2008年03月13日 日銀人事に思う。(後編) カテゴリ:カテゴリ未分類 さて、「日銀人事」に思う。 後編です。 最後に、政府・与党が国会に提案した 日銀総裁候補である 武藤敏郎氏 について、私なりに 少し書いてみたいと思う。 武藤氏というのは、 私の博士論文のケーススタディの1つだった 「大蔵省改革と日銀法改正」 の政策過程で キーマンとも言える 人物だったのでね。 結論から言えば、 「武藤敏郎氏が日銀総裁に就任した場合、 財政金融の分離に関して 野党が主張するほど 財務省寄りに動くことはない。 日銀の独立性については、 『現行の日銀法が規定する範囲において堅持する』 という姿勢を保つと思われる」 ということである。 どういうことかというと、 「かみぽこ政治学」で これまで何度か書いてきた 「官僚は、自らが作成に関わった法律に 強い思い入れを持つ」 という、「かみぽこ官僚論」(?=苦笑