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  • 社会の真実の見つけ方 :投資十八番 

    社会の真実の見つけかた 9.11以後のアメリカではメディアが人々の恐怖心を煽り、国全体が一つの方向に向かって流れていった。メディアをうのみにしている間に法律が変えられ、テロ後6週間後に議会を通過した「愛国者法」はアメリカという国のあり方を根っこから大きく変えてしまった。 著者はベストセラー「ルポ 貧困大国アメリカ」で日人の米国観を根底から揺さぶった堤未果氏。書もアメリカでの取材エピソードを中心として話が進められていき、メディアの実態と限界を明らかにしたうえで「情報を読み解く力」を身に付けることの大切さや行動する重要性を説きます。 「情報を読み解く力(メディアリテラシー)」の重要性を説く論調は昔からあるので、その意味では今日的なトピックではありませんが、インターネットによって情報が氾濫するようになったのは最近のことです。そういう前提をもとにメディアリテラシーが語られなければ意味がないこ

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/05/03
    9.11以後のアメリカではメディアが人々の恐怖心を煽り、国全体が一つの方向に向かって流れていった。
  • 30代にしておきたいこと :投資十八番 

    30代にしておきたい17のこと 話題のだということなので、さらっと読みました。いわゆる自己啓発。「30代は人生を劇的に変えるラストチャンス」ということで、今すべき17のことが羅列されています。 結論からいうと1時間程度で読めてしまうにもかかわらず退屈なでした。そもそも「30代」は多様な価値観の集合体です(いや、30代に限りませんが)。全ての人に共通する一般的な価値観というものは、はじめから存在しません。存在しないものを言い切り型で論じることに違和感を覚えます。 1.「すべてを手に入れることは不可能」だと知る 2.変えられることと、変えられないことの違いを知る 3.自分の勝ち(負け)パターンを知る 4.セルフイメージを定期的にチェックする 5.お金と真剣に向き合う 6.パートナーや子どもを持つかどうか決める 7.自分の居場所を決める 8.両親とお別れしておく 9.年

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/05/01
    「30代にしておきたいこと」は他者から与えられるものではなく、自分が置かれた内部・外部環境を前提として自分で設定するからこそ意味がある。
  • トイレの神様は金持ちなんやで :投資十八番 

    「トイレをキレイにするとお金持ちになる」とはあまり聞きませんが、「お金持ちはトイレがキレイ」だというのはよく聞きますし実際にもそのような気がします。しかし、当に重要なポイントはトイレが云々というのではなく、自分をコントロールできる人なのかどうかだと思います。自分をコントロールできる人は自己管理能力が高く自制心も高い。そういう人は大体仕事でもプライベートでも整理整頓や段取りが上手い。当然、トイレもキレイ。 お金は自己管理能力や自制心がなければ貯まらないものです。これは仕事でも問われる重要なスキルです。家が散らかっていたり、仕事で使う机の中がカオスだったり、そしてトイレが汚いような人には女神様は来ないんやで。私も子どもができたらそう教えよう。

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/04/29
    本当に重要なポイントはトイレが云々というのではなく、自分をコントロールできる人なのかどうか。
  • 大前研一流「情報活用術」のポイント :投資十八番 

    大前研一氏の(新版「知の衰退」からいかに脱出するか?)のプロットは、日は様々な点で抜的な改革が必要であるが、現在の日人は大人も子どもも「知の衰退」がみられる。日人は、考える力をつけなければならない、というものです。各章で世界や日の現状、そして多方面に渡る大前氏の提言が語られます。独特の「臭気」があるのが「大前」の特徴ですが、書も例外ではありません。そのため好き嫌いが分かれると思いますが、わず嫌いはもったいないです。無臭だと忘れやすいものですが、臭気を避けつつ慎重にページを捲っていくからこそ、得るものが多いこともあります。トピックの中で、とりわけ印象に残ったのは大前氏のネットとの関わり方について書かれたところです。氏の情報活用術も開陳されていて、とても面白い。

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/04/21
    新聞もテレビも読まない大前氏は、情報のほとんどをネットから収集している。
  • 大震災後の「天譴論」 :投資十八番 

    前回記事では触れませんでしたが「大地動乱の時代」の中で、とても興味深い記述があるので、ついでに紹介しておきます。 それは、大正時代に襲った関東大震災後に広く唱えられた「天譴論(てんけんろん)」についてです。関東大震災の推定損害額は前年度の一般会計予算の約3.7倍の55億円にのぼるといわれた、日史上最悪の災害でした。現在の日の一般会計約93兆円を念頭において考えると、とてつもない規模の損害だったことがわかります。このような未曾有の国難が生じた原因を天罰だとする思想が「天譴論」です。 震災後、これを天罰だとする「天譴論」が広く唱えられた。大戦景気で贅沢三昧の成金、暴利をむさぼる悪徳商人、政争に明け暮れる政治家などに鉄槌がくだったというものものもいたが、相次ぐ戦勝で日人全体が傲慢になっていたからだとするものや、大正デモクラシーのなかで花開いた芸術や思想も槍玉にあげて、人々が奢侈淫逸に堕し

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/04/17
    日本人は昔から自然災害に対して受動的で無常観的な諦めとしてある程度受け入れてきた面はあるが、リーダーが口にしてよいことではない。
  • あらためて考える「守るお金」と「攻めるお金」 :投資十八番 

    少し前に、地震後の一時的な株価急落をみたからでしょうが、以下のコメントを頂きました。 自分の努力の及ばない出来事で財産が吹っ飛ぶなんて怖すぎです。 専業のプロがいる中で仕事の片手間にちょっと儲けてみようなんて考えが甘すぎました。 金で金を稼ぐなんて一生考えず、地道に働いていこうと思います。 お金との付き合い方において何よりも重要なのは「守るお金」と「攻めるお金」の区別を付けることとリスクの概念を理解することだと思っています。こういう時期だからこそ「お金」との付き合い方を真剣に考えるべきだと思うので引用しました。

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/03/28
    リスクとはどれだけ儲けたいかではなく、どれだけ損を許容できるかで取るもの。
  • 依存からの脱却 :投資十八番 

    地震や津波による破壊だけでなく、福島第一原発から放出される放射性物質の問題が加わっていることが事態を深刻にさせています。福島県産の農作物だけでなく東京を含めた首都圏においても水道水から乳児向けの暫定規制値を超える放射性物質が検出されたそうです。政府首脳は「直ちに健康に影響を与えない」と繰り返していますが、こういう逃げ道が用意された官僚答弁が国民を疑心暗鬼にさせ不安を増幅させているということを早く知るべきでしょう。 さておき、明日で地震発生から二週間になります。この短い期間で、私自身が抱いていた、いろいろな事象に対する価値観が大きく変わりました。つい先程まで計画停電が実施されていた自宅で、ローソクの明かりだけが静かに灯る中、頭に浮かんでいたことです。 意識的にしろ無意識的にしろ、結果的に何かに過度に「依存」してしまうことの恐ろしさを今回思い知りました。 家庭内で用いる全てのエネルギーを電

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/03/24
    最も依存してはならないのは「国家」なのかもしれません。
  • 地震後、これからとるべき行動について :投資十八番 

    東北地方太平洋沖地震で被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。 私はそのとき都内の高層ビルにいて、感じたことのない物凄い揺れに恐怖し、その後の交通機関の混乱で家に帰り着いたのは翌日の午後になってからでしたが、Twitterや伝聞で漏れ聞こえてくる東北地方を中心とした地震とその後の巨大大津波による甚大な人的及び物的被害が徐々に明らかになるにつれ、あまりの惨状に暗澹たる気持ちになりました。 被災の直撃に見舞われておらず被害もなかった私が行えることは、可能なかぎりで寄付という形で「お金を出す」ことだと思っています。救援活動に赴いても「素人」が手に追えるはずがなく、むしろ邪魔になるだけ。間接的支援によってプロに救援・援助活動を任せたほうが効率的かつ効果的です。 それに加えて重要なのは、可能なかぎり日常(通常)業務(生活)に精を出すことでしょう。関東地方においては停電情報が錯綜し、それによ

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/03/14
    「大惨事」を言い訳にせず日常業務に戻れる方法を模索するべきだと思っています。
  • この際、子ども手当は廃止したらどうか :投資十八番 

    国会が紛糾し子ども手当の先行きが不透明です。現行の子ども手当法は3月末で効力が切れるのですが、野党の反対により成立は厳しい状況となっています。成立不能となれば、根拠法がまだ存続している児童手当が4月から自動的に復活することになります。それは避けようと、与党は現行の子ども手当法を一定期間延長する、いわゆるつなぎ法案を議員立法で提出するらしいのですが、一体どうなることやら。 これから毎年、法の効力失効時に混乱を起こし続けるのも馬鹿らしいので、与野党協議して永続的なシステムを模索して欲しいですね。例えばこんなのはどうでしょう(以下極論注意)。 もう「子ども手当」はきれいさっぱり廃止。児童手当の復活とかセコイこと言わないで国民全員に配ってしまえばいいんじゃないかと思います。いわば小型版ベーシック・インカムです。 子ども手当は、15歳以下の子ども(を持つ親)に対して所得制限無しで一定額が支給されま

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    SasakiTakahiro 2011/03/11
    児童手当の復活とかセコイこと言わないで国民全員に配ってしまえばいいんじゃないかと思います。いわば小型版ベーシック・インカムです。
  • 就職人気ランキングの変遷から見えてくること :投資十八番 

    今春卒業予定の大学生の就職内定率が初めて7割を下回り過去最低を記録したそうです。そんなニュースが目に入ったので、過去の就活事情がふと気になってきたので調べてみたら企業の人気40年を振り返る(リクナビ)という記事を見つけました。就活生に人気がある会社の変遷がよくわかりますね。この記事の最後の方でこのようなことが書いてあります。 これまでの人気企業ランキング歴史を眺めてみてまず感じること。それは、人気の産業や企業が時代ごとに大きく移り変わっているということだ。そこで、時代と企業の関係に詳しい、リクルートワークス研究所の豊田義博氏に話を伺った。 「ランキングの上位に入っている会社は、その時代の象徴的な会社、というケースが多いんですね。だから時代が移り変われば、ランキングの中身も移り変わっていくことが多いんです。企業というのは、業績や人気に大きな波があるということ。わずか10年足らずでも、大き

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/03/09
    安定をまず第一に考える就活生はランキング上位に登場するような会社に入れば、まず将来安泰ですね!
  • バフェットとジェイ・Zが語る「成功の条件」 :投資十八番 

    COURRiER Japon 2011年 04月号に世界一の投資家とも言われるバークシャー・ハザウェイのCEOバフェットと稀代のラッパーであり事業家としても成功し4億5000万ドル(370億円)の資産を持つジェイ・Zの面白い対談が掲載されていました。 ボリュームは1ページと少ないですが、異なるフィールドで成功した二人が行き着いた「成功の条件」はとても面白かった。

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/03/06
    「——音楽も株と同じってことだよ。エレクトロな音楽が流行っているからってそれに飛びついても、どうせうまくいかない。」
  • 投資で追求すべきものは何か :投資十八番 

    久々に投資の話。 人生の目的を達するにはある程度のお金が必要。私は投資はその手段と位置づけ、お金をうまく活用して「儲ける」ためにやっています。投資が全体的に活性化すれば結果的に経済社会に資することになりますがそれはマクロレベルの話。投資は何よりも自分のためにやるものです。 私は毎月定額をある団体に寄付していますが、リターンを期待してお金を投じています。完全に無償の寄付は有り得えません。寄付に求めるリターンはもちろんお金ではなく、拠出したお金で誰かが救われることに対する内心的な幸福感です。寄付金が有効に使われなければ意味がないので、どのようにお金が使われたのかをきちんと説明してくれる信頼できる団体にしか寄付はしません。内心的な満足が得られそうもない寄付を私はこれからも行わないと思います。 一方の投資ですが、先に書いたように「儲ける」ためにやるものです。金銭的なリターンを期待してお金を投じま

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/03/04
    投資は儲けるためにやるということを忘れないようにしたいです。ゲームじゃないので。
  • 「砂糖の世界史」のスケールに圧巻 :投資十八番 

    書が商品としての「砂糖」の歴史、つまり製法云々の変遷を辿っただけであったのなら読み物として面白くもなんともありません。書が圧倒的に面白い理由は、砂糖という「世界商品」を通じて近代以降の世界史をダイナミックに描いていることにあります。砂糖は大量生産によって人類の生活を抜的に変えましたが、それだけでなくイギリスの産業革命や、地球上の人間の配置をすら変えてしまった要因にもなったのです。 アジアのどこかが原生地だとされる砂糖きびは、のちにイスラム教徒の手によって「コーランとともに」西に西に移動し、ついにはヨーロッパ人の手によって「聖書とともに」新世界にもたらされます。砂糖の大量生産には膨大な人力を要するうえ、砂糖きびが土地の地味を急速に失わせる作物であるという特徴から、奴隷制に支えられた大規模プランテーションと土地と労働力を求めて移動せざるを得なかったのです。 イギリスを発した奴隷船は

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/02/22
    知識上断片化された世界史が実は砂糖を通じて深く繋がっていた
  • 教育の目的 :投資十八番 

    新年度から高校にTOEFLの受験を促す制度を導入するなど、子どもたちの英語力強化は不可欠として英語教育に力を入れる方針を打ち出した大阪府の橋知事ですが、インドの学校教育の現状を視察してこう発言しています。 日の子供に世界を生き抜く能力を身につけさせることは政治の最大使命 / 読売新聞より この「世界を生き抜く能力を身につけさせる」とは文脈的に推測するに「英語力」と同義でしょう。確かに社会に出ると英語力が問われる局面が無限にあります。でも、英語以上に重要なものは別にあるような気がします。 実は、文部科学省が定めた「学習指導要領」の冒頭の総則に、知事が言った「生き抜く能力を身につけさせる」に似た文言がでてきます。 生徒に生きる力をはぐくむことを目指し,創意工夫を生かし特色ある教育活動を展開する中で,自ら学び自ら考える力の育成を図るとともに,基礎的・基的な内容の確実な定着を図り,個性を生

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/02/14
    教育の最大の目的は知識ではなくて行動である。
  • 個人事業者はどこに行った? :投資十八番 

    (単位:万人) H22年と平成元年を比較すると個人事業主が約320万人減少しています。率にして35%減。猛烈な勢いです。 なぜこんなに事業主が減ったのか、考えてみてもよくわかりません。税法改正等で事業主に極端に不利になるようなものは特になかったはず。 法改正といえば、会社法の改正で最低資金制度がなくなりゼロ円で会社設立可能となったのがH15年。もしかして個人事業者は法人設立に流れたのでしょうか。法人設立数を調べてみました。 バブル崩壊以後はほぼ一定。予想に反して、法人設立に流れているわけではなさそうです。 320万人の個人事業者はどこにいったのか、という疑問もでてくるところですが、それ以前にバブル崩壊後、不十分とはいえ政府が起業を促す様々な諸政策を実施し、手続き面を含め一昔前と比べて格段に起業しやすい状況になったにも係わらず(法人形態、個人事業形態問わず)リスクテイカーが目に見え

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    SasakiTakahiro 2011/02/09
    H22年と平成元年を比較すると個人事業主が約320万人減少しています。率にして35%減。猛烈な勢いです。
  • 広告戦略に騙されるな :投資十八番 

    1:もっと使わせろ 2:捨てさせろ 3:無駄使いさせろ 4:季節を忘れさせろ 5:贈り物をさせろ 6:組み合わせで買わせろ        7:きっかけを投じろ 8:流行遅れにさせろ 9:気安く買わせろ 10:混乱をつくり出せ 1970年代に提唱されたものらしいのですが、売り手側からこの文章を眺めると確かにモノが売れそうですね。消費者からすれば馬鹿にされているわけですが。 また、真偽のほどは不明ですが、商人(あきんど) (永六輔)(P156)によれば、大手広告代理店はヒトラーの広告戦略をバイブルとしていたらしい。ヒトラーはゲッベルスを使って革新的な「広告戦略」を行いましたが、「我が闘争」には以下のようなことが書いてあります。 ・宣伝は大衆に対してのみおこない、知識階級には命令すればよい。 ・大衆は女性的であり、感情と情緒に支えられる。 ・大衆の感受性は狭い。理解力はな

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2011/01/31
    電通の「戦略十訓」がモノの売り手側からの「買わせる」視点なのであれば、それを逆読みすれば消費者側からの「買わない」視点になります。
  • Googleの凄さ(そして怖さ)は株価では測れない :投資十八番 

    Googleの戦略目標(ミッション)は、「世界の情報を組織し、一般的にあまねくアクセス可能にして役に立つようにすること」とSEC報告書の中で高らかに謳っています。Youtubeを買収したり、各地で反発を受けながらも世界中の書籍をウェブ上で公開しようとしたり、失敗に終わりましたが60億ドルという巨費を払ってまでもGROUPONの買収を目論んだのも、一見脈略もなく手を広げているようにみえて、実のところ「世界の情報を組織」するというミッションに向かって邁進しているに過ぎません。 なので、小飼弾さんが2010年のAppleから学ぶべき3つ不等式で書かれている、 Googleは…あまりに多くのことに手をつけ、あまりに多くのものを放置しているのでまとめようがない。多分中の人々にすら。 とは異なる印象を私は持ってるし、 Googleの株価の迷走ぶりは、自らの価値を見失っているぞという市場からのメッセー

    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2010/12/31
    株価=人気×サプライズ×実績
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