終末や悲劇が間近に存在しつつ、一見普段と変わらないような日常を送る、という漫画が多いような気がします。 もともと終末モノというのは、ジャンルとして確立されていますし、気のせいかもしれませんが…。 仮に上記のような作品が多いのだとすると、東日本大震災以降の日本の状況・空気が影響しているのかもしれません。 終末と隣り合わせの日常というと、「心地よい破滅」というのが少し似た概念です。 「心地よい破滅」とは、wikipediaによると、 「我々の文明が崩壊し、一握りの生存者を除いてばたばたと人が死ぬ絶望的な状況にもかかわらず、主人公ら生存者たちは遠く離れた安全地帯にいて災厄を傍観していたり、無人の都市で残されたぜいたく品をあさるなどある面で楽しい冒険をしたりし、最終的には自分たちの文明観をもとにささやかなコミュニティを再建して、破滅の起こった原因や文明が滅んだ原因に対して達観した立場から考察を加え