大好きなテレビ番組が打ち切りになったとき、視聴者としてなにをすべきか。番組が復活するための近道は、SNSに寂しい気持ちを書くことではなく、テレビ局に復活を要望するメールを送ることだ。実際に今年の春、テレビ東京は視聴者からの約250通のメールがきっかけで、ある番組を復活させた。人気バラエティ番組『ゴッドタン』などを担当するプロデューサーの佐久間宣行氏と、編成部の森本泰介氏に、その経緯を聞いた。 上層部を動かした「250通のメール」 視聴者の熱い要望に応えて、一度は終わった番組が復活を果たす――。そんな経緯で今年の春からテレビ東京に舞い戻ってきたのが、芸人・千鳥がMCを務める深夜バラエティ『NEO決戦バラエティ キングちゃん』だ。 復活第1回放送の冒頭は、同番組プロデューサー・佐久間宣行氏が千鳥のふたりに番組の復活を伝えに行く場面から始まった。『キングちゃん』はもともと、昨年7月にレギュラー放