負けてみることなんて出来ない。 一年が行き過ぎるのはなんと早いのだろう、 という嘆きは、大晦日の定例行事だと思うのですが、 今年ばかりはそんな言葉を口に出来ません。 五年分が、むりくり一年に濃縮されたんですね、どういうわけか笑。 素敵な、充実した、などとサラッと言い表せたらどんなにいいかと思うのですが 正直あまりにすさまじい一年でした。 受賞、高校卒業、上京、大学入学……。 学生としても、書き手としても、環境が大きく変化しました。 東京という場は私に変革を求めました。 作品に、ではなく、私自身に。 いかに自分がものを知らないのか、、 あらゆる局面で己の無知を痛感しました。 張り詰めて張り詰めて力を振り絞って、 気が抜けた束の間に、ぼろぼろわんわん悔し泣き…… という日々の繰り返しだったように思います。 夜中に「どうしてこんなことが、信じられない」と 涙したところで、なーんにも変わりませんで