昨日、日本ファクトチェックセンター(JFC)が「編集部」として出した「検証手法」に関する見解について、若干のコメントをしておきたいと思います。これは、5月23日付スローニュースの記事(有料)を受けて出されたものです(翌日、総務省の会合でもJFCに関連した問題が取り上げられていましたが、これについては「JFC運営委員会」見解を参照)。 一言で言えば、ここに書かれていることをもって「これがファクトチェックだ」とは思わないでほしい、極めて重要な要素が抜け落ちている、ということを申し上げたいと思います。 ファクトチェックは、読者が検証過程を辿れるようにエビデンスを明示するルールになっている、というのはその通りです(IFCNのCode of Principles #4)。 ファクトチェックと調査報道は、役割、機能が異なるというのもその通りです(一方で、共通する部分も多々あると考えています)。 その前
![日本ファクトチェックセンター編集部の見解(2024.6.7)について|楊井人文 Hitofumi Yanai](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/270b7e43a9b7209f413cf827b81486daaddb9700/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F143348905%2Frectangle_large_type_2_ad42942de20ac3968b5c3d3df8f69be9.png%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)