電波監理審議会(総務相の諮問機関)は10日、11年から放送枠が広がるBSデジタル放送の新規参入事業者を決めた。放送大学学園やWOWOW、スター・チャンネルなど8企業・団体で、映画やスポーツ、娯楽など計11チャンネルの放送が11年10月から新しく始まる予定。 BSアナログ放送が11年7月までに終了する予定になっており、あいた電波を使う。さらに、国際機関から新しく割り当てられる周波数帯域も活用し、合わせて7〜11チャンネルの放送が可能になる。 BSデジタル放送の対応受信機はすでに5千万台以上普及。総務省の新規参入募集に、商機を狙う総合商社や外資系、放送業界など29の企業・団体が応募。競争倍率は約2倍の「狭き門」になった。 総務省は審査にあたり、事業者の経営体力や視聴覚障害者への配慮、高画質での放送といった条件に加え、広告収入に依存しないで採算がとれる計画になっているかも重視。11チャンネ