絶え間なく改築の続く横浜駅が自己増殖の能力を獲得。膨張を開始して数百年後、いつしか日本列島を覆い尽くすようになった――そんな近未来の日本を描き、ネットで話題を集めた「横浜駅SF」の書籍化が決定した。カドカワBOOKSから発売予定。 作者・イスカリオテの湯葉さんが1つの“ネタツイート”から広げていった物語。Twitter小説として連投し、Tumblrに連載後、KADOKAWAとはてなが共同運営する小説投稿サイト「カクヨム」に投稿した。 ネット上では「あらすじだけで腹筋が崩壊する」「ネタだと思って読んだら普通に傑作」「哲学的で深い、本格的なSF」などの反響が寄せられ、SNSで広く話題を集めた。 書籍化は「第1回カクヨムWeb小説コンテスト」のSF部門大賞を獲得したことで決定。このコンテストは、ファンタジー、ホラー、現代アクション、恋愛・ラブコメ、ミステリーなど7ジャンルで行っており、5788作