アリ・アスター監督Photo by Monica Schipper/Getty Images「ヘレディタリー 継承」「ボーはおそれている」で観客を恐怖に陥れてきたアリ・アスター監督が、現実世界でもっとも恐れているものについて語った。 映画レビューSNS「Letterboxd」のインタビューに応じたアスター監督は、AI(人工知能)の発達により、テクノロジーへの依存、AIの周囲に集う信奉者たちの存在が、世界に壊滅的な影響を及ぼしかねないと語った。 アスター監督は、「本当に強い恐怖を感じている。もうすでに手遅れなのは明らかだ。今は、競争の真っただ中にいる。これは技術革新の歴史において常にそうだった。『できるなら、やる』という姿勢だ」と現状を分析。「私はもっと大きな問いを抱いている。(社会学者の)マーシャル・マクルーハンはかつて『人間は機械世界の性器である』と言った。つまり、AIは我々の延長線上に
