印刷 東日本大震災のとき津波から逃げた車は、渋滞などにより平均時速9キロと「小走り」程度の速度でしか進めなかった。車の4割は歩きで行ける1キロ以内の場所に避難していた。国土交通省による実態調査でわかった。「避難は徒歩」の原則徹底に生かしたいという。 9〜12月に東北・関東の6県62市町村の1万人から聞き取りで調査。集計を終えた5千人分を分析した。 避難は徒歩が46.4%、車が51.2%でほぼ半々。若い人ほど車の利用率が高かった。平均避難距離は徒歩が438メートル、車は2431メートル。車の18%は避難場所まで500メートル以内、39%が1キロ以内の移動で、十分に歩ける距離だった。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます関連リンク津波からの避難「原則徒歩で5分目安」 政府専門調査会(9/25)避難渋滞、津波被害を拡大 促しても車降りる人少数(4/1)