ラジオ業界に関わる様々な人を掘り下げる連載「ラジオの現場から」。今回登場するのは、文化放送の太田英明編成局長だ。1986年の入社以来、アナウンサー一筋だったが、昨年10月付けで編成局長に就任。番組内で辞令が発表されるという前代未聞の出来事が話題になった。 この春で入社35年を迎える太田氏にあらためて編成局長を打診された時の心境、そして編成という仕事への意気込みを聞いた。 ■「そんな要職に就くはずがないと思い込んでいた」 太田英明氏 ――今日は太田さんに根掘り葉掘りお話をお聞きできればと思っています。 過去のインタビューを拝読させていただいたんですが、あんなお話ができるのかどうか、ちょっとビビってます。読み終わったあと、逃げ出したくなりました(笑)。 ――そんなそんな(笑)。よろしくお願いします。とにかくまずお聞きしたいのは、昨年10月1日付けで編成局長に就任されたことについてです。最初に打