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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/jyoshige (15)

  • 公務員の賃金をいくら引き下げても構わない理由 - Joe's Labo

    お馴染み、国家公務員一般労働組合のサイト“すくらむ”がアクセル全開で飛ばしている。 例のごとく長文だが、要約すると実にシンプルだ。 「俺たち公務員の賃金を下げると、消費が下がって景気が悪くなるぜ」 民間の人にはあらためて説明する必要も無い常識ではあるが、人件費の原資というものは 有限であって、まずは稼がないといけない。稼げない分際で要求したって無いものは無い ので払えない。だから普通の民間人はこういうみっともない要求はしない。 逆に言えば、公務員の労組がこういう要求を臆面も無く出してくるということは、 そういったコスト意識が皆無だという裏返しだろう。 ただし、実は彼らの主張にも一部の理はある。 恐らく、彼らが怒っているのは「なんで震災と直接関係ないのに、我々の賃金がカット されなければならないのか」という点だろう。 それは正しい。少なくとも公務員のせいで地震が起きたわけではないし、原発事故

    公務員の賃金をいくら引き下げても構わない理由 - Joe's Labo
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    REV 2011/05/17
    //コストセンターに独立採算を要求
  • ラーメンは滅びんよ、何度でもよみがえるさ - Joe's Labo

    九州系ラーメンの伝道者とも言える桂花ラーメンが事実上倒産してしまった。 実は昨年、10年ぶりにべる機会があったのだが、ずいぶん淡白な味になったなと 感じたことをおぼえている。 いや、薄くなったとか不味くなったとかじゃなく、新鮮味がないというかなんというか。 社会全体がめまぐるしく変化する中で、90年代から止まっているような印象をもってしまった。 外全般が競争の激しい業種だとは思うが、中でも最激戦区はラーメンだろう。 誰でもべるし、誰でも通になって一家言もてる。そして、誰でもやれる。 何年も徒弟修行する必要もないし、難しい免許がいるわけでもない。 元ヤンだろうがサラリーマンだろうが、腕一で「自慢の一品」を出せてしまう。 と書くと、まるで秩序の無い百鬼夜行状態のように見えるが、実際にはバラエティに富んだ 魅力ある産業が生まれている。常に進化し続けるし、地方からも新たなブームが沸き起こ

    ラーメンは滅びんよ、何度でもよみがえるさ - Joe's Labo
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    REV 2010/11/06
    ラーメン発見伝の話を思い出した。 嗜好は時代と共に変わる。
  • 雑感@中国人船長釈放 - Joe's Labo

    僕が二十歳の頃、初めて海外旅行に行った先はインドだった。 友人とホテルに入る時、従業員にチップを要求されて、まあお世話になるからと払った僕の ところには、翌日からも理由をつけてはしつこくたかりにきた(しかも、金額が上がる)。 断った奴のところには二度と来ない。 それやこれやを通じて、バックパッカーとしてユーラシア横断する頃には、主張しないと 徹底的にカモにされるのだということを肌感覚で理解していた。 良し悪しでは無くて、一部の先進国以外ではそういうルールになっているのだから仕方ない。 もっとも、たいがいの日人もそんなことは百も承知だろう。 総会屋にお金払えば、来年はどうなるか。 不良にカツ上げされてお金出したら、次に会った時にどうなるか。 駄々っ子のおねだりに負けてオモチャを買い与え続けたら教育上どういう影響があるか。 誰だって知っていることだとは思うが、日にとって不幸なことに、そうい

    雑感@中国人船長釈放 - Joe's Labo
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    REV 2010/09/25
  • ピースボートに乗ってみたくなりました - Joe's Labo

    僕は正直いって社会学系のというのがあまり好きではなくて、 「そんなこと実社会で働いてれば誰でも知ってるだろう」的なことをぐだぐだ書いている という印象しかない。 そんなわけで、書も東大の総合文化研究科博士課程在籍の若手社会学者のということで あんまり期待せずに読みだしたのだが、途中でやめられずに一気に最後まで読んでしまった。 一言でいえば、ピースボート乗船日記である。 ピースボートといえば、辻センセイ率いる左翼団体というイメージしかなくて、よく わからないけれども代金払って数カ月して帰ってきたときには筋金入りの活動家にされて そうな印象しかなかったが、全然そんなことはないらしい。 一応「9条勉強会」みたいな自由参加式のイベントはあるらしいが、熱心に参加する人は 少数で、実態としては若者から定年した団塊世代まで、いろいろな年代、職業の人達の参加 する賑やかなツアーだそうだ。 著者は乗

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    REV 2010/09/20
    「ピースボートは//創設時の理念とはまったく逆に、元気はあるが発散方法を知らない若者たちを船腹いっぱい詰め込んで世界中を連れ回し、その希望や情熱を放棄させる機能を担っているわけだ。」
  • 天下りが無くならない理由 - Joe's Labo

    天下り廃止は、民主党から共産党まですべての政党が掲げる目標だ。 有権者の支持、(官僚以外の)実務者層の支持もある。ある意味、これほど争点のない 政策目標も無いはずだ。 にもかかわらず、なぜ天下りは90年代から一向に無くならないのか。 それは「天下り廃止=日型雇用の完全否定」となるためだ。 入省年次による職能給を 全廃して、職務給ベースに切り替えつつ、各ポストは流動化して抜擢・降格を実施する。 専門的なポストについては大学、シンクタンク等からのヘッドハンティングも進め、人材の 最適化を図る。 要するに、僕が普段言っている雇用流動化を霞が関の中でまずやってみてね、ということだ。 こうなると途端にハードルは跳ね上がってしまう。 これが、天下り廃止をやるやると言いつつ誰も出来ない理由である。 ただし、天下りを辞めさせるだけでいいならもっと簡単な方法はあって、出世の芽の無くなった 官僚をラインから

    天下りが無くならない理由 - Joe's Labo
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    REV 2010/08/13
  • 書評:「若者はかわいそう」論のウソ - Joe's Labo

    ほぼ一章割いて批判されているので、反論しておこう。 著者の主張は一見すると精緻だが、言っていることは実にシンプルだ。 「非正規雇用が増えたのは、大学進学率が上昇し、大卒者にアホが増えたから」 とくに頭数の多くてあんまり勉強もしてない団塊ジュニアはいつめて当然というロジック である。 なるほど、たしかに大学進学率の上昇は“大卒者”の質を下げているとは思う。 ただ、著者のロジックには致命的な欠陥がある。 「じゃあ正社員のおっちゃんたちは、学生に文句垂れるほど勉強してたのか?」 ということだ。 もし仮に、日の労働市場にまったく規制がなく、新卒者と既存正社員の間で完全な自由競争 が行われていたとしたら。 現在30代の派遣社員は、派遣以外の道は無かったのだろうか。 彼はやる気も能力も、当にすべての正社員より劣っていたのだろうか。 好況に挟まれ、先輩後輩に比べて不意な就職先しかなかった30代の

    書評:「若者はかわいそう」論のウソ - Joe's Labo
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    REV 2010/08/08
  • 保育所の規制緩和はすぐに実現可能な少子化対策 - Joe's Labo

    30代の友人と集まると、決まって話題となるのが保育所の件だ。 僕の周囲にも、大企業に勤めているにもかかわらず、保育所が無いor高額の負担に 耐えられないので二人目はNGという夫婦は結構いる。 昨日twitterで教えてもらったが、都内の無認可だと10万近くするケースもあるらしい。 こうなるともはや子供手当どころの話ではない。 さらにおかしいのは、認可保育所のフルタイム勤務優先という要件だ。 これでは、休職制度が充実していて、復職が保証されている一部の大企業と公務員だけが 公立の認可保育所に優先して入れることになる。 結果、そういう人たちに税金が最大限使われ、中小企業や非正規雇用の人は自腹で高い金 出して無認可に行く羽目になる。 要するに、「正社員で終身雇用」という、もはや形がい化した雇用形態に基づいて 制度設計されているため、そこから漏れてしまった人に支援が回っていないわけだ。 たとえば、

    保育所の規制緩和はすぐに実現可能な少子化対策 - Joe's Labo
  • 対症療法で問題は解決しない - Joe's Labo

    ポスドク採用480万の大盤振る舞いが早くもこけているらしい。 さんざんあちこちで書いてきたことなので繰り返さないけれども、問題の質は日企業の年功序列体質にあり、 22歳のピチピチの男の子が大好きだという点にこそある。 そこにメスを入れずに金ばらまいたって意味が無い。というより、文科省は自分で採ればいいだろう。 そしたら予算使わずにすむじゃないか。「博士なんて採れないよ」というのであれば、採れない理由を 考えるといい。それが問題の質だから。 とりあえずこの失敗により、若者には「博士過程なんて行ったら500万積んでも就職できないらしい」 というメッセージを、世界には「日はドクターを採用しない変な国だ」というメッセージを送って しまったわけだ。こんなんじゃ留学生も増えませんよ。 そしてもう一つがコレ。 企業の新卒至上主義に対し「卒業後3年間は新卒扱いにしてね」という提言である。 こちらは

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    REV 2010/04/01
  • 「男が一家の大黒柱」という考えはもう古い - Joe's Labo

    時々、未婚率の上昇について質問される。 どうやら、「男性の安定雇用が崩れた結果である」的なコメントを 期待されているようだ。 いや、実際そうなのだけど、じゃあ一般職を嫁さん候補で採用して 30歳で肩たたきをやっていた昭和の社内完結モデルが正しいのかというと それはそれで違和感がある。 十年ほど前、丸の内の大手金融の前に、リクルートスーツ姿の一般職希望の女子学生 が長蛇の列を作っていたのを見た同僚のアメリカ人に、 「あれは一体何なんだい?」と聞かれ、説明するのに苦労した。 「一般職という、処遇がやや落ちるコースで…」 「そんなコースに入るメリットなんて、あるのかい?」 メリットはあるんだろう、いろいろと。面倒なので説明はしなかったけれど。 重要なのは、もうそういう時代にはけして戻れないし、戻るべきでもないということだ。 先進国として、女性の社会進出は後押ししないといけないし、企業側も農村的な

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    REV 2009/11/08
    「「実家程度の暮らしは保証してくれること」」
  • 優秀な人材が日本にこない理由 - Joe's Labo

    知り合いに香港に転職した人間がチラホラいるので、そんな気はしていたのだが 既にアジアの一流の人材は日ではなく、シンガポールや香港を目指すらしい。 「優秀な人材に来てもらうにはガラスの天井をどうにかするしかない」というのは その通りなのだが、ガラスの天井というのは何もナショナリズムや排外主義ではなく、 要するに終身雇用のことだ。 彼ら外国人に「日で骨を埋めろ、滅私奉公しろ」というのは酷な話で、選択肢の 広い優秀層には相手にされない。たとえば、中国人留学生なんて、日人学生とは 比較にならないほどアグレッシブな質問をぶつけてくる(しかも優秀な人材が多い)。 「初任給はいくらですか?」 「ええと、330万円くらいかな」 「そうですか…ではいつになったら一千万円に行くのですか?」 「たぶん、15年くらい真面目に働いて、運よく課長に昇格できたら行くと思うよ」 もうこの時点でたいがいの優秀層は来な

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    REV 2009/10/20
  • 野村證券には初任給350万と1,000万の2種類いるらしい - Joe's Labo

    週刊SPA今週号を読んでいて思わず笑った記事がある。 金融業界特集で、野村證券の新人についての話だ。 ご存知の通り、今年の野村の新入社員には、野村證券から内定をもらった人と、 旧リーマンブラザーズから内定をもらった人の2種類が存在する。 で、問題はそのお給料なのだが、後者は前者の三倍もらっているらしい(笑) しかも初任給1000万超なのに家賃補助まで100%支給されるとか(野村は寮のみ)。 待遇差に野村側の社員が不満を持っているという話はちょくちょく聞くが、 まさか新人でもこれだけ差がついているとは思わなかった。 「2年間は待遇を維持する」という条件で買収したため、内定者の新人も旧規定が 適用されたのだろう。 もっとも、野村自体は「リーマン側に人事制度をあわせる」と明言しているから、 フレーム自体が見直されることは無いだろう。営業部門など数値に直結しやすい 部門を中心に完全な年俸制に移行し

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    REV 2009/10/09
  • 職業訓練なんて誰も求めちゃいない - Joe's Labo

    補正予算で6000億以上拡充された「緊急人材育成・就職支援事業」だが、 民主党が来年度以降の分について見直しをかけるようだ。 以前も述べたとおり、この予算は前政権が「とりあえず、何かやらなきゃ」 というだけの理由から積み上げただけのハリボテだ。 実際の政策効果も、惨憺たるものである。 この事業は、雇用保険を受給できない失業者に対し、 職業訓練期間中の生活費を月10万~12万円支給するもの。 7月中旬にスタートし、3年間で30万人の支給を見込む。 しかし、8月末現在で受給が決まったのは約980人。 このペースだと3年間の受給者数は3万人程度にとどまる。 同協会幹部も「30万人はとてつもない数字」と目標の達成が 困難なことを認めている。 週刊文春9.17号は、余った予算が国債で運用されている実態を報じている。 (まあ寝かしておくのはもったいないという理屈はわかるが) 同誌では、不人気の理由とし

    職業訓練なんて誰も求めちゃいない - Joe's Labo
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    REV 2009/09/30
    「日本企業は職務ベースではなく、「新卒・正社員・総合職」といった出自に 基づいた身分制なので、そもそも職務というものへのニーズが薄い」
  • 命の値段が高すぎる - Joe's Labo

    「医療がたいへんだぁ、たいへんだぁ」と騒ぎたいだけなら、岩波新書でも 立ち読みすればいいのだが、「何がどう問題でどうやって解決すべきか」に 関心のある前向きな若人には、書の購入を強くおすすめしたい。 書の流れとしては、小泉医療改革の総括によって、医療システムの構造的な 問題をあぶりだす。 一言でいうなら、それは医療という破綻確実なシステムへの、一大延命手術だった。 来、一時的な疾患を想定して作られた保険制度であるが、慢性化しがちな高齢者 医療の比率が増えれば、保険料をどんどん引き上げねばならなくなる。 65歳以上の人間を、15歳以上64歳以下の現役何人で支えるかを扶養率というが、 05年時点で3.3人。これが25年には2.0になることがほぼ確定している。 つまり中学卒業直後の少年少女まで動員して、二人で一人の 高齢者の各種社会保障を面倒見るわけだ。 著者もいうように、これはもはや実現

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    REV 2009/08/29
  • 勉強しすぎるとマイナス評価される国 - Joe's Labo

    ポスドク(博士号取得者)の採用に対して、国が500万を助成してくれるらしい。 間違いだとは言わないが、ものすごく違和感がある。 普通、この手の公的助成とは、労働市場で不利になるグループに対して行なわれるもので たとえば現行のトライアル助成では、 中国残留邦人等永住帰国者、 障害者、日雇労働者、ホームレス といったグループが対象に含まれている。 博士にその30倍もヒモを付けないと労働市場からはじき出されるという国は、 どこか狂っているとしか思えない。 ポスドク問題の原因は二点。 ①大学内の人事が硬直化しきっていてポストが慢性的に不足 ②かといって企業は年功序列なので新卒学士というターゲットゾーンから離れるほど 興味がない ①は特に国立大がひどく、某国立大なんて教授ポストの任期制導入にあたり、90年代以前に ポストについた教授は新制度の対象外というムチャクチャな内規を教授会が作った というから

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    REV 2009/05/09
  • “35歳”を救え~あすの日本 未来からの提言 - Joe's Labo

    昨夜のNHK総合『“35歳”を救え~あすの日 未来からの提言』について。 団塊ジュニアの現実を率直に取り上げた良い企画だったように思う。 特に注目すべきは、過半数の人が、今後給料が上がることは無いだろうと実感している点。 90年代までなら、主任(係長)⇒課長⇒部長と出世していくことで基給を上げる流れに 加えて、職級がそのままでも、昇給で緩やかに基給の上昇が期待できた。 だから、その頃には50代でヒラでも、若手の課長以上に支給されているおじさんが多かった。 だが、もうそれはない。ほとんどの企業は30代以降での昇給を抑制しているから、 課長部長の出世魚コースに乗れなかった人(40歳あたりでは約7割に上る)は ほとんど横ばいの給与で余生を捨扶持で飼われることになる。 別に誰が悪いわけでもない。人件費の原資が増えなくなったのだからしょうがない。 成長率が落ちるとはそういうことであり、「もう成

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    REV 2009/05/08
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