プロ野球の黎明期、数々の伝説を作り上げた名選手たちが、もしも現代のグラウンドに降り立てばどんな成績を収めるか。今の球界への叱咤激励を込めつつ、“レジェンド”が大胆な“自己査定”をしてくれた。ここでは金田正一氏(80)の意見を聞こう。金田氏は1950年国鉄に入団。通算400勝、365完投、4490奪三振など、数々の不滅の大記録を打ち立てた。 * * * ワシが今プレーをしていたとしても、メジャーではやらなかっただろうな。日本の野球を守り、メジャーと対等に戦えるリーグに育てたい。まずはそのための努力をしていたと思うよ。 それから先にいっておくが、現役時代のワシをダルビッシュ有や田中将大と比べてもらいたくはないね。失礼だ。まず球が違うよ。私の球こそがプロフェッショナルです。 メジャーの試合を見ていても、縦の変化を使うのは日本人投手くらいだろう。あれで誤魔化しているだけ。田中がメジャーでど