CASE-REAL|ケース・リアル ケース・リアルが設計した“島の食の拠点”を目指すレストラン 瀬戸内海の豊島(てしま)に「海のレストラン」オープン 今夏7月に瀬戸内海に浮かぶ豊島(てしま)の海辺に「海のレストラン」がオープン。ケース・リアルの二俣公一氏が設計を担当し、松澤 剛氏との協働で進められたプロジェクトは、構造設計を大野博史(オーノジャパン)、サイン計画を尾原史和氏(スープデザイン)、家具製作をE&Yが担当している。話題の「海のレストラン」をケース・リアルが解説する。 Text by CASE-REAL 食材の豊かな島、豊島で目指すレストラン 今年で2回目を迎えた瀬戸内国際芸術祭。その開催エリアの一つとなっている豊島(てしま)は、瀬戸内海の豊かな恵みを受けて、昔から酪農や稲作が盛んだ。一時は過疎化で人手が不足し荒れていた伝統的な棚田も、近年では多くのボランティアの手によってそのうる