【クアラルンプール=梁田真樹子】消息を絶ったクアラルンプール発北京行きのマレーシア航空370便(ボーイング777―200型機、乗員・乗客239人)について、マレーシアのナジブ首相は15日、記者会見し、「何者かによる意図的な行為があった」と明らかにした。 ただ、「ハイジャックとは確認されていない。あらゆる可能性について調べている」と語った。首相は「不明機の交信装置2台が切断され、消息を絶った後も約6時間半航行した」と説明、不明機がカザフスタンとトルクメニスタンの国境付近か、インドネシア西部からインド洋南側にあるとの見方を示した。 ナジブ首相は、南シナ海での捜索活動を終了することも表明した。