品々を世に送り出し続けている。新政酒造の日本酒は愛好家を中心に話題となっており、今や発売と同時に完売、入手困難な状態が続く。 そんな自身を取り巻く日本酒人気をよそに、彼は10年、さらには100年後まで見据えた、未来の日本酒のあるべき形を実現す
2017年06月22日14:18 角右衛門 シロクマラベル 今年も涼しげに登場です! 今年も、湯沢市の木村酒造から「角右衛門 純米吟醸 夏酒 シロクマラベル 荒責混和」が入荷しました! この冬と春に出た2本の純米吟醸中取りの荒走りと責め取りの部分を、加水調整してから瓶燗火入れした生詰で、夏向きに飲みやすくしています。 原料米は美山錦55%精米、酸度1,3、アミノ酸1,2、日本酒度+2,5、アルコール15度、酵母は協会1801号です。 あらばしりでうすにごりと責め取りの混和ですが、飲み口の滑らかさときめの細かさはさすがです。 一口目のサッパリした透明感! 程よい酸味と甘みのバランスが余韻のあるのど越しにつながって、引きのあるうまさです。美山錦らしいうま味と渋さもアクセントとなって、アルコールが15度ですから、のみあきせず、食べながら飲むおいしい食中酒としてお楽しみいただけます。 薄いにご
横浜駅西口に6月1日、日本酒を常時約100種類そろえる立ち飲みバー「名酒センター横浜」(横浜市西区南幸2)がオープンした。 さまざまな日本酒をテイスティングできる オーナーのブライアン・ハトーさんは、アメリカ・サンフランシスコ出身。金融関係やホテルでのセールスマーケティングの仕事を経て、日航ホテルで働いていた時に日本人の親切さに触れ、移住を決心したという。日本酒セミナーを世界各国で行っている日本酒伝道師のジョンゴントナーさんに師事後、日本酒アンテナショップ「名酒センター」(東京都港区)ののれん分けという形で自身の店を開業した。 名酒センター横浜では、東京本店と同じ約40の蔵元から常時約100銘柄を入荷し、一杯300円~600円で提供。冷蔵庫から飲みたい酒を1~3本選んで席に持って来てスタッフに注いでもらうキャッシュオンスタイルとなっている。店舗面積は約20平方メートル。 提携する蔵元は、あ
以前紹介した「酒粕レーズン」(ラムレーズンを超える?!「酒粕レーズン」旨し)を使って、酒粕レーズンバターと酒粕レーズンアイスを作りましょう。バターもアイスも、レーズンを漬けた酒粕と一緒にいただく、ちょっと大人のおいしさです。 ●「酒粕レーズンバター」の作り方 レーズンを漬けた酒粕はほんのり甘味がついておいしくなっています。そこで、これをバターに混ぜ込みます。酒粕の健康パワーをあますことなく摂りましょう。 【材料】 ・レーズン:適宜 ※オイルコートの場合は、一度お湯をかけてペーパータオルで水分をよく拭き取っておく。 ・酒粕:適宜 ※板粕の場合は、ほぐしてから日本酒かみりんで少しのばしペースト状にしておく。 ・バター(有塩でも無塩でも可):適宜 【作り方】 1./みりんまたは日本酒で少しのばしてペースト状にした酒粕にレーズンを埋め込み、1週間ほど冷蔵庫に入れて酒粕レーズンを作る。 2./バター
新潟大学が「日本酒学」の創設に乗り出した。醸造や発酵を学ぶ学科はあるが、日本酒そのものを学問の対象にする試みは全国初という。日本酒離れが進む中、文化やビジネスなど幅広い視点で日本酒に精通した人材を育て、再興を期す。 9日、新潟大、新潟県、県酒造組合が日本酒学の研究・教育拠点をつくるための協定を結んだ。早ければ、2018年度から講義を始めたいという。 構想では経済学部や農学部が主導し、酒の発酵や醸造、歴史、文化、流通などを研究。「日本酒のたしなみ方」の講義も想定する。将来は県内の酒蔵や県の醸造試験場の見学、外国人留学生向け講座なども開く。卒業後に飲食や観光などで、日本酒の知識を生かせる人材を育てることもねらう。 日本酒の国内消費は1975年…
レポート 三菱化学のゼオライト膜で日本酒を濃縮!?-度数も香りも2倍の「concentration 作 凝縮 H」を飲んでみた ゼオライトという物質をご存知だろうか。ゼオライトとは、アルミノケイ酸塩からなる鉱物の総称で、結晶構造中に分子レベルの大きさの細孔が存在していることが特徴。その細孔内にさまざまな分子を吸着・進入させることができるが、細孔より大きい分子は内部に入ることができない。このような、分子の大きさによって物質を分離することができる"分子ふるい"としてのゼオライトの性質を生かして、セラミック基材上にゼオライトを膜状に形成した「ゼオライト膜」という分離膜が工業的に利用されている。 ゼオライト膜は通常、アルコールや有機溶剤の脱水、天然ガスの分離などに用いられるが、なんと今回、これを日本酒の濃縮に用いたという、日本酒好きの筆者としては聞き捨てならない情報を得たので、さっそく購入して実際
どうも。ライターのハンサム今井です。 決してイケメンではなく、強いて言えばハンサムだとネットの方々からは言われています。「いいか、お前はイケメンではない」ととにかく言われています。 ところで、数年前の「獺祭」ブームから、日本酒もぐっと身近になりましたよね? 酒どころ以外の地酒に注目が集まるようになってからは、クラフトビールのように各所でマニアックな銘柄を目にすることが多くなりました。 なりましたが、あまりに種類がありすぎて、かえって何を飲めばいいか分からなくなっているのも事実。 正直、そこそこ日本酒が好きでも、知らない銘柄に遭遇することは少なくないのではないでしょうか。 今回お邪魔させていただいたのは、渋谷にある日本酒ダイニング、「sakeba」さん。こちらのお店はなんと「純米酒」のみを取り扱っている、純米酒専門店なんです! ※純米酒は水と米のみで造られた日本酒のこと。 「そんなシンプルな
シャープは液晶材料の研究で培った技術をベースに「日本酒専用の保冷バッグ」を開発、石井酒造とコラボし、-2度の純米吟醸酒「雪どけ酒」冬単衣(ふゆひとえ)を発売する。先行販売は3月28日から。クラウドファンディングサイト「Makuake」にて受け付けている。目標達成しなくてもリターンがもらえる仕組みで、目標金額は100万円。 この保冷バッグには、シャープの社内ベンチャー「テキオンラボ」が開発した蓄冷材を採用。7年間の研究開発期間を経て誕生した蓄熱技術を蓄冷材に用いることで、実現した。 日本酒は飲む温度で味が変わるとされているが、今回の保冷バッグの登場によって氷点下にキープした日本酒を提供することが可能となり、「氷点下のキリッとした味わい」から「甘い香り」、「米本来の上品な甘み」と口の中で3段階に楽しめるという。 関連記事 「同じ観光名所に行き同じ写真を撮る人々、それでいいのか」──民泊のAir
日本酒が時間無制限で飲み放題!ウニの肉巻きから〆までウニ尽くしを堪能 最終更新日 : 2017/03/26 この記事で紹介するのは…東京でオススメの『個室 日本酒バルくらのや~kuranoya~ 新橋(こしつにほんしゅばるくらのやしんばし)』(東京都港区新橋3-18-7 桃山ビル3F-B)について紹介しています。お酒が美味しいお店事情に詳しい飲みニストさんがおすすめのメニューなど詳細にレポートしています。 新橋烏森口からすぐ!!飲み屋街の一角に。。。 私のホームタウンともいうべき「新橋」に、日本酒が「時間無制限飲み放題」のお勧めのお店があると友達に聞き、早速、「日本酒バル 蔵のや 新橋」さんにやってきました!! 場所は、JR新橋駅の烏森口から徒歩3分ほど、よく飲みにいくエリアの桃山ビルにありました。 何度も通ったことのある道だったので、今まで気が付いていなかったことに、びっくりですぅ。。。
こんにちは、しーたかです。 最近、日本酒関連のニュースを見ていたら、気になる記事を見つけました。 www.asahi.com 特殊膜を使った日本酒発売…!?これはいったいどういうことなのでしょうか? 記事を読んでみると 酒造メーカー清水清三郎(せいざぶろう)商店(三重県鈴鹿市)が30日、日本酒「concentration(コンセントレーション) 作(ざく) 凝縮 H」を販売店限定で売り出す。三菱化学が開発した特殊な膜を使って、香りやうまみ成分を高めたのが特徴。昨年の伊勢志摩サミットで試作品が提供され、話題を呼んでいた。 特殊膜使った日本酒発売 伊勢志摩サミットで試作品提供:朝日新聞デジタル より引用 とのこと。「え、これ、日本酒の未来を変えうる画期的な技術じゃないか?」ということで、もう少し調べてみることにします。 日本酒を濃縮させるゼオライト膜「Konker(コンカー)」は三菱化学グルー
2017年02月16日14:42 kuru kuru シングル・ルッツ & 太平山 無濾過生 津月 当店では初めての取り扱いとなる秋田市土崎の蔵元「銀鱗」さんの「純米吟醸 kuru kuru(シングル・ルッツ)」です。 秋田酒こまちを使用し55%精米、アルコールは15度の原酒で、その他のスペックは非公開です。 秋田流生もと仕込みで仕込まれた純米吟醸をしぼりたて生で発売しました。 「秋田流生もと仕込み」とは、太平山の小玉謙吉先生が開発された手法で、電動ドリルで酒母を撹拌してもと摺りをする仕込みのことです。酒母を立ててすぐに乳酸を添加する速醸仕込みは14日ほどで酒母が完成します。それに対して乳酸を添加せず、米と麹と水が溶けて自ら乳酸を生み出し、乳酸発酵をすることで発酵の土台を整えていく生もと仕込み(山廃仕込みも同様)は一般的に28〜35日かけて酒母が仕上がります。 秋田流生もと仕込みは、電動ド
こんにちは。日本酒をこよなく愛する男。まるじです。 僕は和酒BARで働いていた時に日本酒の魅力にとりつかれ、それからというもの「日本酒の事をもっと知りたい!」と数々のお店をスタッフとして渡り歩いてきました。 よく聞かれんのよ。友達に。 「何ていう日本酒がおすすめなの?」とか「日本酒をプレゼントしようと思うんだけど、どれがいいの?」って。 たしかに日本酒って選ぶのって難しい。だって種類も味も多いし、専門用語もよくわかんねーし。 そんなわけで今日は初心者の方に分かりやすく、日本酒選びのポイントとおすすめのお酒を紹介してみようと思う。 日本酒を選ぶのに必要なもの?「愛」だよ「愛」 もうね。日本酒選びは「愛」はっきり言ってこれに尽きる。 高価なものである必要は全くない。 けど、「高価なものを欲してる人」には高価なものを送れば良いと思う。それが正解。 まずは誰がどんな場面で飲む日本酒なのか、もっとよ
日本酒好きが高じてとうとう、住宅街に隠れ家的酒屋を始めてしまいました。いまどきの日本酒の味わいや、蔵元さんの話や、器のこと、料理のことなどを、ゆるりと書いています。 キメ細かな酸の見事な粒立ちの一つ一つがクリアーで、品良く広がり、軽やかに引いていく。劣化がまったく無い味わいは開栓後3週間経過したとは思えず、最後の一滴までクリアーでオフフレーバーのない味わいは見事と言うしかありません。ALPHA風の森TYPE4です。 日本酒は往々にしてオフフレーバーが付いてしまいます。 オフフレーバーが付く要因としては、器具類や搾り機に使用しているゴムやプラスティックや金属にお酒が触れることにより付着します。 油長酒造さんが開発した日本酒分離技術「氷結採り」、搾り機を使用することなく日本酒と酒粕に分離する夢の技術です。 氷結採りとは独自に設計した発酵タンクでモロミ中の微生物の働きをコントロールすることで、モ
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