科研申請が近づいたせいか(?)憂鬱な話に目が行く。 大学生が就職活動に際してまずやらなければいけないとされているのが「SPI(総合適性検査)」だと言われている。その中でも学生たちにとって最初のハードルとなるのが、いわゆる「自己分析」である。特に学生たちに話を聞いたり、就職活動対策本などを眺めていると、「履歴書に書く自己紹介」というのが就職活動にあたって最初のハードルになるとよく言われる。〔ええと、「……を聞いたり、……を眺めていると、……とよく言われる」というのは何だか妙な文章ですな。――引用者〕その原因はそれが単なる「私は私のことをこう思う」という一時的な水準の自己紹介ではダメだ、と指導されるからだ。〔「一時的な水準」?――引用者〕そのため自己分析のプロセスにおいては、「私が思う私」と「他人が思う私」というふたつの自己像を使って、さらにそれを自分が応募する企業が求めるような「自己像の記述
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