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ブックマーク / jp.ign.com (47)

  • 家庭用ゲーム機版『サイバーパンク2077』レビュー

    私もIGN USのレビュー担当と同じように、PC版『サイバーパンク2077』をとても楽しむことができた(IGN JAPANのレビューも確認してほしい!)。だが、初期型PlayStation 4、もしくは初期型Xbox Oneでプレイする『サイバーパンク2077』はまったく別のゲームと言えてしまう低品質さだ。技術的な不具合だらけであり、性能が低いハードで動作していることを考慮しても、まず販売してはいけないような代物だ。あまりにも問題が多いために、戦闘、ドライブ、ストーリーテリングといった作の要素の魅力が認識できないほどに壊されてしまっている。あまりにもフレームレートが安定せず、私はプレイしたあとに誇張抜きで吐き気も催すほどだった。家庭用ゲーム機版『サイバーパンク2077』は当にひどいものであり、CD PROJEKT REDがメディアに家庭用機版のレビューを行わせなかったのは、意図的ではな

    家庭用ゲーム機版『サイバーパンク2077』レビュー
  • マルチプレイヤー対戦でキレ落ちした相手の代わりにAIがプレイするようになることをソニーの特許が示唆

    この技術で実現できることが概要に書かれている。「マルチプレイヤーゲームが終了する前に相手のプレイヤーがやめたり、反応しなくなったりしたとき、その相手のプレイヤーに代わってコンピューターの操作によるプレイヤーがゲームを続ける。コンピューターのプレイヤーは、相手のプレイヤーのそれまでの動作の分析にもとづいて計算されたアクションを選んでプレイする。それによって、中断することなくマルチプレイヤーゲームを続けることが可能となる。この相手のプレイヤーのプレイスタイルは保存される」 例えば、対戦型格闘ゲームをプレイしているとき、キレ落ちや回線の不具合などで対戦相手が途中でいなくなっても、この技術があれば、それまでのインプットをたどり、それを複製することで対戦を続けられるようになるということだ。これは多くのゲームでとても役に立つだろう。反応をやめたり、AFKやキレ落ちなどをしたりするプレイヤーのために、ほ

    マルチプレイヤー対戦でキレ落ちした相手の代わりにAIがプレイするようになることをソニーの特許が示唆
  • 生粋ビデオゲーム主義者による信仰告白

    究極の質問――かりにあなたの手に、対人型のビデオゲームでチート行為を行った者をすべて消すボタンが握られているとしたら、あなたはそのボタンを押すか? こたえていわなければならない。私は押すだろう。 もうちょっと拡大しよう。そのボタンにチーターたちの個人情報のリストが付録として含まれていたとする。そこには心から尊敬できる人々、たとえば国境なき医師団のメンバーだとか、仕事育児に精魂を注いでいる勇敢な親たち、マリリン・マンソン、キング牧師、グッゲンハイム財団の会長などなどの名が連なっていた。どうか。答えは変わらない。私はボタンを押すだろう。 さらに推し進めよう。そのリストに私の家族、親友、私がこの世に生きる手がかりにしている人々が含まれていたならば、どうか。私はもうすこし考えるだろうが、結局は押すだろう(こうした事態が明らかになったとき魅力的な第二の選択肢は、私がビデオゲームをやめるというものだ

    生粋ビデオゲーム主義者による信仰告白
  • Switch発売から3年経った今もJoy-Conのドリフトは重大な問題だ

    間違いなく、Nintendo Switchは任天堂史上最も用途が広く、最も成功したコンソールの1つだが、ある重大な問題も抱えている。Switchは任天堂の最も耐久性の低いハードなのかもしれないのだ。ゲーム体の設計上の欠点はほとんど些細なものだが――亀裂の入った背面パネルはいただけないが、マリオをティラノサウルスに変身させる楽しさを妨げるものではない――コントローラーについては同じことは言えないだろう。 Joy-Con関連のトラブルは2017年のSwitchローンチ当時から浮上していたのに、2020年現在でもいまだに解決されていないのは全く不可解である。特にJoy-Conが勝手に動くドリフト問題は深刻な欠陥だ。3年間のSwitch使用歴の中で、私はSwitch Liteの登場や、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックが北米で任天堂の修理センターを閉鎖に追い込んだり、S

    Switch発売から3年経った今もJoy-Conのドリフトは重大な問題だ
  • 【ゲームライターの日常】僕が「ゼルダの伝説」を嫌いだった理由

    たとえば、「音楽好き」という言い方はするでしょうか。これはあまり正確な言葉遣いではないように思えます。「クラシックが好き」だとか「メタルが好き」なんてジャンルで語るほうがいいですし、具体的に好きなバンド名などを言ったほうがより伝わりやすいのではないでしょうか。 しかし、「ゲーム好き」という言葉は十分耳にするように思えます。具体的にはどの家庭用ゲーム機で遊ぶの? それともPC派? ジャンルはアクションがいいのかシューターがいいのか乙女ゲーがいいのか。あるいはスマホでソシャゲを遊ぶタイプ? とにかく、一口にゲームといえど内容はさまざまですよね。 僕は間違いなくゲームが好きですが、しかしながらすべてのゲームが好きだとは口が裂けても言えません。単純に出来が悪い作品もあまり好きになれませんし、具体的な内容でいえば謎解きが嫌で仕方がないのです。 今でも根に持つ「ひとつは上に、ひとつは下に」 『ゼルダの

    【ゲームライターの日常】僕が「ゼルダの伝説」を嫌いだった理由
  • PS5のSSDは「ハイエンドPCよりもはるかに優れている」とEpic CEOがコメント

    Epic Gamesは日5月14日、次世代機向けゲームエンジンUnreal Engine 5を披露した。その可能性を見せるために、PS5の開発キットでリアルタイムで動くプレイアブルのテックデモを披露している。 IGNはEpic Gamesの創業者で現CEOであるTim Sweeneyにインタビューし、今回のテックデモのような美麗な映像がPS5で可能になったわけを訊いた。同氏によると、PS5がかなり強力なコンソールである大きな理由の1つは、システムストレージの強化による結果だ。これについては、先月PS5のチーフアーキテクトであるマーク・サーニーがプレゼンテーションで詳しく解説している。 「まず、ソニーは過去の世代と比べれば、グラフィックスのパフォーマンスが物凄くレベルアップしています。でもまあ、次世代機はいつだってそうですよね?」とSweeney。「でも今回、ソニーはさらに躍進的と言える進

    PS5のSSDは「ハイエンドPCよりもはるかに優れている」とEpic CEOがコメント
  • SF人狼アドベンチャー『グノーシア』は、「開発者が147柱の神々に業務委託をする」ことで傑作になった――プチデポット・しごと氏インタビュー

    傑作といえる作品がどのように作られたか、ゲーマーならば気になるものだろう。しかし、それを知ったからといって必ずしも理解できるとは限らない。私の場合、SF人狼シミュレーション・ロールプレイング・アドベンチャーゲーム『グノーシア』の構造を開発担当者から軽く聞かせてもらったのだが、むしろ混乱するばかりだった。 『グノーシア』を開発したプチデポットのプログラマーである「しごと」氏によれば、“このゲームのなかにはシナリオの神や人狼ゲームの神がいて、スピリチュアルな感じになっている”そうである。意味がわからない。「この人はプログラマーというより祈祷師か何かでは?」とすら思える。 プチデポットの開発担当。『グノーシア』ではシナリオとプログラムを担当しており、作中では「ジナ」がかなりのお気に入り。変なゲームも好き。 めづかれ(名:川勝徹) プチデポットのリーダー。いわゆるプロデューサー的な立場で、『グノ

    SF人狼アドベンチャー『グノーシア』は、「開発者が147柱の神々に業務委託をする」ことで傑作になった――プチデポット・しごと氏インタビュー
  • 【コラム】「どうぶつの森」は、変わらないために変わらなければならない

    世界中の人々が『あつまれ どうぶつの森』に癒やされているこのタイミングで、少し野暮なことを言うようだけど、僕はそろそろこのシリーズに生まれ変わってほしいと思っている。 まず最初に、僕も癒やされている一人であるということを言っておこう。3月20日の発売からすでに60時間以上遊んでおり、今年最も楽しく遊んでいるゲームのベスト3には間違いなく入る。それに、外の世界との交流が著しく制限されている今、『あつまれ どうぶつの森』はとても大切なことを教えてくれる、かけがえのないゲームだと思っている。 何も、『あつまれ どうぶつの森』が過去作とまったく同じゲームだと言うつもりはないし、新要素を無視しているわけでもない。外に家具を置けるようになったというだけで世界は広がるし、DIYレシピで様々なアイテムを自分で作れる遊びや、河川工事や崖工事で島の形まで弄れるようになったオプションも過去作になかった自由度だ。

    【コラム】「どうぶつの森」は、変わらないために変わらなければならない
  • 『あつまれ どうぶつの森』はなぜここまで高く評価され、ヒットしているのか?答えは、シンプルに「物量」

    『あつまれ どうぶつの森』は発売3日で国内188万の売上を記録しており(しかもこの数値はDL版を含んでいない)、評論家やプレイヤーからの評価も高い。かくいう私も無人島暮らしをとても満喫している。 しかし、作が発売される前には不安もあった。そもそも「どうぶつの森」シリーズは基的な構造はすでに完成しており、ちょっとした要素を付け足すくらいでは新作として認められないのだ。『あつまれ どうぶつの森』のタイトルすら発表されていなかったころに、私が「新作は“飽き”を払拭できるか?」という記事を書いたように、求められているハードルは高かったのである。 はたして『あつまれ どうぶつの森』はどうやって、ファンの期待に応えたのか? その答えはシンプルに、“物量”ではないか。 『あつまれ どうぶつの森』は細分化されている 『あつまれ どうぶつの森』(2020) 『あつまれ どうぶつの森』が発売される約一ヶ

    『あつまれ どうぶつの森』はなぜここまで高く評価され、ヒットしているのか?答えは、シンプルに「物量」
  • ゲーマーの本能がクソゲー警報を出し続ける 君は耐えられるか?駄作で傑作のポストXCOM『Phoenix Point』

    それは人々の意識を乗っ取った。何千もの人々が海へ入水し消えていった。次いでエルドリッチモンスターが海から現れた。深海生物と未知の存在を混ぜ合わせた元人間は、霧とともに陸へ広がり文明を破壊した。パンドラウイルスがまきおこす生態系の変容は、地球の進化なのか。それとも生物兵器か、エイリアンの侵略か。人類滅亡の危機がせまる今、文明再建機構「フェニックスポイント」は立ち上がる。調査せよ。防衛せよ。敵の正体をあばき、反撃ののろしをあげよ。 『Phoenix Point』は重厚なサイエンスフィクションを土台に、『XCOM: Enemy Unknown』(2012)のユーザーインタフェース(以下、UI)で武装した、『X-COM: UFO Defense』(1994)の精神的後継だ。この3作は開発史ならびに「XCOM」シリーズ史に深く関係する。詳細をはぶくが、「XCOM」シリーズの生みの親Julian Go

    ゲーマーの本能がクソゲー警報を出し続ける 君は耐えられるか?駄作で傑作のポストXCOM『Phoenix Point』
  • 「つくづく思った、映画は勝てない」――押井守、『DEATH STRANDING』を語る

    およそ5分の動画のなかでビジュアルや世界という方向から切り出した押井は、ゲームという形式から考えると多くのゲームが根幹に据える戦闘をメインにしなかったことを「大きな賭けだったと思う」と表現。それを理由に『DEATH STRANDING』を小島の仕事のなかでもっとも質的、密度が高そうと形容した。また、「こういうものを作ってほしいけど、同時に長生きもしてほしい」と笑みをこぼす場面も。 著名な映画監督である一方で、ゲームファンとしても知られる押井守。その口からは「映画は勝てない」といった言葉も出ているが、詳細は動画で見てほしい。公開時には対応していなかった字幕も、現在は追加を行った。 『DEATH STRANDING』は、IGN JAPANのレビューで10点中9.5というスコアをマークしている。

    「つくづく思った、映画は勝てない」――押井守、『DEATH STRANDING』を語る
  • なぜ『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』は賛否両論の問題作なのか?それはゲーマーに対するふかい愛があるからだ

    結果は不評が多いわけだが、その理由はいくつかある。まず、作は原作をかなり端折った展開であるということ。そしてシリーズ作品の音楽の使い方が下品に感じること。あるいは、わかりやすいコメディシーンが多くなっているのも気になるだろう。だが、これらは細かい要素に過ぎない。 重要なのはやはり、ラストの展開だ。終盤、ついに主人公はミルドラースという大魔王に立ち向かうことになるが、そこでいきなり急展開。実は、自分たちのいる場所がVRで作られた偽りの世界であることがわかる。しかもラスボスはミルドラースではなく、VR世界に現れたウイルスだったのだ。 やつはこう語る。ウイルスの制作者はゲームなど「虚無だ」と考えており、だからこそこういうVR世界を破壊するのだと。ビアンカやゲレゲレや息子たちはただのデータとなり、消え去ってゆく。しかし主人公は“ゲームは素晴らしいもうひとつの現実だ”と語り、最後の戦いに勝利するの

    なぜ『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』は賛否両論の問題作なのか?それはゲーマーに対するふかい愛があるからだ
  • 『ゴッド・オブ・ウォー』の卓越したレベルデザインに見る6つの法則

    『ゴッド・オブ・ウォー』の卓越したレベルデザインの根底に流れる「おもてなしの思想」とはなんだろうか? GDC 2019でソニーサンタモニカスタジオのRob Davis氏は講演「Level Design Workshop: The Level Design of 'God of War'」で、6段階にわたるデザインプロセスについてあきらかにした。 なお、日では「レベルデザイン=難易度調整」の意味でとられることも多いが、来はFPSやアクションゲームのステージ設計に代表される、特定の体験を提供することを目的に行われる空間設計の意味を指している。セッションでも難易度調整に関する話題は一切出てこないので注意してほしい。 1. 柱は「戦闘・ナラティブ・探索」である はじめにDavis氏は「良いレベルデザインを行うには、そのゲームでどのような体験を提示するのか、コンセプトをハッキリさせることが重要

    『ゴッド・オブ・ウォー』の卓越したレベルデザインに見る6つの法則
  • ビデオゲームへの偏見とそれへの批判:東洋経済オンライン『スプラトゥーン』の「中毒性」ついて

    東洋経済オンラインに「『スプラトゥーン』の中毒性が極端に高い理由」という記事が掲載されている。このような記事は相手にしないほうがいいと言われるかもしれないが、ゲーマーでない人からあらぬ誤解を受ける可能性がある。ゆえに誰かが一度きちんと否定する必要があると考え、この原稿を書くことにした。 その記事では、任天堂が展開しているNintendo Switch向け対戦アクションゲームスプラトゥーン2』が「家族の絆をも壊すゲーム設計を採用している」と書かれている。毎日遊ばせたくなるような仕掛けがあり、中には「ギア」というガチャのようなシステムがあって、それのせいでやめられないのだ……、と。しかし、これは明らかに間違っている。いや、間違っているだけならまだマシで、問題は“読者の不安を煽るような記事”にしかなっていないところだ。 ゲームを正確に捉えられていないゲーマーとしての失望 『スプラトゥーン2』(

    ビデオゲームへの偏見とそれへの批判:東洋経済オンライン『スプラトゥーン』の「中毒性」ついて
  • 2018年、PSNの収益が任天堂やXboxの全体収益を上回っていた模様

    PSN(プレイステーションネットワーク)の2018年における収益は125億ドルだった。これは任天堂やXboxの全体の収益よりも多い。 Niko Partnersのアナリストであるダニエル・アフマドがTwitterによれば、PSNの2018年の収益は前年の記録を大きく更新した。この125億ドルの収益にはゲームのダウンロード版、追加コンテンツ、サブスクリプションサービスなどが含まれる。 ソニーのPSN収益 (ダニエル・アマドより) アマドによると、PSNの125億ドルは同年における任天堂やXboxの全体収益よりも多い。Xboxの2018年の収益は115億ドルだった。 下の図を見れば、PSNと任天堂のネットワーク収益を比較したとき、非常に大きな差があることに気がつくだろう。「Switch Onlineの導入により2018年後半は収益が上がったとはいえ、任天堂はまだまだデジタルコンテンツによる収益

    2018年、PSNの収益が任天堂やXboxの全体収益を上回っていた模様
  • 細田守最新作『未来のミライ』レビュー

    『未来のミライ』の大きな価値のひとつは、過去の細田守作品の解釈が変わることだ。過去作はどこかで賛否は分かれる面があったが、今回は特にそうした賛否が分かれる点についてが描かれている。特に否定派ほど観たほうがいい。これまでの作品で言葉にできなかった違和感のすべてが作にある。 否定派ほど観たほうがいい。 『未来のミライ』は一見すると理想的な家族が第二子・ミライを授かり、両親や親族の興味が4歳の長男である主人公のくんちゃんよりもミライに向かってしまう。そこでくんちゃんはミライに対して妬いてしまう。ひとりぼっちなとき、なんと中学生に成長したミライに出会う。彼女は未来から来たのか? それとも……というシナリオだ。 細田作品で頻発する賛否の分岐点 ではどこでその自尊感情がフォローされるのかというと「家族」、「血縁」だ。長い血縁の中に自分がいる。みんな同じような子供時代を生きた。きみもそうだ。だから少し

    細田守最新作『未来のミライ』レビュー
  • フロム・ソフトウェアの代表取締役社長、『アーマード・コア』新作が開発中であることを示唆

    しかし、E3 2018にてフロム・ソフトウェアから発表されたのは新作VRタイトルの『Déraciné』、『ソウル』シリーズを彷彿とさせる侍ゲーム『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』、そしてXbox用メカゲーム『メタルウルフカオス』のリメイクをDevolverとの共同で開発していくことだった。 しかし、この中の1つは、2016年に開発が発表された3つのタイトルに含まれていなかったという。「過去のインタビューで大きい開発ラインが3つ動いていると話したが、その中に『Déraciné』は入っていない」と、宮崎はファミ通(Games Talkが引用)とのインタビュー中に述べた。「一部のフロム・ソフトウェアファンには伝えておきたい」 宮崎の言う「一部のファン」とは『アーマード・コア』シリーズを求めているファンなのか、という意図の質問をインタビュアーがしたところ、宮崎は肯定も否定もしな

    フロム・ソフトウェアの代表取締役社長、『アーマード・コア』新作が開発中であることを示唆
  • Steamの複数の人気「エロゲー」への削除警告に対してValveが再レビューを検討

    Steamにてポルノ要素のあるゲーム(以下「エロゲー」)を配信している複数のデベロッパーは、Valve社からゲーム内のポルノコンテンツを除去しなければゲームSteamから削除するという警告を受けている。各デベロッパーはTwitterでこの情報を明かしたが、のちに最新の展開に関するアップデートも上がっている。 その中でも特に海外で人気のある恋愛シミュレーション兼パズルゲームの『HuniePop』を開発したHuniePotは「重要なお知らせ」として、警告を受けた旨を公式Twitterアカウントで示し、大きな話題となっている。HuniePotによると、Valveは『HuniePop』が「Steamにおけるポルノコンテンツに関する規則とガイドラインに違反するため、該当コンテンツをアップデートで除去しなければ、ゲームをストアから削除する」と通告している。 他にも『Re;Lord ~ヘルフォルトの魔

    Steamの複数の人気「エロゲー」への削除警告に対してValveが再レビューを検討
  • ゴールデンウィークになると思い出す「人を騙すために産まれたかのようなゲーム」、その名は『キョロちゃんランド』

    あれはゴールデンウィークのことだった。まだ幼い私はなんらかの理由で母に新しいゲームソフトを買ってもらえることになり(たぶんゴールデンウィーク中は出かけられなかったのでそれで遊べということなのだろう)、一緒にゲームショップへと行ったのだ。そしてひとつのゲームに目をつけた。 それが欲しいと母に伝えると、彼女は「当にこれでいいの?」と何度も念を押した。母は今も昔もゲームには疎く、正直なところ今の私がどんな仕事をしているのかもよくわかっていない。そのくらいゲームに関しては詳しくないというのに、このときばかりはそのゲームソフトに対して疑念を抱いていたのだ。 それにしても子供というのは……いや、昔の私は馬鹿なものだ。自分が具体的に何が欲しいのかをわかってもいないのに、何かを目にすればそれが欲しい欲しいとねだるばかり。少なくとも、この件に関しては間違いなく母が正しかった。なぜなら私が手にしたのは、ファ

    ゴールデンウィークになると思い出す「人を騙すために産まれたかのようなゲーム」、その名は『キョロちゃんランド』
  • ニンテンドーeショップはいつまで魅力を保つことができるのか?Switchについに“困った実写ゲー”が来た

    Nintendo Switchではインディーゲームがよく売れているらしい。実際のところ私もそれを肌で感じており、PCではスルーしているゲームをNintendo Switchならば遊ぶということがしばしばある。さまざまなスタイルで遊ぶことができるというのは想像以上に価値があるし、今後は『Undertale』などの有名タイトルが出ることもあって期待も高まるばかりだ。 しかし、光が当たる市場というものには影ができるもの。既にさまざまな方面から言われていることだが、Nintendo SwitchのDL版タイトルを販売するニンテンドーeショップには不安がつきまとっている。タイトル数が少ないうちは各タイトルが注目される割合は高くなるが、数が増えれば増えるほど注目されづらくなるのではないか……、と。 実際、Steamのようなプラットフォームでもゲームの数が増えすぎて好みの新作を見つけるのは容易ではなくな

    ニンテンドーeショップはいつまで魅力を保つことができるのか?Switchについに“困った実写ゲー”が来た