佐渡島を舞台にしたSFファンタジー映画「佐渡テンペスト」の撮影が、5日から行われている。全シーンが島内ロケで、佐渡金山や鬼太鼓、能など島内の名所、芸能が登場。佐渡島の魅力を詰め込んだ映画になりそうだ。秋頃に完成し、映画祭への出品などを経て公開を目指すという。 監督・脚本は、英国出身のジョン・ウィリアムズさん(48)。佐藤浩市さん主演の映画「スターフィッシュホテル」などで監督を務めた実績を持つ。 ウィリアムズさんは2008年、東京都内で開かれた「全国ロケ地フェア」で、佐渡島の原生林を撮影した写真集を手にして心をひかれ、数週間後に初めて佐渡島を訪問。「深い歴史と、特に冬の風景の美しさから物語を生み出すインスピレーションを得た」という。これまでに15回ほど来島し、寺院や海岸線、原生林などをまわる中で脚本を練り上げていった。 映画は、現代社会が崩壊し混乱した未来の日本が舞台。主人公のロック歌手は独