コミュニケーションもガラパゴス化 /中ノ森 清訓 2011年1月26日(水)12:30 日本のコミュニケーションは急速に変化している。しかし、その変化は「ガラパゴス化」とでもいうようなあまり芳しくない方向に進んでいる。 「ガラパゴス化。」技術やサービスなどが日本の非常に厳しい買い手の要求に応じ独自かつ非常に高度な進化を遂げた結果、世界のより大きな市場でのニーズからすっかりかけ離れてしまうという現象を指して、最近使われるようになった言葉だ。当初はユーザも使いこなせい程の多機能でありながら世界市場に受け入れられていない日本製携帯電話、技術的には高い評価を受けているものの南米の数カ国でしか採用が進まない日本の地上デジタルテレビ放送方式などがその典型例と言われている。 2011年1月20日の日本経済新聞の記事(35面)によると、若者の間で「断られたくない症候群」が広がっており、それに即してコミュニ