オス殺し細菌の進化を支えたバクテリオファージの発見 国立大学法人東京農工大学大学院農学研究院生物制御科学部門の井上真紀教授と日本学術振興会特別研究員の新井大 (2020年度東京農工大学大学院連合農学研究科修了)、国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研・早大生体システムビッグデータ解析オープンイノベーションラボラトリ:https://unit.aist.go.jp/cbbd-oil/)の竹山春子ラボ長、安佛尚志副ラボ長、西川洋平研究員らで構成された研究チームは、早稲田大学、茶業改良所(台湾)、京都大学、農研機構との共同研究により、昆虫のオスを殺す細菌がもっている、全く新しいバクテリオファージを発見し、これまで知られていなかったファージ遺伝子の機能を明らかにしました。この成果により、今後、性決定システムをターゲットにした新しい害虫防除手法の開発や、ウイルス学、進化生物学への貢献が期待されま