薬局の事務員が自殺…上司からの“パワハラ”が原因として遺族が提訴 うつ病の診断書があったにもかかわらず会社側は休職指示せず 労働基準監督署は「心理的負担軽い」として労災認めず 「あの会社はブラック」 娘が語っていた実情 3年前、自宅で自ら命を絶った、津島美希さん(当時30)。 4月26日、美希さんの母親が「娘が自殺したのは上司などによるパワハラが原因」として、大阪地裁に提訴した。 この記事の画像(7枚) 母親の津島朋子さんによると、美希さんは大阪府吹田市の調剤薬局で事務として働いていた当時、長時間労働を強いられたり、ミスについて上司から叱責されるなどのパワーハラスメントを受けていたという。 さらに、職場で「ダイエット委員会」というグループに入れられ、待合室に自身の体重を貼り出されたり、社員旅行の幹事を実質1人で任せられ、帰宅時間が深夜0時を過ぎることもあったというのだ。 津島朋子さん: 娘