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ブックマーク / tanakahidetomi.hatenablog.com (70)

  • 岩田規久男「白川日銀総裁は間違っている」『新潮45』

    中森さんの対談を読んでいたら偶然に岩田先生が寄稿しているのを見つける。これもすごくまとまっていて、最近の安倍氏のリフレ的発言とそれに対する白川日銀総裁の発言を批判的に論評している。 安倍:2-3%の物価上昇を目指すインフレ目標 白川:安倍に反論し、「物価上昇率はバブル期の1980年代後半すら平均1.3%だった」として2%以下のプラス領域で、当面1%目指す。 自民党マニフェスト(2%以下は望ましくない)vs日銀(2%を下回ってもゼロ以上であればいい)の対立になる。 岩田先生は安倍氏が目標については幅でいくかポイントでいくかは専門家と協議するという国際的によくみられる政府と中央銀行との協議という柔軟な姿勢を持つことも指摘している。キーポイントは、(上方バイアスを加味すれば)どのインフレ目標を採用している国も1%以上を最低でも維持することを目標にしていることだ。 岩田先生は、白川総裁の任期期間で

    岩田規久男「白川日銀総裁は間違っている」『新潮45』
  • クルーグマン「日本に必要なのは…『物価上昇を伴う経済成長』だ。」スティグリッツ「日本の経済を刺激する方法はいくつもある。円高を食い止め、製造業の輸出競争力を向上させること

    ここ数日、僕の知人もインタビュークルーで参加した、NHKのBizに出演したクルーグマンとスティグリッツのインタビューの文字起こしが以下で読める。必読である。 世界が注目する“日の教訓” http://www.nhk.or.jp/bizplus/history/2012/08/detail20120813.html#contents1 世界経済の課題 “格差の是正” http://www.nhk.or.jp/bizplus/history/2012/08/detail20120814.html まずしばしば日の日銀行よりのメディアや評論家たちに悪用されるクルーグマンの「お詫び」発言の真意が明確に出ている。クルーグマンは天皇陛下におわびをすることが真意であった。他方で、歴代の日銀総裁にもお詫びするが、それは天皇陛下へのお詫びとはまったく異なる意味でである。 プリンストン大学 ポール・クル

    クルーグマン「日本に必要なのは…『物価上昇を伴う経済成長』だ。」スティグリッツ「日本の経済を刺激する方法はいくつもある。円高を食い止め、製造業の輸出競争力を向上させること
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    R2M 2012/08/21
  • なぜそんなに公共事業(財政政策のたかだかひとつの形態)にこだわるんだろうか?

    昨日のTwitterでのつぶやきのまとめです。 公共事業を「防災」「人殺し防止」「公立病院も公共事業」というのはどうぞご自由にだと思う。所詮、個々の話題であり、それらは効率的な基準とそのほかの社会的価値判断とのバランスの中で判定されていくだろう。ただし、それらの(自分勝手な定義の拡張含む)「公共事業」の膨張では、デフレ脱却は不可能。 ところで「公共事業」の定義をどんどん拡張し、他方では震災などを契機に「防災」や「リスク」が無制限な恐怖心と不確実性を武器に拡張している。この「公共事業」の無制限の拡張は、自民党政権もやってたが、もちろん民主党政権もお手のもの。証拠⇒http://www5.cao.go.jp/npc/unei/jigyou/qanda.pdf こう書くと、すぐに出てくる反知性的な反応は、「田中は公共事業に否定的だ」というもの。笑。当に10数年やってて、大変だなあ、と思うのは、

    なぜそんなに公共事業(財政政策のたかだかひとつの形態)にこだわるんだろうか?
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    R2M 2012/07/31
  • 「景気回復まってると増税できなくなっちゃう」という政治的なものとの闘い(TBSラジオDig出演)

    昨日は、TBSラジオのDigにいき、現下の政局の焦点である税と社会保障の一体改革をめぐる民主党と自民党との修正協議の焦点について、スタジオで話してきました。カンニング竹山さんと外山惠里さんのパーソナリティで、かなり突っ込んで、「景気回復まってると増税できなくなっちゃう」という今の日政治家や財務官僚を中心とした反経済イデオロギーのもたらすもの=将来世代(若者とこれから生まれる人たち)の生き地獄状況を中心に話しました。また同じくゲストの林芳正自民党政調会長代理と、記憶では僕が民放の中に出てもっともはげしい応酬のひとつを展開しました。僕と林政調会長代理、つまり自民党執行部の国民経済のとらえ方のするどい対比がわかるでしょう。 ニコニコ動画に当時の記録が再掲載。必聴です。 http://www.nicovideo.jp/watch/sm18076628

    「景気回復まってると増税できなくなっちゃう」という政治的なものとの闘い(TBSラジオDig出演)
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    R2M 2012/06/12
  • 日本銀行のバランスシート「芸」を図表化する。拡大する前に減らすだけ減らしとけ、が基本。

    銀行のバランスシートの必殺技。「緩和」する前にBSはおとしておくのがポイントですw 参考資料:日銀行営業毎旬報告http://www.boj.or.jp/statistics/boj/other/acmai/release/index.htm/ 特に昨年の12月10日(145兆)→1月31日(137兆)→バーナンキFRB政策転換、政治圧力増加でBS増加開始→2月10日(偽インフレ目標直前:139兆)→いまここ(2月29日144兆)

    日本銀行のバランスシート「芸」を図表化する。拡大する前に減らすだけ減らしとけ、が基本。
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    R2M 2012/03/05
  • 米FRB、伸縮的インタゲの採用

    最初の声明から時間をおいて伸縮的インタゲの採用が行われたのでブログの内容を訂正します。 金利の時間軸効果について、その期間の長さは市場の予想を上回った。 FOMC声明全文 http://www.federalreserve.gov/newsevents/press/monetary/20120125a.htm ロイター報道の日語訳 http://bit.ly/yewJNX また追加して掲載された声明では、長期的な枠組みで伸縮的インタゲ(あくまで田中の用語でFOMCはこの表現を使っていないのに注意)の採用が提起された。インフレ目標は2%、事実上の目標失業率は5.2%から6%の間。 http://www.federalreserve.gov/newsevents/press/monetary/20120125c.htm これを受けて、なにもしない日銀行から推測すると、両国間の期待インフレ率

    米FRB、伸縮的インタゲの採用
  • ■[経済]米FRB、いよいよインフレ目標導入か?、際立つ日本の政策後進性

    ロイターの観測記事 米FRB、早ければ今週のFOMCでインフレ目標発表も http://bit.ly/zQKDrQ とのこと。ついに、というかようやくというか、「世界ではリフレは終わった」とか大嘘が喧伝される日のブログの一部や、またマスメディアと大違いで、いまの世界の潮流は以下のふたつ。 1 拡張的緊縮 VS 不景気のとき緊縮(増税や支出削減)したら経済低迷&財政再建も遠のく 2 日銀的なもの(金融システム=仲間以外に関心なし)VS 超金融緩和スタンス(含むインフレ目標、含むマイナス金利、含む為替レート目標) のふたつ。日は先進国でもめずらしく両方とも前者を採用して、自ら停滞の道をまたまた懲りずに歩むつもり。 米FRBがインフレ目標を確実にとるかどうかは、事実上のリーク記事が蔓延する日と違い、あくまでもロイターのは観測である。またロイターの記事にあるように、インフレ目標の政策的位置づ

    ■[経済]米FRB、いよいよインフレ目標導入か?、際立つ日本の政策後進性
  • [経済]トーマス・サージェント(2011年ノーベル経済学賞)と政策レジーム転換:2011-10-10 - Economics Lovers Live Z

    今年のノーベル経済学賞はトーマス・サージェントとクリストファー・シムズの両氏の与えられた。特にシムズ氏については僕は専門外すぎてわからないので書くのは遠慮するが、サージェント氏の業績のあるものを少なからず熟読した経験もあり(いまも定期的に繰り返し読んでいる)、ここで簡単にコメントしたい。 http://www.nobelprize.org/nobel_prizes/economics/laureates/2011/ サージェントは1943年生まれ。カリフォルニア州バサーデナ生まれ。68年にハーバードでPhDを取得。ニューヨーク大学の経済学教授。ルーカスらと合理的期待形成を基にしたマクロ経済学の立場で有名で、その代表的なテキストは80年代から90年代にかけてよく読まれていたと思う。サージェントの長いキャリアの前半について、経済学史家のマーク・ブローグの『ケインズ以後の100大経済学者』から引

    [経済]トーマス・サージェント(2011年ノーベル経済学賞)と政策レジーム転換:2011-10-10 - Economics Lovers Live Z
  • 馬淵澄夫前国土交通相の政権構想

    民主党の代表選を、単に小沢vs反小沢の二元論的な数合わせゲームでしか議論しないマスコミは、なんなんだろう、という素朴な疑問というか懐疑はぬぐえないここ数日ですが、馬淵議員は代表選に出馬意志を示しているなかでは、従来から(小沢鋭仁議員とともに)経済政策についての具体的な構想を抱いている政治家だと思っています。ここでは馬淵議員の政権構想を直接掲載することで紹介します。おそらくマスコミではこれほど詳細にはとりあげられてないでしょう。しかし国会議員の間では知られているものです。いいかえるとそういう政策の話を無視して、先ほどの二元論で語っていくというのがいまのマスコミの報道です。 現時点では、代表選挙というのは単なる民主党の400人足らずの国家議員だけの話のように思えますが、個々の日政治家がどのように経済政策を考えているかを理解するのは、日がこれからどこにいくのかを考えるうえでも将来大きく参考

    馬淵澄夫前国土交通相の政権構想
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    R2M 2011/08/26
  • 日本銀行文学を味わう

    銀行文学を読む。久しぶりに文学観賞をしてみたくなり日銀行のHPをみてみた。さて今日いれて三回の文学を比較してみたい。 まず「先行きの中心的見通し」なるものを過去三回比較する。2月「先行きの中心的な見通しとしては、わが国経済は、世界経済の成長率が、新興国・ 資源国に牽引される形で再び高まっていくと考えられることなどから、景気改善テ ンポの鈍化した状況から徐々に脱し、緩やかな回復経路に復していくとみられる。物価面では、引き続き、消費者物価の前年比下落幅は縮小していくと考えられる。」。 次に震災直後、「わが国の景気は、改善テンポの鈍化した状態から脱しつつある。消費者物価(除 く生鮮品)の前年比は、下落幅が縮小を続けている。先行きの中心的な見通しと しては、わが国経済は、緩やかな回復経路に復していくという判断を維持した」。 と震災以前と震災後の中心の見方(w は変わらないのだ。では震災の影

    日本銀行文学を味わう
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    R2M 2011/04/08
  • 震災復興をめぐる財務省、日本銀行、官僚的政治家への批判(雑感)

    Twitterで朝つぶやいたものをあまり直さず掲載。 FRBのPreventing Deflationという論文がある。昔、『エコノミスト』に部分訳と岡田さんの解説が収録されている。この論文はFRBが日のデフレの経験に学んだとされるもの。いまも何度も読む価値がある。 このFRB論文を読み直すと、いまの日の状況を考えるときに非常に参考になる、というか、私たちは同じ失敗を規模を数倍してくりかえしているとしか思えない。この論文では阪神淡路大震災のおきた95年が日の決定的な岐路だったことを指摘している。つまり長期停滞への岐路だ 93、94年の金融政策がきわめて重要だったが、やはりそのときも日銀行は大規模な金融緩和の決意に遅れたしまった。FRB論文では「93から94年にかけての時期が、金融政策にとって決定的に大切な時期だったかもしれない」している。 FRB論文は日銀の態度をこう指摘する。日

    震災復興をめぐる財務省、日本銀行、官僚的政治家への批判(雑感)
  • いわゆる「スタグフレーション」仮説雑感

    Twitterに書いたものを少し修正したもの 浜田宏一先生と岡田靖さんの共著論文を利用して、例えば岩田規久男先生のように日の輸出産業の国際競争力を交易条件÷実質実効為替レートとする(岩田規久男『国際金融論入門 新版』参照)。交易条件はリーマンショック後一時改善したが、いま現在は緩やかに悪化している。 08年前半に石油が急騰して交易条件が急激に悪化したほどではないが、これからリビア要因など不確実性が大きい。実質実効為替レート指数は(日だけデフレ趨勢というバイアスを無視すれば)、この水準も上昇傾向にある(直近はやや低下)。その水準はリーマンショック発生当初と同じくらい。 交易条件の緩やかな悪化+実質実効為替レート指数の上昇 といういわゆる「過度な円高」がかさなることで、日の輸出企業や輸入関連企業の収益性が大きく低下していく。 これからだが、実質実効為替レート指数はやや下がったが(水準自体

    いわゆる「スタグフレーション」仮説雑感
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    R2M 2011/03/04
  • [経済]デフレ脱却国民会議に参加します 2010-08-18 - Economics Lovers Live

    以下の「デフレ脱却国民会議」が立ち上がった。日では首相と日銀行総裁が会うことすらも「ビックイベント」扱いという異常な体制をとり続けている。一種の二重政府状態に近いといっていい。「二重政府」状態は、日が現在直面する経済危機をさらに深刻化してしまうだろう。特にデフレの長期間の放置は、下の趣意書に書かれているように、日経済を決定的に痛めつけている。日銀行法を改正し、まともな政策のフレームワークの構築、そして政府と日銀行との積極的な協調が必要だと、僕個人はそう思っている。 この国民会議が今後どのような行動をするか、それに期待していきたい。なお以下の「呼びかけ人」はあくまでも今日現在のもので*1、少なくともそれに加えて数名の方が加わっているはずだ(それはいまも増え続けていると思う)。近い将来に国民会議主体のイベントも用意されていると聞く。どんどんやるべきだと思う。この国民会議だけではなく

    [経済]デフレ脱却国民会議に参加します 2010-08-18 - Economics Lovers Live
  • 小野善康(菅首相の「政策ブレーン」)の「増税で景気回復」に裏付けなし 2010-06-25 - Economics Lovers Live

    菅政権の政策ブレーンだったらすぐにやめたほうがいいと思う。この程度の水準かと思うと当に驚くべきレベルだ。 NaokiGwinさんがまとめられたTwitterより。 http://twitter.com/NaokiGwin/status/17007904934 http://twitter.com/NaokiGwin/status/17008179392 http://nico.ms/sm11174048 (69:55〜)小野善康氏「半分同じで半分違う。小渕さん森さんの時にましになってきたのは赤字を増やしたからではなく、雇用を増やしたから。なので増税で雇用を増やしても同じことが起こる。」 http://nico.ms/sm11174048 (70:20〜)小野善康氏「結局、雇用を増やしさえすれば財政再建は出来るということ。過去なぜ増税したときに失敗したかといえば、その時同時に政府が縮小(歳

    小野善康(菅首相の「政策ブレーン」)の「増税で景気回復」に裏付けなし 2010-06-25 - Economics Lovers Live
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    R2M 2010/06/26
    ビリーバー政権だな。はぁ。
  • 蟹沢孝夫『ブラック企業、世にはばかる』 - Economics Lovers Live

    「内定切り」「試用期間切り」や入社前の説明とは比較にならないほどの過酷な労働やまた大量採用サバイバル(新卒で大量採用して一年後ある一定数残存すればいいという人事方針=過酷な労働環境)など、 いわゆる「ブラック企業」、「グレー企業」という存在はある。 書では「肉系ブラック職場「草系ブラック職場」「グレーカラー職場」といくつかの職場の労働環境を区別して、それらが働く人の価値を毀損しているとし、その対策として解雇規制などの雇用の流動化を提唱している。著者の経験にもとづくいくつかのブラック企業の例は参考になる。 よく僕も思うのだが、日の企業はなぜデータをちゃんと持っているにもかかわらず、一年後、三年後などの離職率、平均在職年数、男女比の定着率などの基データを学生や世間に対してちゃんと示さないのだろうか? 書でもこの点は指摘されている。例えば東洋経済からでている『就職四季報』にはその種の

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    R2M 2010/06/14
  • インフレ税のすすめ - Economics Lovers Live

    もし「増税して景気回復する」ならば、ほぼ景気回復と増税がイコールで、そのあとに増税=景気回復→社会保障制度などの充実が続く、「インフレ課税」をすすめます。というか、リフレーションとはインフレ課税の(条件つきの)別名ですが。 昨日、昭和恐慌研究会が『昭和恐慌の研究』の再版、岡田靖さんを忍んで開催されましたが、そこで少し話題になったのが、「増税すれば景気回復」リフレ版。要するにインフレ税の話しです。 これについては一番わかりやすいのが、『税とは何か』(藤原書店)ので飯田泰之さんの論文、啓蒙レベルでは、同『経済学的思考の技術』、同じく田中秀臣『経済論戦の読み方』などで読めます。 直観的にいえば、デフレからインフレに転換することで、景気がよくなり、税収が増えます。まさに「増税で景気回復」。北欧が好きでもアメリカが好きでもなんでもいいですが、社会保障制度もこのインフレ税によるファイナンスで相当ましに

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    R2M 2010/06/14
  • ポール・クルーグマン「「インフレ目標4.0%」のすすめ」

    『Voice』6月号のクルーグマンのインタビューです。 ギリシャ危機は、ギリシャの財政コントロールが伝統的に出来ていないと、さらにユーロに加盟したことで自国通貨の切り下げをすることもできずに、ギリシャの財政危機はある意味必然というのがクルーグマンの見立てですね。他にもアイルランド、ポルトガル、イタリアの財政危機の可能性もあるが、ギリシャほどひどくない、という観測です。それをうけて、日の財政状況も20年持ちこたえるような状態ではない、というの発言を。 ところでクルーグマンの財政危機の真因は、この20年以上にわたる経済の停滞にあります。ここが日にいる財政危機論者と決定的に異なるところでしょう。そのためクルーグマンが提起する財政危機の回避方法は、とりあえずは外需主導の経済成長を達成できるか否かが現実的可能性としてあります。 日が自らその長期停滞から脱するにはインフレ目標を3,4%に設定する

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    R2M 2010/06/12
  • bewaadの発言がますます意味が不明な件 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    http://d.hatena.ne.jp/bewaad/20100519/p1 前回のwebmasterのまとめを再掲すれば次のとおりです(それ自体が不適切とのご指摘はいただいておりませんので、とりあえずそのままにしてあります)。 ああ、あの三点でまとめたもの。全体のたかだか数頁をあたかもこのの中心のようにして「言論統制」への批判がこのの中核であるという誤った印象操作をした個所ですか。「不適切」すぎてそれは前提だと理解してますが?*1 もっと分量的にも内容的にも読むべきところがあると信じてますが、まるで最初の1章だけを流し読んだだけで書ける要約であると思い、まとめ以前のものだと思いますよ。 しかも面白いのは、僕は「すべての日経済学者は言論統制されている」などとは一言も書いていないのに、bewaadが経済学舎たちのアンケート調査、また個別の著名経済学者を反証事例に持ち出していること

    bewaadの発言がますます意味が不明な件 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
  • bewaadの発言が単に意味が不明な件 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    http://d.hatena.ne.jp/bewaad/20100514/p1 正直、このbewaadなる人物が何をいいたいのか、最近の彼のエントリーを読むと、過去の彼の発言と違うような不明瞭な印象をもつし、そもそもこのエントリーも僕には何を彼がいいたいのか皆目理解できない。まず日語として意味が不鮮明なことこの上ない。このbewaadの発言もただ単なるノイズと考えるべき段階にきているのかもしれない。 まず彼は拙著『デフレ不況』の批判として、ロゴフのインタビューを持ちだしてきている。その上でこのロゴフの発言をBISビューだとし、さらに「であるならば」とした上で、日銀がBISビューにたつのでそれはいまだどちらが正しいのか決着がつかない問題である、としている。 まずそもそも日銀行がBISビューに立つのでもどんなビューに立脚するのでもいいが、日銀行の政策のミスが単に特定のビューに立脚してい

    bewaadの発言が単に意味が不明な件 - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ
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    R2M 2010/05/17
  • 国民経済よりも政府へのけん制重視な日本銀行? - Economics Lovers Live 田中秀臣のブログ

    昨年度の消費者物価指数が過去最大の下げ幅であったという記事はいまさらながら日のデフレの深刻さを印象づけたろう。しかしそれは拙著『デフレ不況 日銀行の大罪』や岩田先生の『日銀行は信用できるか』、高橋洋一さんの『この金融政策が日経済を救う』を読めば明瞭なように、日銀行が事実上準備し、そしてリーマンショックに先進国では異例なほど「なにもしなかった」ことの反映にすぎない。当然の帰結である。 ところで昨年の12月からわが国の中央銀行の迷走ぶりは深刻な度合いを増してきた。ともかく政治的な圧力があれば、日銀行の解決策は、1)首相とのトップ会談の設定、2)市場への相変わらずのリーク、3)外国やテレビで総裁自身が、なんの客観性もない(先進国の中でただひとつデフレなのに)インフレ目標を越えた政策などと自慢する、という正直、怒ってるのだか、日銀自体が迷走しているのだかわからない展開になっていた。 そ

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    R2M 2010/05/01