埼玉県熊谷市の荒川右岸の河川敷に、オフロードバイクコースが無許可で設営されている。敷地面積約2万平方メートルのコース内には、バイクが何回も通ったと分かるわだちや土を集めてできたジャンプ台のようなものも確認できる。河川敷を管理する国土交通省の荒川上流河川事務所によると、重機による土地の造成や、オートバイなどの走行による占拠が河川法に違反している可能性もあり、同事務所は警告看板を設置し、休日には見回りをするなどの対策に追われている。 荒川の土手を越えた先の農道を通り、林の奥の国有地にあるバイクコース。付近には麦や野菜の畑が広がっている。 無許可バイクコースの写真 カーブ地点にバイクの走行跡が複数 周囲に見える建物なし【写真2枚】 定期的に畑の手入れをしている農家の男性(67)は「(コースは)10年以上前からあった。誰が作ったかは分からないが、林の向こうからよく音が聞こえていた」と話す。以前は車